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活字中毒〜読書記録〜
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活字中毒〜読書記録〜

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活字中毒〜読書記録〜
このテーマについて
読書感想文ではなく読書記録。
とにかく既読本を記録しておきたい!
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冨田勲をBGMに読みたい

JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「蹴日本紀行 47都道府県 フットボールのある風景」 宇都宮徹壱 著 エクスナレッジ 読了。   まず題名で連想したのは、かなり前にNHKで放映していた「新日本紀行」という番組だった。 冨田勲によるテーマ音楽に覚えのある方もいるのではないだろうか。 かくいう私もその一人だ。 強引にこじつけた話をすると、冨田勲の孫はFC東京のアカデミーにいたことのあるサッカー選手で、慶應義塾大ソッカー部の監督経験もある。   で「蹴日本紀行」である。 こ...

バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2021.09.07 Tue 21:57

ヴァランダーのファン必携

JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「手/ヴァランダーの世界」 ヘニング・マンケル著 柳沢由実子 訳 創元推理文庫 読了。   2015年に亡くなったスウェーデンの作家ヘニング・マンケルは、刑事であるヴァランダーというシリーズキャラクターを生み出した。 その『刑事ヴァランダー』シリーズの最後の出版物、と著者本人が語っている一冊。 構成が少し変わっている。 まず『ヴァランダー』シリーズの中編一編があり、その後は著者本人によるシリーズの解説や索引となっている。   中編の題...

バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2021.09.03 Fri 21:58

街が得て、鉄の道くねくね

JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「鉄道と政治」 佐藤信之 著 中公新書 読了。   この書名から『我田引鉄』という言葉を思い浮かべた人もかなりいるのではないだろうか。 私も真っ先にその4文字が思い浮かんだ。 もちろん我田引水のもじりであり、政治家が自分の選挙区に鉄道や駅を持ってくることを指し、揶揄や非難の意味が込められている。 『我田引鉄』の代表的な路線としてよく上げられるのが、岩手県の一ノ関駅から宮城県の気仙沼駅を経由して岩手県大船渡市の盛駅を結んでいた大船渡線だ。 ...

バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2021.08.31 Tue 22:05

防犯探偵シリーズの2分冊

JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「ミステリークロック」「コロッサスの鉤爪」 ともに貴志祐介 著 角川文庫 読了。   1つのブログ記事で2冊の本を紹介するのは、上下本などを除けば初かもしれない。 なぜ今回初めて2点の紹介になったかといえば、もともとこの2点は、単行本のときは1冊にまとめられていたのだが文庫化にあたり2分冊になったからだ。 単行本で出た長編小説が文庫化にあたり上下2分冊になるということはそれほど珍しいことではない。 そういった長編小説を読んで、上と下でそれ...

バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2021.08.28 Sat 21:18

白話小説の翻訳の第一人者

JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「水滸縦横談」 井波律子 著 潮文庫 読了。   この本を読むことにした理由を最初に長々と書くことになることをあらかじめお伝えしておく。   著者は、昨年亡くなった中国文学者。 「三国志」関連の研究で有名だが、「三国志演義」を含む白話長篇小説の研究や翻訳という業績もある。 白話は口語の意味で、口語体で書かれた小説を白話小説という。 私が最初の彼女の名前を目にしたのは、2017年から2018年にかけて訳しおろされた全五冊本の「水滸伝」の翻訳...

バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2021.08.26 Thu 21:51

奇才の絵が生み出した17編

JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「短編画廊 絵から生まれた17の物語」 ローレンス・ブロック編 田口俊樹他 訳 ハーパーBOOKS 読了。   腰巻きの文句に『エドワード・ホッパーに捧げる17の短編集』とあるように、アメリカの画家エドワード・ホッパーの絵にまつわるアンソロジー。 この画家の知名度はどのくらいなのか。 芸術に疎い私は見当もつかない。 だが片岡義男にこの画家に言及した文がある(解説で紹介されている)ので、かなり高いものと想像した。   まずエドワード・ホッパー...

バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2021.08.19 Thu 22:09

あと何冊かは読んでみたい

JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「時代を撃つ ノンフィクション100」 佐高信 著 岩波新書 読了。   以前にも書いた気がするが、本についていえば付き合いはいいほうである。 ある本を読んで面白いと思ったら、その続篇も読むことが多い。 そんな感じで読むことにしたのがこの本である。 今回読んだ本の同じ著者、同じ岩波新書で「現代を読む 100冊のノンフィクション」という本がある。 約30年前に刊行されたものだ。 最近の著者の本はすっかり読まなくなってしまったが、続篇的な位置づけに...

バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2021.08.14 Sat 21:21

はかり、公正と平等の象徴

JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「法廷遊戯」 五十嵐律人 著 講談社 読了。   第62回メフィスト賞受賞作。 受賞時のタイトルは「無辜の神様」であったが、出版化に際しタイトルを変更。 2部構成で、第1部の題が『無辜ゲーム』、第2部が『法廷遊戯』であり、第2部のタイトルをそのまま題名に持ってきたようだ。 個人的に「無辜」という言葉に惹かれた。 第1部0章、つまり物語の最初に「無辜」の意味が書かれている。 『罪のないこと。また、その人。』と。 無辜の民といった使われ方...

バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2021.08.10 Tue 22:05

一発屋の、一発屋による…

JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「一発屋芸人列伝」 山田ルイ53世 著 新潮文庫 読了。   一発屋芸人が一発屋の本を書いた。 最初は、タコが自分の足を食べている絵が浮かんだ。 だが『第24回 編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞 作品賞』受賞作でもある。 ちなみにこの年の作品賞はもう一作あって『小池百合子研究』だった。 ともかく雑誌編集者が読んで、面白いという評価をしたものと言っていいだろう。 あまりタレント本は読まないが、多少怖いもの見たさに近い感情もあり、読んでみること...

バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2021.08.07 Sat 22:27

翻訳者が4人もいる贅沢さ

JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「指差す標識の事例(上・下)」 イーアン・ペアーズ著 池央耿・東江一紀・宮脇孝雄・日暮雅通 訳 創元推理文庫 読了。   いつものように読んだ本の作品名、著者名、翻訳者名、出版社(叢書)名を最初に書いたが、違和感を持たれた方も多いだろう。 翻訳者が4人もいる。 私も読む前は、なぜと思っていた。 4人いる理由はというと、この小説は4人の手記からなる4部で構成されており、それぞれの手記にそれぞれ一人翻訳者を使っているからだ。 手記をそれぞれ...

バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2021.08.05 Thu 22:27

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