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今日はグノーの「ロメオとジュリエット」を映像で鑑賞しました。バートレット・シャーの演出、ジャナンドレア・ノセダ指揮メトロポリタン歌劇場による演奏、2017年1月21日の収録です。 METでのシャー演出ですから、衣裳はキャサリン・ズーバー、美術はマイケル・ヤーガンとなります。(このトリオではない、シャーの演出はあったでしょうか。記憶がありません。)ただし、ここではこのトリオ特有のポップな舞台とはなっていません。過日鑑賞した「オテロ」と同様です。 ただし、赤色の使い方が特徴的であ...
オペラ鑑賞備忘録 | 2019.08.17 Sat 09:15
今日はリムスキー-コルサコフの「皇帝の花嫁」を映像で鑑賞しました。ユリヤ・ペヴズネルの演出、トゥガン・ソヒエフ指揮ボリショイ劇場による演奏、2018年11月13、15日の収録です。 指揮者のソヒエフについては、これまであまり馴染みがありませんでした。ところが、今年になってこの「皇帝の花嫁」、そしてベルリンフィルの風物詩であるワルトビューネに登場と、その活躍ぶりが目を引くようになりました。 さて、この作品はコルサコフが、ワーグナー楽劇に対するアンチテーゼとして、"cantilena pa...
オペラ鑑賞備忘録 | 2019.08.14 Wed 22:15
今日はボロディン「イーゴリ公」を映像で鑑賞しました。ユーリ・リュビーモフの演出、ワシーリ・シナイスキー指揮ボリショイ劇場による演奏、2013年6月16日の収録です。 さすが本場もの、骨太な演奏を聞くことができます。しかし、今世紀となって国際化が進んでいるのでしょうか。洗練され無骨さはなくなっているように聞こえました。 歌手陣では、コンチャク汗のワレリー・ギリマノフ、ヤロスラーヴナのエレナ・ポポフスカヤがことに印象的でした。 ボリショイ劇場によるバレエは素晴らしい...
オペラ鑑賞備忘録 | 2019.08.10 Sat 09:55
今日はドニゼッティの「ドン・パスクワーレ」を映像で鑑賞しました。オットー・シェンクの演出、ジェームズ・レヴァイン指揮メトロポリタン歌劇場による演奏、2010年11月13日の収録です。 オットー・シェンクらしい舞台となっています。伝統的であり古風でもあります。ただし、ノリーナがうつ伏せになって本を読みながら、片足でもう片方の足を掻く、指を舐めて本の頁をめくるといった所作は、現代だからこそ受けるものでしょう。 さて、歌手陣はノリーナにアンナ・ネトレプコ、エルネストにマシュー・ポ...
オペラ鑑賞備忘録 | 2019.08.04 Sun 09:05
JUGEMテーマ:オペラ いよいよ『カルメン』について考える夜が3夜も続いてしまいました。 「どれだけ好きなんだ?」って、そんな逡巡など重ねるだに無駄なことです。 そうだとて、誰しも人間は自身の欲望に抗い切れぬもの。どんな凡人とて同じこと。 どうやらこの3夜の間に、彼女にすっかり当てられてしまったようだ。 今夜考えてみたいのは"Seguidella(セギディリャ)"について。 この歌は第一幕で歌われ、作中の重要な転機となる場面。 ...
起臥のならいにオペラがあれば | 2019.08.04 Sun 00:19
今日はドニゼッティの「愛の妙薬」を映像で鑑賞しました。バートレット・シャーの演出、マウリツィオ・ベニーニ指揮メトロポリタン歌劇場による演奏、2012年10月13日の収録です。 METのHDでは、最も楽しみしている演出家がシャー、最も安心できる指揮者がベニーニとなりますので、この黄金コンビに、ネトレプコ、ポレンザーニ、クヴィエチェン、マエストリと役者が揃えば、否が応でも期待は高まります。その期待に充分に応えてくれる愉しい舞台となっていました。 ネトレプコはアディーナとしてはダーク...
オペラ鑑賞備忘録 | 2019.08.03 Sat 13:10
JUGEMテーマ:オペラ 早いもので「高慢と偏見のオペラ考」を書き始めてから、数晩が経ちました。 その間中ずっとホセとエスカミーリョ、 そして、誰よりもミカエラのことを書きたくてたまらなかった。 しかし、それはまったく無理からぬこと。 いわゆる長きにわたって愛され続けている作品には、 どこをとっても一流と認めざるを得ない気配りが施されている。 この『カルメン』ももちろん例外ではなく、 それは登場人物が発揮する魅力にも余すところなく凝らされているからだ。 ...
起臥のならいにオペラがあれば | 2019.08.02 Fri 23:43
JUGEMテーマ:オペラ 今夜この記事を書けるより素敵なことってないわ。『カルメン』が大好きなんです。 どれくらい大好きかといえば、 それを言い尽くすだけでこのブログを運営できてしまうほど。 かつて文学論のゼミを専攻して、 その卒論の題材もプロスペル・メリメの原作小説を選んだ。 どんな駄作の風評が出回ろうとも、 彼女を目に納められるなら、どこへだって行く。 それくらいに好きなんだ。 この"Overture(序曲)"を知らない人はいないのでは? ...
起臥のならいにオペラがあれば | 2019.08.01 Thu 23:58
JUGEMテーマ:オペラ 一昨日から"An ABCs of Opera(オペラのABC)"について、 だらだらと書き連ねています。 今夜は『ラ・ボエーム』。 私のみならず日本中から、のみならず世界中から愛され続けている作品。 さもありなん、この物語には人気作に必要なあらゆる条件がそろっています。 しかも、あのジャコモ・プッチーニによる情感豊かな音楽と来たら、 これがオペラ作品の代表と謳われるのも頷けます。 あの1996年度トニー賞ミュージカル部門作品...
起臥のならいにオペラがあれば | 2019.07.31 Wed 16:27
JUGEMテーマ:オペラ 昨日の記事を何気なく読んでみたら、 自分が書いたものでありながら、その長さに辟易しました。 とはいえ、あまり機会のないことなので、 あのようにドン・ジョバンニについて考えるのは大変楽しかった。 それに引き換え、今夜の表題の件は憂鬱です。 なぜなら私にとってアイーダは「お気に入りの女主人公」ではないから。 「じゃあ、なぜこんな記事を書こうと思ったのか?」って訊かれたら、 それは「オペラのABC」を紐解く上で、 後日に控えているミミとカルメンに対し...
起臥のならいにオペラがあれば | 2019.07.31 Wed 00:03
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