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JUGEMテーマ:小説/詩 陽光がさす、そんな休日に心はささくれ立っていても いつしか、癒されていく。 君が私の心の中で一番幸せな瞬間とは?という問いを投げかけてきて それは、答えられないままの今がある。 本当は、戦うのが幸せなのか、休息が幸せなのかわからないままだ。 いつしか、時が満ちても、自分はまだ、分からないままで終わるかもしれないと思う。 会いたい人はいない 行きたいところもない 欲しいもので、手に入らない...
Jupiter〜夢を失わずに〜 | 2022.06.04 Sat 12:10
JUGEMテーマ:小説/詩 「参加してどうするというのだ」時中が訊き返す。 「仕事上の愚痴をこぼし合うのでしょうか」本原が確認する。 「うーん」結城はハンマーを肩の上に振り上げながら上方に視線を移した。「どうなのかなあ。同じ会社に勤めてるわけでもないしねえ、話が合うかどうか」 「下手に仲間面して祟られたりしたらどうするつもりだ」時中が眉をひそめる。 「祟られるのですか」本原が確認する。「出現物というのは悪霊の仲間なのでしょうか」 「まあ大丈夫だよ」結城はこつこつと岩を叩き始めた。「...
葵むらさき言語凝塊展示室 | 2022.06.03 Fri 20:12
問一:A&B 一〜二ページ、会話文だけで執筆すること。 脚本のように執筆し、登場人物名としてAとBを用いること。ト書きは不要。登場人物を描写する地の文も要らない。AとBの発言以外は何もなし。その人物たちの素性や人となり、居場所、起きている出来事について読者のわかることは、その発言から得られるものだけだ。 「オウ、これは」 「ウォークインクローゼットだね」 「ツネヒゴロから気になっていたんデスが」 「何?」 「何なんデスか? ウォーキンて」 「歩いて入るんでしょ」 「歩く意外に入る方法...
水平線上の雨 | 2022.05.29 Sun 23:59
JUGEMテーマ:小説/詩 「いや、それ完全に嫌がらせですよね」低い声がぼそぼそと言う。 「まただわ」磯田社長が自分の腕を抱き込む仕草をして肩をすくめる。「何なの、これ」 伊勢は黙したまま視線をエレベータの天井に向ける。 「そう取らないで下さいという前に、そう取れる行動をしないで下さいよ」抑揚のない声はなおも、暗く沈んだ様子で呟いた。 「誰なの?」磯田は不愉快そうに眉をしかめて訊ねた。「名前を言いなさい」 「一人の社員の前で別の社員を褒め称えるってね」別の方向から、多少は明るい声...
葵むらさき言語凝塊展示室 | 2022.05.27 Fri 10:57
JUGEMテーマ:小説/詩 「咲ちゃん」茫然と、木之花を呼ぶ。 「――はい」木之花は何かを察知した様子で、慎重に答える。「何か、来ました?」 「うん」恵比寿は相変わらず茫然としている。「納品書」 「納品書?」神たちは異口同音に訊き返した。「どこから――」そして異口同音に問いかけ、異口同音に絶句した。「まさか」 「マヨイガから」恵比寿が答える。「サンプル納品、って」 ◇◆◇ 「消えちゃったねえ、啓太君」結城が上方を見回しながら残念そうに言う。「まだどっかその...
葵むらさき言語凝塊展示室 | 2022.05.20 Fri 11:39
するり、とそうするのが当然のように掬いとられた手に、彼女は視線を上げた。 そこには当然今の今まで傍にいた彼がいて、右手一つで何故か彼女のその手を撫でる。そこにはそれ以上の意味など感じ取れず、無口で無表情の彼が一体何故そうしているのか全くわからなかった。 私の手が何か?そう訊いても、己の感情の機微を滅多に口にもしてくれない彼からはやはり言葉は返らない。別段嫌なわけでもないし、彼に限ってそこから何か甘やかな意味を含む展開になるはずもないので、彼女は諦めて彼の好きにさせた。そうすると、優しく撫...
雪乃に!サイコロ振らせろ!! | 2022.05.17 Tue 23:51
みえるのはボールあそび たまがひとつ みぎへいったりひだりへいったり そしてそれにつられて右往左往するこどもたち いまのわたしにできるのはそれをながめるだけ もちろん ほほえんだりはらはらしてもいいのだけれども みえるのは殺戮 たからかにわらっているのはたったのひとりで ほかはだれもにげまどうばかりだ 必死とはこのことなのだろう それはきのうのひるさがり いまはただすなぼこりがまうだけなの ではどうして わたしにそれがみえるのか わたしにわかれをつげるひとがいる てをふって さっきまでこの部屋...
with a kiss, passing the key | 2022.05.15 Sun 00:00
JUGEMテーマ:小説/詩 「鯰」鹿島は反射的に池の傍で膝を曲げ、その次の瞬間には自らも池の中に頭から飛び込んでいた。 「鹿島さん!?」恵比寿が叫んで立ち上がる。 池の径は三メートル程もあるが、深さは人間の身長の半分ほどもない筈だ。そこに頭から飛び込むというのは、無謀な行動に思えた。池の水面は大きく波打っている。 「――」恵比寿は茫然と波打つ水面を見詰めた。 何も、浮かび上がっては来ない。鹿島も、鯰も。 「――ま、さか」恵比寿は茫然と呟く。 「鹿島さん」 「鹿島さん」 「え、今どこに...
葵むらさき言語凝塊展示室 | 2022.05.13 Fri 10:24
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