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JUGEMテーマ:コーヒー 「天災は忘れた頃にやってくる」のか ことしも地震、台風、竜巻、洪水など未曾有の災害が起こり多数の被害がありました。「天災は忘れた頃にやって来る」という言葉を聞きますが、最近は「天災は忘れずにやってくる」という方が実情に合っているようです。 その「天災は忘れた頃にやって来る」という言葉は物理学者・随筆家である寺田寅彦(1878年・明治11年 - 1935・昭和10年)のものとされていますが、寺田寅彦の著書にその言葉は残されていません。ではどこから出たのでしょうか。 寺...
コーヒー談話室 | 2015.05.21 Thu 17:26
JUGEMテーマ:コーヒー 野点(のだて)のコーヒー モエ子と菅を一緒にさせる算段をした可否会の会員は,野火止めの「平泉寺」(現実には平林寺?)のコーヒーの野点に出向きました。 コーヒー沸かしを忘れてしまったため「山賊風」でコーヒーをいれました。「山賊風」のいれかたとは次のようなものです。 「沸いた湯に粗挽きのモカ,コロンビア,ブラジルの豆を投入。間もなく火山の溶岩のような色と形状を示してむくむくと盛り上がってくると,こたえられない芳香が鼻を打つ。茶褐色の細かい泡が正に吹きこぼれる汐...
コーヒー談話室 | 2015.05.21 Thu 17:23
JUGEMテーマ:コーヒー 「和敬清寂」のうちのコーヒー・・・・可否会でのコーヒーの入れ方の蘊蓄 コーヒーの入れ方について次のような拘りが語られています。 「日本の茶道での緑色の茶を和敬清寂の精神を堅持して黒褐色の香り高い液体に変えたらどうなるか…。コーヒーをいれる時にコーヒーの粉をドリップの器具に充たす,やかんのお湯をフィルターで注ぐとかいう場合乱雑な動作はコーヒーの味を損なう。コーヒーをいれる順序と方法ができあがってそれに外れるとコーヒーの味がうまくない。粉の上に湯を注ぐ動...
コーヒー談話室 | 2015.05.21 Thu 17:21
JUGEMテーマ:コーヒー なぞのコーヒー 「豆は何と何です。大久保さんは,ツムジ曲がりだから,ブルーマウンテンなぞは,お使いにならんでしょう」 「きっと,とっておきのスマトラのマンデリンでも,飲ませるつもりかな」 「あの苦みと香りは,こたえられやせんよ。大久保さん,ほんとに,マンデリン飲ましてくれんなら,恩にきますぜ」 珍馬が,目を輝かした。 「なにを飲ませるか。まア,おたのしみというところですよ。とにかく,この会はじまって以来のものを飲ませることだけは,お約束してもいいね」 ...
コーヒー談話室 | 2015.05.21 Thu 17:17
JUGEMテーマ:コーヒー なぜ「コーヒー道」なのか 日に十杯はコーヒーを飲むという春風亭珍馬の曰く 「いったい,コーヒーを"立てる"のか,"入れるのか",それとも"沸かす"のか,どうも,マチマチでござんして,一つこの会当たりで,ハッキリとおきめ願いたいんですよ」 「"立てる"は,茶道からきているのでしょうが,"入れる"も茶をいれるの日常語からきているので,紅茶にしても,紅茶を"入れる"であって,"立てる"とはいわない」。 ...
コーヒー談話室 | 2015.05.21 Thu 17:15
JUGEMテーマ:コーヒー コーヒー通について 小説の中で,『コーヒー通の危険信号は「材料の豆の識別,煎り方と炒り方の研究,そして道具の蒐集と一通りのことをやってるうちに,自分でいれるコーヒーが,最もうまくなってきた」ことである。コーヒー狂という狂人が,最初に経験する症状で,水仙という花は水に映った自分の立ち姿に見惚れるというが,自分のいれたコーヒーの味が,シミジミとおいしくて,市販のものなぞ口にできないという気持ちになる。』としています。コーヒー愛好者としてはなかなか手痛い言葉です。 ...
コーヒー談話室 | 2015.05.21 Thu 17:12
JUGEMテーマ:コーヒー なぜ「可否」なのか 日本可否(かひ)会(通称可否会)はコーヒー好き,自称コーヒー通の集まりです。会員は五名で坂井モエ子もその一員です。会長の菅貫一,洋画家の大久保四郎,大学教授の中村恒徳,落語家の春風亭珍馬,それに坂井モエ子です。なぜ「自称」コーヒー通と書いたかの理由は後で分かります。 『コーヒーの漢字は普通珈琲と書きますが,その他に,「可喜,過稀,骨非」などあります。外国でもカフェ,コフィ,コフェだの国によって呼び名も異なる。可否の名は否茶館が由来で,...
コーヒー談話室 | 2015.05.21 Thu 17:10
JUGEMテーマ:コーヒー コーヒーのいれ方についての蘊蓄のひとつ 「日本の女がコーヒーをいれると,どうもマズイのは粉の分量を惜しむからだといわれている。それはケチのせいだというが,濃いコーヒを恐れる優しい心のためであろう。どっちにしても,日本の女がうまくコーヒーをいれるには,もういいと思う分量に,更に一サジ加えよという,その道の格言があるほどである。」 「…今朝のコーヒーは断然まずい。香気(アロマ)も,風味(フレーバー)も,乏しいばかりか,芋の焦げたような,悪臭さえある。色だ...
コーヒー談話室 | 2015.05.21 Thu 17:08
JUGEMテーマ:コーヒー たとえば「利きコーヒー」があったそうです。新橋近くのコーヒー問屋で毎朝得意先の喫茶店へ配る前に,社長,重役が試飲してダメ出しをしたそうです。一口コーヒーを含んでは吐き出して水で口をゆすいで,また別の珈琲を飲むことを繰り返す。その姿がユーモラスだったようですが,そこでのコーヒーは格別のうまさがあったそうです。 コーヒー好きの文六氏でしたが,そのコーヒーにあたったことがあるといいます。どうやら砂糖が悪かったということになっています。もしかすると,コーヒーの飲み...
コーヒー談話室 | 2015.05.21 Thu 16:58
JUGEMテーマ:コーヒー 獅子文六著「可否道」は,昭和37年11月22日〜38年5月23日に読売新聞に連載された恋愛小説で,当時の人びとがコーヒーとどう接していたか,どれほどの蘊蓄があるのかが語られています。 新聞連載された時代は,日本が成長しはじめ,働けば豊かになれた時代でした。いわゆる「金の卵」として地方からの中卒の集団就職の最後の時期でもあります。学生運動が活発化し,連載が終わった翌年は東京オリンピックが開催されました。 獅子文六が「可否道」を著した端緒は,可否会会長菅貫一が語る...
コーヒー談話室 | 2015.05.21 Thu 16:56
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