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活字中毒〜読書記録〜
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活字中毒〜読書記録〜

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活字中毒〜読書記録〜
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読書感想文ではなく読書記録。
とにかく既読本を記録しておきたい!
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気がつけば現役最年長棋士

JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「将棋・棋士の素顔 知られざる千駄ヶ谷の魔境」 青野照市 著 マイナビ新書 7月30日に読み始め、8月6日に読了。   著者プロフィールの欄を見て驚いた。 ベテラン棋士ぐらいに思っていた青野照市九段が、現在では現役最年長棋士になっていた。 私も歳を取るわけだよなあと、こんなところで実感することになった。   その前の最年長棋士は、今年4月に引退した桐山清澄元九段だった。 この棋士と青野九段との歳の差は6。 お二方の間に誰かしらい...

バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2022.08.19 Fri 22:01

犯罪者はどこでミスったか

JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「invert 城塚翡翠倒叙集」 相沢沙呼 著 講談社 7月24日に読み始め、7月30日に読了。   2020年版このミステリーがすごい!国内編1位の「medium 霊媒探偵城塚翡翠」の続編。 前作は名探偵城塚翡翠の活躍する連作短編集だった。 この女探偵は、霊能力があり死者の声を聞くことができるため真犯人を指摘できるという体だが、実は類まれな推理力で事件を解決に導く。 今回は城塚翡翠の名推理が味わえる3編収録の中編作品集といったところ。   題名の...

バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2022.08.15 Mon 21:33

なぜこの書店に岡山文庫?

JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「岡山の内田百?」 岡将男 著 岡山文庫 7月21日に読み始め、7月29日に読了。   7月のある日、いつも行く書店の文庫売り場をのぞいたら、見慣れない文庫シリーズが10冊ほど置いてあった。 文庫シリーズの名は『岡山文庫』。 初めて目にする文庫だ。 これだけなら、ふーんで済んでしまうのだが、その中に「岡山の内田百?」という題名のものがあり、すぐに手に取った。 その日は購入しなかったが、後日に買い求めた。   約一年前に「鉄道無常 内田...

バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2022.08.11 Thu 22:00

止まない雨がないのと同様

JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「過ちの雨が止む」 アレン・エスケンス著 務台夏子 訳 創元推理文庫 7月18日に読み始め、7月23日に読了。   3年前に読んだ「償いの雪が降る」の続編にあたる。 その際に、新人作家とは思えない完成度の高い作品といったことを書いた。 完成度のゆえ、これ以上の作品を書けるのだろうかといったことも書いた。 私なりに答えを書かねばならないだろう。   まずあらすじだが、前作で大学生だった主人公ジョーは、AP通信社の記者となっている。 話...

バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2022.08.09 Tue 21:59

その本質は「遊び」に通ず

JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 『リベラルアーツ 「遊び」を極めて賢者になる』 浦久俊彦 著 インターナショナル新書 7月17日に読み始め、7月20日に読了。   書店の店頭でこの本を見つけたとき、著者の名前は初めて目にするが、それでもすぐに買おうと思った。 新書はテーマの他にも著者で選ぶことが多いが、この本は題名で選んだ。 まず主題の『リベラルアーツ』、詳しくは後述するが、この主題も関心のあるテーマだった。 だが何より惹かれたのは副題の『「遊び」を極めて賢者になる』、こ...

バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2022.08.08 Mon 22:01

心配性な兄と楽天的な弟と

JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「フーガはユーガ」 伊坂幸太郎 著 実業之日本社文庫 7月12日に読み始め、7月17日に読了。   双子の兄弟が織りなす「戦いと再生」の物語、とカバーにある。 双子の名前は常盤優我と風我。 優我が兄で風我が弟。 そして小説中の『僕』は兄の優我。 なんとなくだが名は性格を表しているようにも感じる。 兄は優しく人に寄り添い、弟は飄々としている。 また全くどうでもいい話だが、兄弟の名字は常盤木学園から取ったのではないだろうかと思った。 仙台...

バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2022.07.29 Fri 22:01

著者は静岡県立大学前学長

JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「人口から読む日本の歴史」 鬼頭宏 著 講談社学術文庫 7月6日に読み始め、7月16日に読了。   いつも行く書店で講談社学術文庫のフェアをやっていた。 『春フェア2022講談社学術文庫 危機を読む力 日本 私達はどこに立つのか』というフェアタイトル。 先日鉄道に関する講談社学術文庫を買ったこともあり、調子に乗ってもう1冊読んでみようと思った。 何を選ぶか迷った末に決めたのがこの本。 日本の人口に昔から関心があったので面白そうだと思ったのだ...

バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2022.07.24 Sun 22:33

この三部作に全力を傾ける

JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「業火の市(まち)」 ドン・ウィンズロウ著 田口俊樹 訳 ハーパーBOOKS 7月3日に読み始め、7月10日に読了。   「犬の力」三部作で、メキシコの麻薬カルテルとアメリカの取締局との壮絶な戦いを描ききったウィンズロウが、新たな三部作の刊行を開始した。 今度はアイルランド系マフィアとイタリア系マフィアの抗争を描くという。 この「業火の市」が第1弾。 題名で『市』と書いて『まち』と読ませている。 三部作はすべて「なんとかの市(まち)」という題...

バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2022.07.18 Mon 21:58

カルテで未知の読者を診る

JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「一万円選書 北国の小さな本屋が起こした奇跡の物語」 岩田徹 著 ポプラ新書 6月30日に読み始め、7月5日に読了。   新書は、同じ新書ならば基本的には同じデザインのカバーだ。 たまに写真入の違ったデザインのものも見かけるが、よく見るとカバーではなく腰巻きで、腰巻きを取るとやはり同じカバーデザインとわかる。 だが今回読んだ「一万円選書」はカバーから他のポプラ新書とデザインが違う。 著者の写真が使われている。 こういった場合、出版元は売...

バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2022.07.17 Sun 20:57

最後のページで快哉を叫ぶ

JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「オルゴーリェンヌ」 北山猛邦 著 創元推理文庫 6月24日に読み始め、7月2日に読了。   『少年検閲官』シリーズの第2弾。 シリーズ1作めの「少年検閲官」は5月に読んだ。 このシリーズは、『書物の所有が禁止された管理社会』という環境下が舞台。 書物がないということはミステリも存在しない、してはならない社会という設定になっている。 ミステリ、あるいはその構成要素であるガジェットがないかを調べるのが少年検閲官。 前作はホームズ役の少年...

バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2022.07.15 Fri 21:53

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