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平野啓一郎著『息吹』は、「耳で聴く」ことでこそ、その静かな衝撃と余韻が深く染み込んでくる作品だ。オーディブルでの読書体験を想像した瞬間、この物語は単なる小説ではなく、“呼吸のリズムそのもの”を感じ取るための時間になると気づかされる。 本作は、日常の中に潜む違和感や、人と人との間に横たわる微細な距離を、極めて繊細な筆致で描き出す短編集である。派手な事件や劇的な展開はない。だが、登場人物たちが抱える迷い、葛藤、言葉にならない感情が、まるで自分の内面と共鳴するかのように静かに迫ってくる。その...
アイシンクソー | 2026.01.27 Tue 12:00
堺屋太一『全一冊 豊臣秀吉 ある補佐役の生涯』は、戦国時代を「英雄の背後」から描き切った、極めて知的で奥行きのある歴史小説だ。そして本作は、文字で読む以上に、オーディブルで“聴く”ことで真価を発揮する一冊でもある。 物語は、天下人・豊臣秀吉そのものではなく、彼を支え続けた「ある補佐役」の視点から進んでいく。合戦の華やかさや武功の誇示ではなく、政(まつりごと)の現場、組織運営、人心掌握、情報戦といった、現代にも通じる“実務としての権力”が描かれる点が最大の魅力だ。秀吉という人物が、なぜ成り...
アイシンクソー | 2026.01.27 Tue 11:55
岸見一郎・古賀史健『嫌われる勇気――自己啓発の源流「アドラー」の教え』は、「人は変われるのか」「自由に生きるとは何か」という根源的な問いに、真正面から向き合う一冊だ。そして本書は、文字で読む以上に、オーディブルで“聴く”ことで理解と実感が深まる作品である。 本書の特徴は、青年と哲人の対話形式でアドラー心理学を解き明かしていく構成にある。劣等感、承認欲求、対人関係の悩みなど、多くの人が抱える苦しみをテーマに、哲人は一貫して「人は過去ではなく目的によって生きている」と語る。その考え方は、とき...
アイシンクソー | 2026.01.27 Tue 11:47
2025年読んだ本で好きな本&作品 柴崎友香『帰れない探偵』 キム・チョヨプ『惑星語書店』 小川洋子『サイレントシンガー』 鈴木結生『ゲーテはすべてを言った』 R・F・クァン『バベル』 恒川光太郎『ジャガー・ワールド』 矢樹純『或る集落の●』 綿原芹『うたかたの娘』 薄禍企画『ひとひら怪談 森にしずみ 水にすむ』 カリベユウキ『マイ・ゴーストリー・フレンズ』 織守きょうや『明日もいっしょに帰りたい』 君野新汰『魔女裁判の弁護人』 北山猛邦『神の光』 笛吹...
どこまで行ったらお茶の時間 | 2026.01.27 Tue 00:54
12月の読書メーター読んだ本の数:16読んだページ数:4336ナイス数:245七つの大罪の感想葉村晶シリーズの新作が読めると知って読書。「七」にまつわる名前の七人の作家による「七つの大罪」テーマにしたアンソロジー。やっぱり圧巻は「暴食」テーマの若竹作品。タイトルの意味が……。ママはきっと……の予想は当たったけど、まだその先があった。最後の最後までどうオチが付くのか分からない展開で興奮したー。ただ葉村晶は大活躍、ではなかったのが残念。不運っぷりは相変わらずだけどw その他、イヤミスだらけの中で唯一の癒し「怠惰」...
どこまで行ったらお茶の時間 | 2026.01.27 Tue 00:53
JUGEMテーマ:読書 フィンランドの公共放送Yleでヴァイキングのドキュメンタリー(『Vikings: the making of an empire』Agnès Buthion監督)をやっていて面白い。英仏合同制作なのかな。いろんな学者が出てきて解説、人によって英語音声・フィン語字幕になるので、何とか話についていける。フランス語話者だと、どっちも初級の語学力なのでお手上げw 一時はイングランドまで支配したヴァイキング(クヌート大王など)、王が亡くなって跡継ぎ問題が起こり、未亡人がベルギーのブルッヘ(ブリュージュ)に逃げた...
英国アート生活 | 2026.01.26 Mon 04:45
1月22日(木) 朝、8時半起床。 トイレにも起きず、6時間半熟睡で、体調マズマズ。 晴天に寝具干し。 栄養ドリンク1本+"えごま油“入り野菜ジュース1缶と人参ジュース少々。 気温6度、寒天から降り注ぐ陽を浴びながら、産地直売市場前の湧き水汲み、4ℓボトル×1本。 市場で、ほうれん草とヨモギパン、牛乳、そして、キロ1000円超えの米、"ひとめぼれ” 2kg精米してもらい、8kg近い荷を持って陽当りのいい野川縁を歩いて帰宅。 少し凍っている野川の...
社長ブログ 【ゲジゲジ日記】 | 2026.01.23 Fri 09:46
2025年の読書メーター読んだ本の数:133読んだページ数:40028ナイス数:2713大都会の愛し方 (となりの国のものがたり7)の感想とても好きな小説だった。過去から語られる愛の話。恋に落ちた瞬間のきらめき。受け入れられない母親との会話。読了日:12月24日 著者:パク・サンヨン僕たちの青春はちょっとだけ特別の感想高等支援学校が舞台。一年生の架月の視点で語られる日常の謎と彼ら。謎を通じて少しずつ前に進む。ほっこりとした話なのだがどうしても彼らがこの学校を出たあともこのように彼らの場所が用意されていたりゆっくりを見...
darjeeling and book | 2026.01.22 Thu 22:28
12月の読書メーター読んだ本の数:10読んだページ数:3419ナイス数:237大都会の愛し方 (となりの国のものがたり7)の感想とても好きな小説だった。過去から語られる愛の話。恋に落ちた瞬間のきらめき。受け入れられない母親との会話。読了日:12月24日 著者:パク・サンヨン僕たちの青春はちょっとだけ特別の感想高等支援学校が舞台。一年生の架月の視点で語られる日常の謎と彼ら。謎を通じて少しずつ前に進む。ほっこりとした話なのだがどうしても彼らがこの学校を出たあともこのように彼らの場所が用意されていたりゆっくりを見てい...
darjeeling and book | 2026.01.22 Thu 22:26
4点 ゆるく生きることを知りたくて読書。 キンドル123冊目。 サクサク読める。それでいて驚くほど頭に残らない不思議な1冊。 様々な自己啓発・心理学・ビジネス書などから多岐にわたる分野を集約して紹介。 著者自身の経験に基づいていなかったり、または、実践していないという矛盾を感じることがある。それを見つけるのも楽しみかもしれない。 争わない、努力しない、必死にならない、見栄をはらない、過度なプライドを持たない。 これらは21世紀的な価値観だと思う。 「そ・わ・か」の法則を説いた小林正...
大連のローカルなBlog。敬天愛人な三方よし(Win×3)を目指して | 2026.01.22 Thu 01:14
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