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きらきら星 2章 ♯10

JUGEMテーマ:連載   きらきら星 2章 ♯10:嵐と掌 赤城センセに画鋲の件を伝えると、小さく「・・・古っ」と彼女は呟いた。 そこは思っても言わないところではないかな、と思うものの、私と翼は苦笑いだけに留めた。亜紀ちゃんは憤りが収まらない様子で、二時間目が終わる頃までぐちぐちと言っていた。 結局今日は私と亜紀ちゃんだけだった。「・・・うあーっ、疲れたっ」 四時間目の終わりを告げるチャイムとともに後ろの席の亜紀ちゃんが唸った。 私は言葉には出さないものの伸びをして、大きく息を吐き出す。今日一日...

きらきら星 | 2009.03.29 Sun 15:21

整体師 諸星玄丈 第60話

JUGEMテーマ:連載 第二章 玄丈先生の懸念 2 愉気講座にて(7) 京子は依頼主の説明から始めた。「私に依頼されたのは巽治朗という方です。ご存知ありませんか?」「もしかして、ビジネスの本を書いている人のことですか?」「ええ、そうです」 京子の眼が一瞬光った。 京子は巽の説明をつづけた。「巽さんは本を何冊も出されている立派な方ですわ。その巽さんに頼まれたのです。明日、巽さんの説明会があるので、月田さんもいらっしゃいませんか。もちろん私もまいりますけど、きっとお気にめすと思いますよ」「どんな仕事で...

ブログ小説 整体師 諸星玄丈 | 2009.03.29 Sun 08:31

EGOIST.17

JUGEMテーマ:連載The pursuer and the pursued.--01

Dear Children | 2009.03.29 Sun 02:09

整体師 諸星玄丈 第59話

JUGEMテーマ:連載第二章 玄丈先生の懸念 2 愉気講座にて(6)「そう」 敦子はがっかりしたようだ。「たしかに、げっしんにはその方がいいかもしれないわね」 そう言うと彼女はちょっとの間だけ眼を伏せてしまった。 しかし、しばらくして敦子はすっと眼をあげた。「ところで、げっしん。いい話があるのよ」 妙に明るい声だった。「はあ? なんでしょう」「あなたは失業中だと聞いたんだけど、そうなの?」 突然のことで、ぼくは驚いた。「……そうなんです。仕事がなくて困ってるんですよ」 ぼくは正直に言った。敦子がそこま...

ブログ小説 整体師 諸星玄丈 | 2009.03.28 Sat 10:21

整体師 諸星玄丈 第58話

JUGEMテーマ:連載 第二章 玄丈先生の懸念 2 愉気講座にて(5)  それから話はとてもスムーズになった。敦子という人物は、一旦心を開いた相手には、非常に親切で面倒見がよく、とても頼りがいのある人なのだとわかった。 彼女は道場での体験をいろいろ語ってくれたが、目下の彼女の悩みは、整体の腕がなかなか上達しないことらしい。「型が難しくてねえ」 彼女はため息をついた。 整体の処置を行うこと、これを整体操法と呼ぶが、操法を行うに当たっては型というものがある。これは武術や日舞の型と同じようなもので、...

ブログ小説 整体師 諸星玄丈 | 2009.03.27 Fri 08:40

きらきら星 2章 ♯9

JUGEMテーマ:連載  きらきら星 2章 ♯9:精神的外傷 亜紀ちゃんは憤慨した様子で乱暴に鞄を下ろした。 私は掌の中の三つの画鋲を見つめる。『おい、なにぼーっとしてんだよ』 翼が声をかけてきた。私はそれに返事をせずに翼を見上げる。今は亜紀ちゃんがいるから、翼とは話せない。 翼の真っ直ぐな瞳と視線がかちあった。 その髪の毛とは打って変わって日本人的な深い焦げ茶色の瞳をじっと見つめる。「・・・・・・」『・・・・・・』 言葉を交わさずにしばらく見つめ合う。こうやってずっと目を合わせていられるのは翼くら...

きらきら星 | 2009.03.26 Thu 20:18

整体師 諸星玄丈 第57話

JUGEMテーマ:連載第二章 玄丈先生の懸念 2 愉気講座にて(4)   講座が終わったあと、どういう風の吹き回しか敦子がぼくを呼び止め、成城学園駅近くの喫茶店でお茶を飲もうと誘ってきた。人間関係をよくするためだと思い、ぼくは気乗りしなかったものの承諾した。 喫茶店の席に座ると、敦子は親しげな顔つきでぼくに薦めた。「月田さん。ここはコーヒーの専門店だけあって、コーヒーがおいしいのよ。そうそう、コーヒーゼリーもいけるわ」 道場での印象しかないぼくにとっては、思いがけない言葉だった。 コーヒーが運...

ブログ小説 整体師 諸星玄丈 | 2009.03.26 Thu 07:50

整体師 諸星玄丈 第56話

JUGEMテーマ:連載第二章 玄丈先生の懸念 2 愉気講座にて(3) やがて、玄丈先生の講義が始まり、全員が正座のまま車座になった。 すると、玄丈先生が声をかけた。「右手で右隣の人の左手首を軽くつかんでください」 全員がこれを行うので、みんなで輪をつくって手をつないでいるような格好になった。こうしてから、全員が軽く眼を瞑った。 ここで、玄丈先生が注意を与えた。「では、これから息を揃えます。私がハイと言ったら息を吸ってください」 一呼吸おき、先生が指示された。「それでは、ご一緒に大きく息を吸い込んでく...

ブログ小説 整体師 諸星玄丈 | 2009.03.25 Wed 08:45

整体師 諸星玄丈 第55話

JUGEMテーマ:連載第二章 玄丈先生の懸念 2 愉気講座にて(2) 玄丈先生の健康道場で催されている愉気講座は、毎週火曜日の昼過ぎに行われていた。そのため、出席者のほとんどが女性で、とりわけ主婦が多かった。 ぼくはこの日、たまたま岩下敦子という会員の隣に座っていた。 敦子はぼくより十歳くらい上、おそらく四十歳くらいだろう。顔がふっくらしていて、腰まわりにもかなり肉がついていた。 まだ話をしたことはなかったが、敦子はこの道場に十年以上通っているベテランで、しかも親切そうなおばさんだったから、多くの会...

ブログ小説 整体師 諸星玄丈 | 2009.03.24 Tue 07:49

ミスター・グリーンと空とぶポニー #5

 つぎの日の早朝、せっかくのここちよい夢のなかにいたフィフィは、ミスター・グリーンの興奮ぎみの声にとつぜん起こされてしまいました。窓のそとを見ると、東の地平線がうっすらと白んでいるだけで、空はまだ濃いぶどう色をしていました。「なんだい……ぼくたち、イタリア旅行のまっ最中だったんだぜ。ほら、ぼくとオリーブといっしょに──」「旅行なんておれがいつでもつれていってやるさ。ほら、いいからいいから!」 こんなに高揚したミスター・グリーンはじつにひさびさのことでした。さからってもむだだと判断したフィフィは...

こどものほん | 2009.03.23 Mon 17:56

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