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JUGEMテーマ:オペラ 今夜この記事を書けるより素敵なことってないわ。『カルメン』が大好きなんです。 どれくらい大好きかといえば、 それを言い尽くすだけでこのブログを運営できてしまうほど。 かつて文学論のゼミを専攻して、 その卒論の題材もプロスペル・メリメの原作小説を選んだ。 どんな駄作の風評が出回ろうとも、 彼女を目に納められるなら、どこへだって行く。 それくらいに好きなんだ。 この"Overture(序曲)"を知らない人はいないのでは? ...
起臥のならいにオペラがあれば | 2019.08.01 Thu 23:58
JUGEMテーマ:オペラ 一昨日から"An ABCs of Opera(オペラのABC)"について、 だらだらと書き連ねています。 今夜は『ラ・ボエーム』。 私のみならず日本中から、のみならず世界中から愛され続けている作品。 さもありなん、この物語には人気作に必要なあらゆる条件がそろっています。 しかも、あのジャコモ・プッチーニによる情感豊かな音楽と来たら、 これがオペラ作品の代表と謳われるのも頷けます。 あの1996年度トニー賞ミュージカル部門作品...
起臥のならいにオペラがあれば | 2019.07.31 Wed 16:27
JUGEMテーマ:オペラ 昨日の記事を何気なく読んでみたら、 自分が書いたものでありながら、その長さに辟易しました。 とはいえ、あまり機会のないことなので、 あのようにドン・ジョバンニについて考えるのは大変楽しかった。 それに引き換え、今夜の表題の件は憂鬱です。 なぜなら私にとってアイーダは「お気に入りの女主人公」ではないから。 「じゃあ、なぜこんな記事を書こうと思ったのか?」って訊かれたら、 それは「オペラのABC」を紐解く上で、 後日に控えているミミとカルメンに対し...
起臥のならいにオペラがあれば | 2019.07.31 Wed 00:03
JUGEMテーマ:オペラ 巷には"An ABCs of Opera(オペラのABC)"という言葉があります。 最近では、より一層それを意識するようになりました。 なぜならば、昨今立て続けに『カルメン』と『ラ・ボエーム』が映像化され、 さらに『アイーダ』に至ってはミュージカル化によって新たな人気を博しているから。 個人的には「セリア(いわゆる悲劇)」より「ブッファ(同じく喜劇)」の方が好き。 どちらかと言えばドイツ語圏産作品が好きです。 恐らく現代の、それも日本においては、すなわち前...
起臥のならいにオペラがあれば | 2019.07.29 Mon 23:20
今日はロッシーニの「オリー伯爵」を映像で鑑賞しました。松本重孝の演出、アルベルト・ゼッダ指揮東京フィルハーモニー交響楽団による演奏、2015年7月5日、日生劇場での収録です。 2017年に89歳で亡くなったゼッダの芸術がこうして遺されたことに感謝します。7月4日の別キャストによる公演も収録されていれば望外の喜びとなったでしょう。 ゼッダの指揮は慌てず騒がず美しさにこだわった趣となっています。流麗なレガートに溢れた「ランスへの旅」というのも、なかなか聞けるものではないでしょう。弾け...
オペラ鑑賞備忘録 | 2019.07.27 Sat 23:20
JUGEMテーマ:オペラ 昨日の記事でマリウシュ・クヴィエチェンの怪我、 そして、松本フェスティバルの『エフゲニー・オネーギン』の降板について書きました。 私自身は松本フェスティバルに行けない身とはいえ、 いわゆる"推し"の来日がこうした理由で頓挫したことは非常に残念でなりませんし、 今はそれにおいそれと整理をつけられる心持ちにはなれません。 「しかしながら、既に来月末に迫っている公演に寄せて、少しでも前向きになれたら」。 そう思って、彼の代役を務めるレ...
起臥のならいにオペラがあれば | 2019.07.27 Sat 00:22
JUGEMテーマ:オペラ 今朝、何気なくtwitterのTLを追っていたら、唐突に目に飛び込んで来たこのニュース。 「マリウシュ・クヴィエチェンが膝の怪我のため松本フェスティバルを降板」とのこと。 そのリンク元にも記述がありますが、今月上旬に出演したバイエルン国立歌劇場の 『フィガロの結婚』の公演中に負傷した膝を手術し、その療養のための降板だそう。 ただ、こちらの既報では「マリウシュ・クヴィエチェンは病気による降板」とされ、 さらには「7月下旬の『愛の妙薬』で復帰する予...
起臥のならいにオペラがあれば | 2019.07.24 Wed 23:32
今日はロッシーニの「オリー伯爵」を映像で鑑賞しました。松本重孝の演出、デニス・ブラセンコ指揮東京フィルハーモニー交響楽団による演奏、2014年1月31日、東京文化会館での収録です。 題名役にシラグーザを迎えており、もはや独壇場と言えるでしょうか。それでも、ランボー、教育係といった男衆を巧みにまとめ上げていることは流石です。アデルの佐藤美枝子がシラグーザと渡り合っていることも特筆すべきでしょう。 シラグーザが日本語で「分かった、分かった」、(イゾリエの名を当てる際に)「ちょっ...
オペラ鑑賞備忘録 | 2019.07.24 Wed 22:20
今日はプッチーニの「蝶々夫人」を映像で鑑賞しました。栗山昌良の演出、ダニエーレ・ルスティオーニ指揮東京都交響楽団による演奏、2014年4月26日、東京文化会館での収録です。 冒頭の弦楽器によるフーガ、とても分離が良いのですが、ここから期待が高まりました。プッチーニのスコアは濃厚さがあると思いますが、それも充分に愉しめました。ルスティオーニの指揮も、第3幕の前奏で顕著であったように、明快さとタメが流麗に奏でられていました。カーテンコールで、オーケストラのメンバーから盛大な拍手を受けている...
オペラ鑑賞備忘録 | 2019.07.21 Sun 18:30
JUGEMテーマ:オペラ 昨日の記事で、実母との関係性について触れたけれど、 これまでだって彼女と私のそれは決して悪いものではなかったと思う。 私たち兄弟を育てる時分において、 誰も反抗期を迎えなかったのは彼女にとって誇らしいことだったようだし、 その兄弟の中で最も音楽的影響を受けたのは、ほかならぬ私だからだ。 先日、私と母のどちらも大好きな「名曲アルバム」を見ながら、 その曲に関する四方山と共に並々ならぬ感想を母親にぶつけてしまった。 普段は他人の話に碌...
起臥のならいにオペラがあれば | 2019.07.20 Sat 01:47
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