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小説/詩

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小説/詩
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季節が過ぎる。

JUGEMテーマ:小説/詩   懐かしい思いに駆られる   懐かしい風景が繰り返す   スタートは春   春ぼかしの季節の中から新しい希望が生まれる   長い冬が終わる時、いつも   「つらかった」と心の底から思う   そう、過ぎればすべて大いなる歴史の一部分という記憶の中に   閉じ込められて忘れていく   忘れてはいけない事と忘れていいことのはざまに   「毎日」がある   今日という日は2度と来ない ...

Jupiter〜夢を失わずに〜 | 2021.03.07 Sun 17:09

詩『頭痛 III:Have A Headache III』

気圧と期末 きのうみた夢 青猫に ただひたすら融けてゆくひと それにくわえて あのひとのせい 責任の所在はあきらかである しかしそれに処すべきものは なにもない くすりはのんだ いまのんでもおなじだろう いっそしんぢゃいたい しんでもいい しんぢゃだめぇ ねぇ、もういいでしょう すきにさせて ねぇったらねぇ まだあさだ もうあさだ どうどうめぐりばかりがこだまして わたしのからだはねがえりすることしかしらない もういい そんなすてぜりふをなんどさけんだことか あきらめたわけでもない のぞみがある...

with a kiss, passing the key | 2021.03.07 Sun 00:00

負社員 第2話 疲れて溜息をつく、それはヒトに与えられた最高の特権

JUGEMテーマ:小説/詩   「どうだった。今回の新人さんたちは」大山が問う。 「そうねえ」木之花はふう、と息を吐きながら書類の挟まったファイルをばさりとデスクに置いた。「まだ初日だからなんとも言えないけれど……一人、やたらテンション高いのがいるわね」 「へえ。どの子?」大山は木之花が置いたファイルを取り上げ、中の書類の角ををぱらぱらとめくる。 「結城、って子」木之花が答え、肩を竦める。「もう一人の男子、時中って子と同い年だけど、そっちの方はやたらクールで。この二人、ちょ...

葵むらさき言語凝塊展示室 | 2021.03.06 Sat 22:50

冬の終わりを告げる淡雪。

JUGEMテーマ:小説/詩   あなたたちといた日々が懐かしい 色んな恐怖と闘いながら 私達は「戦士」だったね…   いつの間にか、山ほどの「戦友」がいてくれるようになり 孤独よりも、相手を思うほどに湧く勇気に 心熱くなり、必死で叫んだ   誰も死なせない、その言葉を思い出すかのような 昨年の映画に 自分が必死で戦った日々を懐かしく思い出す   「悪は」どこに消えるのだろう? 私にはわからないまま、曖昧に時は過ぎた   しばらくは ...

Jupiter〜夢を失わずに〜 | 2021.03.04 Thu 13:04

詩『ぬりえをあかく:In Red On A Colouring Picture』

ゆうひ 団地の そのいっかくにある商店街 とじられたたままのシャッターの そこでたわむれる少女たちのくちびる 指 ごほんのうちのさんぼん つまみあげるのは 飼い猫の脾臓 こだまする さきほどまでのその聲は とらわれた子供達 かかえられてほうりだされたそのあとの 荒縄に猿轡 暗闇のなか かれたなみだのあとにも やぶりすてた頁 反古にしたアイデア 本来ならば 暖炉にでもくべたいところ でもそれは 不燃物として 回収されるべきかもしれぬ

with a kiss, passing the key | 2021.02.28 Sun 00:00

詩『わくらば:Blighted Leaves』

Iに

with a kiss, passing the key | 2021.02.21 Sun 00:00

葵マガジン 2021年02月20日号

JUGEMテーマ:小説/詩   ◇◆◇◆多重人格の急須2 〜肉じゃがは時空を越えて〜◆◇◆◇ 第40話 築山、告白する 後編(了)   「なぜ君が出てくる」博士は目を剥いて動揺した。「わしは大石くんに」 「ああ、彼こういうの苦手なんですよ」舞子が解説した。「感動とかロマンとかの話になると、いっつも逃げるんです」 「ふふふ」正吾は両手で包み込んだ博士のしわがれた手をそっと撫でた。「あなたのお役に立てて、本当に嬉しいよ。マイ・ディア」 「大石くんに」博士は正吾に向かって熱心に伝言を頼んだ...

葵むらさき言語凝塊展示室 | 2021.02.20 Sat 22:39

遠い君に贈る。

JUGEMテーマ:小説/詩   距離の分だけ、心が君を忘れていく   忘れるつもりなどないのに、日々に流されてしまうんだ   君を見失う?…いいや。   心の隅にいつもいる人が増えすぎて   いちいち思い出さなくなった   現実の生活での友達はいない自分   一人もいないことが潔い自分で我。   心の隅にいる人たちは大切な仲間だ   決して手を離さない自信があるんだ。   それでも日々の暮らしは自分を空白にす...

Jupiter〜夢を失わずに〜 | 2021.02.20 Sat 14:24

詩『怨嗟:Grudge』

Yに

with a kiss, passing the key | 2021.02.14 Sun 00:13

葵マガジン 2021年02月13日号

JUGEMテーマ:小説/詩   ◇◆◇◆多重人格の急須2 〜肉じゃがは時空を越えて〜◆◇◆◇ 第39話 築山、告白する 前編(全40話)    舞子はその眩さに目をほとんど開けていられなかったが、辛うじて睫毛の間から急須が小刻みに振動しながらその白き光を吸い込んでいくさまを見届けた。  それは渦を巻いて、見ている自分までが巻き込まれそうなほど激しい勢いで、十秒とかからずすべて飲み込まれてしまったのだ。 あとには、今までそこにあった光の存在が嘘のように、ごく普通のフローリングの部屋が存在...

葵むらさき言語凝塊展示室 | 2021.02.13 Sat 21:54

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