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大石内蔵助「掟の盃」・「遊春盃」

国立劇場のプログラムを見て、大石内蔵助がデザインしたといわれる「掟の盃」あるいは「遊春盃」と呼ばれる蒔絵盃についてまとめておきたくなりました。これについては我楽多談義というサイトですでに考察されていらっしゃるので、参考にさせて頂きながら、情報を付加し、さらなる情報提供を頂きたいと思います。  これらの盃は仇討を胸に秘めながら、敵の目を欺くため、あるいは本当に楽しんでいたために遊里で遊びほうけていた大石内蔵助が自らデザインしたとされる盃で、酒を飲むうえでの五箇条の掟が高札に書かれています。 ...

蒔絵・研究日誌 | 2013.12.22 Sun 02:32

幸田町教育委員会 瑞雲山本光寺報告書

 2010年から参画してきた愛知県額田郡幸田町にある肥前島原藩主松平家菩提寺、三河本光寺の発掘調査報告書と文化財調査報告書が完成しました。   このお寺では、集中豪雨によって、島原藩主松平忠雄の墓石が傾き、修理のために発掘したところ、印籠や小判が出てきました。私はニュースで知り、このブログにも書いたのですが、後にこの調査に私自身も参画させて頂くことになったのでした。  2010年から4回ほど出張し、出土品と本光寺伝来品の調査を行い、今回の『松平忠雄墓所発掘調査報告 遺物編』に「忠雄墓所出...

蒔絵・研究日誌 | 2013.11.22 Fri 18:06

「狩野栄川院と徳島藩の画人たち」展図録(徳島市立徳島城博物館)

徳島市立徳島城博物館から「狩野栄川院と徳島藩の画人たち」展図録が届きました。小川裕久「狩野栄川院典信雑考」と図版作品解説、高尾曜「狩野栄川院と飯塚桃葉」からなります。いずれも新しい切り口で、これまでにない狩野栄川院像に迫っています。購入は徳島市立徳島城博物館まで。 「狩野栄川院と徳島藩の画人たち」 図録  

蒔絵・研究日誌 | 2013.10.26 Sat 17:46

「山田常嘉の文献研究」を『漆工史』に発表しました。

 今年度の漆工史学会は、今日、MIHO MUSEUMで開催されていますが、諸般の事情で出席できませんでした。今頃『漆工史』36号が刊行されて配布されていることでしょう。私は36号で「山田常嘉の文献研究 新出史料の由緒書を中心に」を発表しました。史料を発見したのは1997年、論文を書き始めたのが2005年の大晦日でした。ずいぶん長い時間がかかってしまいました。  1997年、当時民間企業に勤めていた私は平日に休暇を取ることが困難でした。昼夜連勤した翌日などであれば平日の昼間に時間を取れたため、そうした時...

蒔絵・研究日誌 | 2013.10.26 Sat 14:17

「上杉謙信 天下取りの方程式を見つけろ!」その1

ようやく見ました。BS歴史館。 冒頭出て来た、一面おびただしい血書から触れる。 書いたのは、関白近衛前嗣(さきつぐ)で、長尾景虎(後の上杉謙信公)に誓いを立てて書いたものである。 紙の裏面にまで血が染み出ていて、並々ならぬ決意が伺える。 現在米沢の上杉博物館に所蔵されている。 血書は、前嗣と景虎の間で交換されており、現存するのは前嗣の書のみ。 景虎の血書は伝わっていない。 文面をいづなが読み下してみる。 起精(請)文之事 一、今度、長尾殿一筋に頼りにし、遠国へ行くことは少しも嘘はあり...

戦国カフェ | 2013.10.08 Tue 20:04

(日本史)さんかくぶちしんじゅうきょう【三角縁神獣鏡】が出土する古墳とは?

なんとなく日本史ネタです。 三角縁神獣鏡は京都府の椿井大塚山古墳(つばいおおつかやまこふん)を中心に出土する銅鏡のこと。 3世紀に中国の明帝(めいてい)が卑弥呼におくった銅鏡ではないかと憶測されている。 関連記事 日本史ノート(1)邪馬台国以前 JUGEMテーマ:日本史

パンダMagazineプラス | 2013.07.11 Thu 05:03

日本史ノート(1)邪馬台国以前

JUGEMテーマ:日本史 邪馬台国の成立以前の日本はどのような状況であったか? 時期はおよそ紀元前1世紀〜紀元107年について概観してみます。 当時、つまり、今から2000年くらい前の日本の状況は中国の史書からうかがい知ることができます。 紀元前1世紀に関しては、【『漢書』地理志】に、 日本の情勢に関する記述を垣間見ることができます。 『漢書』地理志の記述の要点は以下のような内容です。 紀元前1世紀ころ、日本は倭(わ)と呼称されており、 日本列島は統一されていなかった。 100余りの小国が...

パンダMagazineプラス | 2013.06.29 Sat 16:48

坂本政道 出雲王朝の隠された秘密

坂本政道 出雲王朝の隠された秘密 浮かび上がる古代の神々と国のかたち  坂本 政道 著 2013.06.11 発行 ISBN 978-4-89295-923-3 C0095 四六上製 256ページ 古事記・日本書記の1300年の虚構がついに明らかになる 考古学(墳墓・土器・青銅器)と古代文献(風土記・万葉集) から見えてくるまったく新しい日本誕生の真相第3弾 元半導体エンジニアの「高次意識」研究家が明かす 60年に一度の遷宮で注目の巨大パワースポット出雲大社の謎

ハート出版近刊案内 | 2013.05.30 Thu 20:59

東京裁判を批判したマッカーサー元帥の謎と真実

東京裁判を批判したマッカーサー元帥の謎と真実 GHQの検閲下で報じられた「東京裁判は誤り」の真相 吉本 貞昭 著 2013.05.31 発行 ISBN 978-4-89295-924-0 C0012 四六上製 304ページ 日本人にとって東京裁判とは何か? マッカーサー元帥はなぜ東京裁判を批判したのか? その謎と真実を豊富な資料と証言によって解き明かす マッカーサー研究の決定版、衝撃のノンフィクション。 「東京裁判は誤り」のルーツは「南北戦争」にあった― 「この裁判は史上最悪の偽善です」 ――チャールズ・A・ウイロビー陸軍少将(...

ハート出版近刊案内 | 2013.05.30 Thu 20:52

東京裁判を批判したマッカーサー元帥の謎と真実

JUGEMテーマ:日本史 東京裁判を批判したマッカーサー元帥の謎と真実 GHQの検閲下で報じられた「東京裁判は誤り」の真相 吉本 貞昭 著 2013.05.31 発行 ISBN 978-4-89295-924-0 C0012 四六上製 304ページ 日本人にとって東京裁判とは何か? マッカーサー元帥はなぜ東京裁判を批判したのか? その謎と真実を豊富な資料と証言によって解き明かす マッカーサー研究の決定版、衝撃のノンフィクション。 「東京裁判は誤り」のルーツは「南北戦争」にあった― 「この裁判は史上最悪の偽善です」 ――チャールズ・A・...

ハート出版近刊案内 | 2013.05.30 Thu 20:50

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