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日当たりの良い草地や芝生に 草の中から、左巻きになったり、右巻きになったりして ピンク色可憐な花のネジバナがあたりをうかがうように 花を一つ一つずらしながら咲いています。 時には、 捩らずに真直ぐ 咲いているのもあります。 360度観賞用に 咲いているのか ただ、 へそ曲がり的に 咲いているのかは 定かではありません。 このネジバナの別名は「捩摺」モジズリ 陸奥国の信夫郡から産出された忍草の茎や葉などの色素で 捩れたように文様を 布にすりつけたように染めたものを忍摺または捩摺として ...
野花や草木の散歩道で一句 | 2008.06.29 Sun 16:01
江戸の頃から、庭先に咲いていたホオズキ。 地下茎で育つ多年草です。 今は、家庭の庭に咲いているホオズキはあまり見かけ無くなりました。 毎年7月に入ると東京・浅草寺で、ホウズキ市が開かれます。 ホウズキを買い求める人で賑わいます。 女の子はホオズキの実をよく揉んで 丁寧に種を少しずつ出して、きれいに洗い 鳴らして遊んだものです。 ただ、種を出す時の あの臭いは嫌なものでした。 「ホオズキ」は「ホホツキ」といわれ ホは「火」を、 ツキは染まるという意味の 「著」からと言われます。 もっと古く...
野花や草木の散歩道で一句 | 2008.06.22 Sun 16:22
桑の実 桑といえば蚕 いつの頃から、桑の葉を食べさせて 生糸を紡ぎ 絹を織っていたのでしょう。 桑の木は弦楽器の材料としても使われていたそうで 正倉院にはクワ製の琵琶が保存されています。 庶民は綿や麻でしたが 貴族は、衣ずれをたのしみながら 絹を纏っていたのでしょう。 高度成長期までは 田舎の桑畑の風景はどこにでも見られました。 蚕にあげる桑の 採取のための桑は 背丈も大きくせずに 育てていたため 花が咲いて 小さなイチゴのような 紫黒色の実は子供が 手を伸ばせば すぐに採れまし...
野花や草木の散歩道 | 2008.06.08 Sun 16:12
栗の実は秋です。 秋が収穫になります。 雨上がりなどに モワーンと甘くもなく、 生ぬるい匂いにつつまれる 梅雨に入ろうとしているこの時季。 栗の花が満開です。 新緑に入るころの 栗の新芽は 輝いて見えます。 この赤さが 何とも言えません。 私たちの生活にも栗は身近なものです。 そんな栗は、縄文の昔から食べられています。 青森の三内丸山遺跡でも栗を食べたとされています。 それも、ただ食用にしていたのではなく 栗を栽培して育てていたという研究もされています。 栗の産出が多いのは 中...
野花や草木の散歩道 | 2008.06.01 Sun 16:11
春を迎えた河原の土手や草原で ノビル摘みをしている人を見かけます。 ちょっと辛みのノビルの辛子和えは、春の楽しみです。 春のノビルは、探すものですが 今頃の季節 存在を誇示しているかのように 首をするすると突き出しています。 そして、花芽が一つ二つと 飛び出してきます。 ノビルは、元来自生種が多いものです。 精力がつくものとして、 昔から食用とされていたようです。。 古事記には、野蒜は「蒜 ヒル」と出てきます。 景行天皇の皇子の日本武尊(ヤマトタケルノミコト)が 足柄山で峠の神の化身で...
野花や草木の散歩道 | 2008.05.25 Sun 15:34
菅(スゲ) スゲといえばどこにでも生えている草、 草むらの草取りでは、一番先に抜かれてしまう草です。 こんなスゲ… さかのぼってみると 昔から生えていました。 種類もたくさんあります。 右の写真はクサスゲです。 シバスゲ シラスゲ ジュズスゲ… 林や、 山道などに生えている 常緑のスゲもあります。 左の写真は、 ヒメカンスゲです。 私たちが、 何気なく踏んでいる草 汗を流しながら、 草取りしている草の中には たくさんの種類のスゲが 交っているかもしれません。 このスゲ...
野花や草木の散歩道 | 2008.05.18 Sun 14:59
母子草はどこの草地や道端で見られる花です。 黄色の花が 全体に綿毛が多く 冠毛がほうけだつことから 「ホオコグサ」と呼ばれていたそうです。 それに漢字をあてて、母子草に転じたとされています。 平安時代、874年の「文徳実録」には母子草としてでています。 「ゴギョウ」とも呼ばれ 春の七草の一つです。 古来の三月三日には 葉を摘んで作った母子餅 いわゆる草餅ですが 母と子を臼と杵で搗くことが、 忌み嫌われ 草餅には、 ヨモギが使われるように なったそうです。 ヨモギの草餅を食べるようになったの...
野花や草木の散歩道 | 2008.05.10 Sat 23:26
ヨモギはキク科の草です。 繁殖力も旺盛で昔も今も雑草の代表です。 春はモチ草として、新芽を摘まれ草餅を作ったりします。 春の散歩には必ずモチ草摘みを楽しみにしていました。 夏から秋にかけてはぐんぐん丈高く伸びます。 源氏物語でも、 ヨモギが書かれています。 すっかり源氏に忘れられていた 末摘花の邸は、 使用人もいなくなり 庭にはヨモギが生い茂っていたと されています。 光源氏は傍らの藤を見て 末摘花を思い出したとしていますが、 ヨモギが茂った庭と対比されていて 末摘花の心情を表わしています ...
野花や草木の散歩道 | 2008.05.05 Mon 02:09
あんまり人が歩かないような防波堤の脇の小道がタンポポロードになってた。きれいに一列、黄色の道。もう少ししたら綿毛の白線。風に乗って…、そしてまたどこかでつながる黄色い道。 JUGEMテーマ:野花と草木を詠う
背番号 888 | 2008.04.28 Mon 00:11
薄紫の花から芳しい香りが漂うと、連休の予定をめぐらすようになります。 日毎に、花穂の長さが伸びています。 万葉集にも20首余り藤の花が詠まれています。 源氏物語の藤壺以降は、文学の世界には無数にとり入れられています。 古来から人に愛されてきた花の一つなのでしょう。 藤の花の神話は古事記にも見られます。 韓国にも同じような話があるようです。 中国の神話では、藤の蔓から人間を誕生させる話があります。 あまり、めでたくないものとして語られています。 それは天地のはじめの時、泥をこねて人間を作...
野花や草木の散歩道 | 2008.04.26 Sat 23:19
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