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斎藤道三の家系図を作ってみました

JUGEMテーマ:歴史   織田信長の美濃侵攻を整理していますが、斎藤道三の家系図を作ってみました。斎藤道三はもともと美濃小守護代の長井長弘の家臣だったのですが、道三の父親、松波庄五郎か道三が長弘を上意討ちして殺害します。そのあと、道三は美濃守護の土岐政房が死んだ後、長男土岐頼武を追い出して土岐頼芸を守護に据えます。次男の頼芸は傀儡となります。頼武は朝倉の支援を得て頼芸と戦い、守護職を手にします。しかしそのあと頼芸は挙兵、頼武は越前に追われて守護職を失います。    

上高地 仁の真・百斤の黄金 | 2023.08.18 Fri 22:01

稲葉山城の戦いを考える5 美濃攻略の地図3鵜沼城と猿啄城

JUGEMテーマ:歴史   1564年(永禄7年)5月に尾張東北部の犬山城を手に入れて、織田信長は尾張全域を完全に手中にします。美濃を手に入れるには、斎藤義龍の居城、稲葉山城を落とさなければなりません。信長は稲葉山城を攻略するまえに、東美濃を攻めます。木曽川を挟んで、北には美濃方の鵜沼(宇留摩とも)城、そしてその北には猿啄城(さるばみじょう)がありました。美濃攻略の第一歩は、鵜沼城から始まります。      

上高地 仁の真・百斤の黄金 | 2023.08.16 Wed 19:56

明智光秀と織田信長の邂逅は幼少期だった? その3

JUGEMテーマ:歴史   明智光秀には取り分けて飛び抜けた才能があったとは思えません。彼は妻の縁者が織田信長の側室だったことで、信長の視野に入り、足利幕府の家臣だったことで、いろいろと役目を仰せつかったのではないでしょうか。武士というより、吏僚としての能力が高かったのは確かです。秀才ではあったけれど、天才ではなかったでしょう。戦略眼と戦術眼は並で、それを補っていたのは斎藤利三だったのです。信長の意向は「御ツマキ」から得て、実際の戦いは斎藤利三に依存していたに違いありません。   ...

上高地 仁の真・百斤の黄金 | 2023.08.14 Mon 20:26

日明貿易のために、明の臣下となることを受入れた室町幕府

JUGEMテーマ:歴史     南蛮貿易の一時代前、足利幕府は日明貿易で巨額の利益を得たとされる。 「天皇の国史」(竹田恒泰)から引用させていただく。   //////////////////////////////////   富に目が眩んで始めた日明貿易   義満は、応永六年(一三九九)、支那や朝鮮と貿易していた大内義弘を討つと、自ら日明貿易により巨額の利益を得ようと、形振り構わず明に通交を求めた。日明貿易は幕府に莫大な利益を齎すため、義満はその利益に目が眩んだとみられる。ただし、明...

にきみたまの道 日本史探訪 | 2023.08.12 Sat 15:21

明智光秀と織田信長の邂逅は幼少期だった? その2

JUGEMテーマ:歴史   『明智光秀と斎藤利三』には興味深い史料が紹介されています。江戸時代中期に書かれた細川藤孝以降四代にわたっていくつかの伝記を編纂した『綿考輯録(めんこうしゅうろく)』という本に、足利義昭と織田信長が出会う頃のエピソードが書かれているそうです。信長に会いにいく細川藤孝に明智光秀はこう語ったそうです。 我等、彼の室家に縁あり (『明智光秀と斎藤利三』48ページ) 「室家」というのは他人に妻に対する敬語だそうで、光秀は信長の妻と縁がある、つまり、妻の親戚だと述べ...

上高地 仁の真・百斤の黄金 | 2023.08.11 Fri 20:26

明智光秀と織田信長の邂逅は幼少期だった? その1

JUGEMテーマ:歴史   織田信長の美濃攻めでは、明智光秀は登場しません。美濃の明智城の城主の親族だったと言われる光秀ですが、そのころは越前国にいました。長良川の戦いでは光秀は斎藤道三について戦いますが、敗者となります。主城の明智城は斎藤義龍の家臣、長井道利によって攻められ光秀は辛くも逃げ出します。光秀は明智城の親族の一人だと思われますが、確信できる一次資料はないようです。明智光秀をすこし調べようと『明智光秀と斎藤利三(桐野作人 著 宝島社新書)』を読んで見ました。    

上高地 仁の真・百斤の黄金 | 2023.08.10 Thu 22:48

北条時宗

私に対して神風(台風)を当てるのはヤメロ! ヤメテクダサーイ!   ダブル台風が来てるんだが、果たして私は今年度の元寇史跡巡りに行けるのか? ええい、狼狽えるな! この『北条時宗』を読んで落ち着くんだ! NHK大河ドラマ『北条時宗』の原作をさいとう・たかをがコミカライズした歴史漫画である。物語序盤は第五代執権北条時頼が主人公で何やら一族内で争っている。皆んな北条さんだし分家も多いので、家系図を確認しながら読まないと親戚の誰さんと戦っているのか理解が難しい。他の北条本と併読して、ようやく薄...

漫画を読む。 | 2023.08.10 Thu 07:09

男の肖像

『男の肖像』は古代ローマ史やイタリア史といった歴史小説で有名な塩野七生の作品である。実はあんまり塩野七生を読んだ事がない。何故ならば、私は西洋史に関心がないからだ。じゃあ、何でコレを読んだよ? ふふふ。ソレは塩野七生が北条時宗を語っているからだ。時宗を辛口批評というか、「斬る!(kill?)」とばかりにズタボロに書いているのではないかと危惧していたところ、意外や意外。時宗の武力防衛を高く評価していた。NHK大河ドラマ『北条時宗』以前の随筆らしいが、欧米にウケる日本のテレビ番組を製作するとしたら、「北...

漫画を読む。 | 2023.08.07 Mon 06:59

古代信仰の馬 〜紀伊風土記の丘夏期企画展

JUGEMテーマ:歴史   和歌山の紀伊風土記の丘資料館において夏期企画展『紀伊の地を馬が駆ける』が開催されています(〜9/3まで)。 日本列島に馬がもたらされたのが1500年程前の古墳時代中期とされます。 和歌山ではいくつかの遺跡で馬にかかわる遺物が比較的多く発見されることから、今回の展示もそのような特徴をアピールする目的があるようです。 《1》紀伊の「牧」  会場に入るとすぐ目の前に馬の全身骨格(東大阪・日下遺跡出土)が展示されています。  生物的な構造を知るための骨格標本ではなく、...

アルカイック・ハウス | 2023.08.07 Mon 00:20

稲葉山城の戦いを考える4 美濃攻略の地図2犬山城

JUGEMテーマ:歴史   織田信長が西美濃に侵攻した翌年の1562年(永禄5年)に、犬山城の城主だった織田信清が信長に反旗を翻します。信清は信長の父、織田信秀の弟織田信康の息子でした。信秀は清洲城の織田大和守家の奉行でしたが、信康は尾張の北東にある犬山城の城主で、岩倉城の織田伊勢守家の織田信安の後見役をしていました。信康は1544年(天文13年)の斎藤道三と戦った加納口の戦いで討ち死にし、息子の信清が犬山城を引き継ぎます。    

上高地 仁の真・百斤の黄金 | 2023.08.02 Wed 21:45

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