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活字中毒〜読書記録〜
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活字中毒〜読書記録〜

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活字中毒〜読書記録〜
このテーマについて
読書感想文ではなく読書記録。
とにかく既読本を記録しておきたい!
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休載宣言の前まで3年半分

JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「文字通り激震が走りました」 能町みね子 著 文春文庫 読了。   先日同じ著者による「言葉尻とらえ隊」を読んだ記事をこのブログにアップした。 今回は同じ題名で『週刊文春』で連載が続いているコラムの第2弾になる。 連載が続いていると書いたが、実はこの本の最後の項の中で、『週刊文春』の大相撲に対する報道への抗議の意味を込めて突然休載宣言をしている。 かなりの葛藤があったことを、この本の『あとがき』を読むと感じられた。 その後連載は復活し、...

バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2020.11.22 Sun 20:03

物語はこれですべておわり

JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「苦悩する男(上・下)」 ヘニング・マンケル著 柳沢由実子 訳 創元推理文庫 読了。   スウェーデンの作家ヘニング・マンケルが生み出したシリーズキャラクター、刑事クルト・ヴァランダー。 この刑事が活躍する最後の事件譚がついに刊行された。 とは書いたものの、いろいろと注釈を加える必要がありそうだ。   まず「活躍」と書いてしまったが、書名にも「苦悩する」とあるように、主人公の動きは活躍とは程遠いというのが実際のところだろう。 また...

バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2020.11.19 Thu 22:49

略称はシケ哲か、デル哲か

JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 『もっと試験に出る哲学 「入試問題」で東洋思想に入門する』 斎藤哲也 著 NHK出版新書 読了。   先日、「ヘンな論文」の続編の「もっとヘンな論文」を読んだことをこのブログにアップした。 そこにも書いたが『もっと』が出版されるということは、『もっと』が付かないものの評判が良かったからこそといえるだろう。 で、今回の『もっと試験に出る哲学』である。 同じ著者による『試験に出る哲学 「センター試験」で西洋思想に入門する』がまず刊行されたのが2年前...

バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2020.11.15 Sun 22:33

専業作家になって初の作品

JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「海のある奈良に死す」 有栖川有栖 著 角川文庫 読了。   9月に同じシリーズを読んだことを記事に書いたが、今回も有栖川有栖の臨床犯罪学者火村英生シリーズを読んだ。 作品を読み終わった後にあとがきを読んだのだが、そこでなるほどなあと思った。 この作品は著者の作家生活にとって転機となったもののようだ。 まず初の雑誌連載だということ。 また専業作家になって初の作品だということ。 それらを考慮するとこの作品の背景がぼんやりと見えてくるように思...

バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2020.11.14 Sat 21:50

あれも残念!これも残念?

JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 『ニッポンの「ざんねん」な鉄道』 野田隆 著 光文社知恵の森文庫 読了。   鉄道本のライターとして、私も何冊か著作を読んでいる野田隆氏の文庫オリジナル作品。 もともとの記事は『東洋経済オンライン』という我が国最大級のビジネス・ニュースサイトの1コーナー「鉄道最前線」に連載されていたもの。 その中から36編が選ばれている。 参考までに『東洋経済オンライン』は、鉄道記事の充実度がニュースサイトの中ではトップクラスという印象がある。   ...

バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2020.11.07 Sat 20:17

壊れた世界を描ききったか

JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「壊れた世界の者たちよ」 ドン・ウィンズロウ著 田口俊樹 訳 ハーパーBOOKS 読了。   「犬の力」三部作を書き終えたドン・ウィンズロウが次に発表したのは中篇集だった。 これには驚いた。 今まで長篇ばかりを発表していたからだ。   この本は六篇の中篇からなる。 一篇が120ページほどで、全部で700ページを超える分厚さ。 分厚い中篇集といって私が思いつくのはスティーヴン・キングの「Different Seasons」。 日本では、中篇集なの...

バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2020.10.31 Sat 20:58

新たな仕事の進め方を模索

JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「リモートワークの日本語 最新オンライン仕事術」 石黒圭 著 小学館新書 読了。   私が勤務する会社でもリモートワークが導入された。 新規のコロナ感染者数が多い時期は週三日のリモートワークのときもあったが、現在は週二日で落ち着いていて、しばらくはこのまま続きそうな雰囲気だ。 年々新しいことへの順応力が低下していて、リモートワークも始めたばかりのころは、出社時に比べ大幅に能率が下がったという自覚があった。 手探り状態の中、リモートワーク初...

バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2020.10.30 Fri 00:31

渡す人と渡される人がいて

JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「そして、バトンは渡された」 瀬尾まいこ 著 文春文庫 読了。   2019年本屋大賞受賞作にして、王様のブランチBOOK大賞、かつキノベス(紀伊國屋書店スタッフがおすすめする本)!第1位。 期待を持ってページを開いた。 まず女優の上白石萌音による解説を読む。 私はあとがきは後からよむが解説は先に読むことにしている。 解説を読んでいるうちにやられた、と思った。 小説の内容はもちろんまだわからないのだが、私がブログで書きたいと思っている紹介...

バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2020.10.24 Sat 20:34

ヘンなはもはやホメ言葉だ

JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「もっとヘンな論文」 サンキュータツオ著 角川文庫 読了。   『もっと』というからには、『もっと』が付かないものもあるわけで、「ヘンな論文」は何年か前に読んだ。 その前には同じ著者の「学校では教えてくれない! 国語辞典の遊び方」も読んでいる。 著者は米粒写経という漫才コンビのツッコミのほう。 非常勤講師として大学で外国人に日本語を教えることもしている。 研究者としての一面もあるということで、そのためいろんな論文に目を通している。 そ...

バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2020.10.19 Mon 21:22

ふたつの事件の解明に動く

JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「汚名(上・下)」 マイクル・コナリー著 古沢嘉通 訳 講談社文庫 読了。   ロサンゼルス市内にあるという設定のサンフェルナンド市警の予備(嘱託)刑事ハリー・ボッシュを主人公としたしたシリーズの最新刊。 発売直後に店頭で手に取った時にあれっ?と思った。 今までのこのシリーズでは、巻末に訳者あとがきがあるのが普通だった。 だがこの作品にはない。 何か嫌な予感がした。   読み始めると、内容とは別のところで気になることが出てきた。 ...

バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2020.10.18 Sun 16:42

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