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JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「野球の科学」 川村卓 著 SBビジュアル新書 読了。 半年ぐらい前だろうか、次月の新書新刊一覧を眺めていたら、ある箇所で視線が止まった。 著者名のところに書かれていたのが、私の知人の名前だったのだ。 そういえば彼は中学の時は野球部だったらしいから、こういった本を書くぐらい研究を重ねていたんだ、と思うわけがなく、多分同姓同名だろっと思ったらやはり案の定だった。 とネタ的なことを書いたが、実はこの著者の名前は、昨年ぐらいから何度...
バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2021.08.04 Wed 22:10
JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「かがみの孤城(上・下)」 辻村深月 著 ポプラ文庫 読了。 2018年本屋大賞受賞作。 さらに『このミステリーがすごい』2018年度版第8位。 以前「盤上の向日葵」を読んで、このブログにも感想をアップしたが、こちらは同じ2018年の本屋大賞2位で『このミス』第9位。 ランキングで言うと共通点があるといっていいだろう。 面白いことに、小説全般のランクのほうが、狭いジャンルのランクより上に来ている。 一般的に考えれば狭いジャンルのほう...
バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2021.08.02 Mon 21:58
JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 『「本をつくる」という仕事』 稲泉連 著 ちくま文庫 読了。 『復興の書店』という文庫本を以前読んだ。 東日本大震災の後、被災地の書店とその周辺の状況を描いたノンフィクションだ。 書店で売っているものは「生活必需品」だと感じた。 その本の著者が稲泉連、今回取り上げる本の著者でもある。 前回が書店で今回が本、この辺りばかりを書いているわけではなく、私が読みたがるのがこの辺りということだ。 今回は、「本を売る」から「本をつくる」に尋ねる...
バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2021.07.29 Thu 22:27
JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「オクトーバー・リスト」 ジェフリー・ディーヴァー著 土屋晃 訳 文春文庫 読了。 とんでもない小説があったもんだ。 全36章からなる小説だが、『第36章 日曜日午後六時三十分』から始まり『第1章 金曜日午前八時二十分 二時間四十分まえ』で終わるという構成になっている。 過去に逆上るかたちで読み進むことになる。 これで小説として成り立つから驚く。 リンカーン・ライムシリーズに「魔術師」という作品があるが、著者にこそ魔術師という称号がふさ...
バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2021.07.23 Fri 22:01
JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「沢村栄治 裏切られたエース」 太田俊明 著 文春新書 読了。 この本を読もうと思った主な動機が二つある。 まず沢村栄治という名前に食いついた。 草薙球場に足を運んだことがある人間なら、県総合運動場から球場に向かうと途中に沢村栄治像があることはご存知だろう。 1934年11月20日、草薙球場で行われた日米野球で若干17歳の投手が全米チーム相手に素晴らしいピッチングを見せる。 あのベーブ・ルースから三振を奪っている。 ルー・ゲーリックにソロ本...
バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2021.07.18 Sun 23:34
JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「Another 2001」 綾辻行人 著 角川書店 読了。 学園ホラー&ミステリ「Another」シリーズの3作目。 2作目の「エピソードS」を読んだことは、一月ほど前のこのブログ内で紹介済み。 やはり「エピソードS」を読んでから「2001」を読み始めたのは正解だった。 あとがきを含めると800ページにも及ぶ大長編を、時間はまあかかったが、それでも挫折することなく一気に読めたのは、共通する登場人物の性格や関係性を「エピソードS」で予習ができていたからだと思ってい...
バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2021.07.15 Thu 21:26
JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「鉄道無常 内田百?と宮脇俊三を読む」 酒井順子 著 角川書店 読了。 「負け犬の遠吠え」で知られる酒井順子は、「女子と鉄道」といった本も出すなど女子鉄としても知られている。 「女子と鉄道」のコピー、『茶道、華道、鉄道』を私はかなり気に入っていて、文庫で読んでもいる。 その酒井順子が、“日本鉄道紀行界の巨星”内田百?と宮脇俊三について書くとは。 これは文庫落ちまでとても待てない。 初めてこの著者の単行本を購入した。 ...
バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2021.07.13 Tue 21:59
JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「殺人記念日」 サマンサ・ダウニング著 唐木田みゆき 訳 ハヤカワ・ミステリ文庫 読了。 いくつかの書評で好意的に取り上げられていたので、そのうち読もうと思っていた作品。 やっとそのうちになりました。 英国推理作家協会賞最優秀新人賞など、いくつかの新人作家に与えられる賞にノミネートされている。 まず目を引くのは題名であろう。 記念日は数あれど、殺人記念日とはね。 内容とは関係なくこの題名を見て思い浮かんだのは石野真子の顔...
バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2021.06.28 Mon 21:39
JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「拡張するキュレーション 価値を生み出す技術」 暮沢剛巳 著 集英社新書 読了。 いつからだろうか、キュレーションあるいはキュレーターという言葉に関心を持つようになった。 キュレーターは日本では美術館や図書館の学芸員の意味で使われていることが多い。 もともとは博物館・博物展の管理責任者の意味であったが、何を選んで見せるか、いかに見せるか、そこにイベントが成功するかどうかの鍵があり、本来は学芸員よりも責任の重いもののようだ。 また英和辞...
バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2021.06.24 Thu 22:27
JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「狩人の悪夢」 有栖川有栖 著 角川文庫 読了。 国名シリーズを除いた作家アリスシリーズの中の長編では最も新しい作品。 とりあえず作家アリスシリーズを読んでみようと思ったら、学生アリスシリーズとは違って作品数が多く、コンプリートは諦めた。 自分勝手に条件をつけて七作に絞り込み、それらの作品はコンプリートしたことになる。 まあかなり自己都合の選択をしていることは否定しない。 今回の作品の舞台は京都府亀岡市。 作家アリスがこ...
バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2021.06.22 Tue 21:50
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