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活字中毒〜読書記録〜
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活字中毒〜読書記録〜

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活字中毒〜読書記録〜
このテーマについて
読書感想文ではなく読書記録。
とにかく既読本を記録しておきたい!
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世に出るのが30年早かった

JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「夢の山岳鉄道」 宮脇俊三 著 ヤマケイ文庫 読了。   2月の上旬だっただろうか、正確なところは覚えていないが、行きつけの書店の文庫新刊売り場を覗いてみたら驚いた。 宮脇さんの文庫新刊が出ているではないか。 それもヤマケイ文庫で。 ヤマケイ文庫はノーマークだった。   先にヤマケイ文庫の話をすると、発行元は山と渓谷社。 名は体を表すとおり、山に関する出版物が多い出版社だ。 文庫のラインナップも独特で、「釣りキチ三平」の作者矢口...

バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2021.03.28 Sun 20:51

2作目にしてシリーズ最凶

JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「ざわめく傷痕」 カリン・スローター著 田辺千幸 訳 ハーパーBOOKS 読了。   著者の最初期のシリーズ『グラント郡』ものの第2弾。 ジョージア州の架空の町グラント郡が舞台。 この町で検死官を務める女医のサラと警察署長ジェフリーを中心に物語は展開する。 この二人は元夫婦、ジェフリーはもう一度夫婦の関係に戻したいとアプローチを続ける。 サラの態度も徐々に受け入れる方向に…というところか。   先に書いてしまうと、途中から読み進...

バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2021.03.24 Wed 22:07

買わない選択を以前した本

JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「日本ノンフィクション史」 武田徹 著 中公新書 読了。   昨年12月17日に書いたブログで、近いうちに読むことを宣言した本。 その日の記事では「現代日本を読む ―ノンフィクションの名作・問題作」を取り上げた。 この本の前に同じ著者がやはり中公新書から本を出していることを知り、ひとまず前著も読まなければと思ったのだ。 こちらのサブタイトルは「ルポルタージュからアカデミック・ジャーナリズムまで」。   先に章立てを書いておく。  ...

バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2021.03.20 Sat 22:30

昭和12年、平和博覧会開催

JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「深夜の博覧会」 辻真先 著 創元推理文庫 読了。   2020年、年末恒例のミステリ・ランキングの国内部門で三冠を達成したのが「たかが殺人じゃないか」だった。 著者は御年88歳の辻真先。 12年前に別名義で発表した「完全恋愛」がランキングの上位に入ったときも驚いたが、今回は90歳を前にしての三冠達成である。 驚きを通り越してただ感嘆するのみだった。 三冠作品の「たかが殺人じゃないか」は、サブタイトルが「昭和24年の推理小説」という。 実はサブタ...

バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2021.03.19 Fri 22:05

現社長の経営哲学が一冊に

JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「経営の正解はすべて社員が知っている」 山室晋也 著 ポプラ社 読了。   2月のある日のことだった。 気分転換も兼ねて、会社帰りにいつもとは違う書店に立ち寄った。 ビジネス書の棚の前を歩いていると、腰巻きに赤い字で『弱いのになぜ黒字?』と書かれた文句が目に入ってきた。 オヤっと思ってその本を手にして驚いた。 著者の肩書が『前・株式会社千葉ロッテマリーンズ 取締役社長 株式会社エスパルス 代表取締役社長』とある。 そう現エスパルス社長の...

バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2021.03.13 Sat 22:02

手がかりは必ず現場にある

JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「スティール・キス(上・下)」 ジェフリー・ディーヴァー著 池田真紀子 訳 文春文庫 読了。   四肢麻痺の名探偵「リンカーン・ライム」シリーズの12作目。 現場に残された遺留品を分析することによって、犯人の行動や動機などを推測する。 この捜査術は、他の追随を許さない。   だがライムはニューヨーク市警の捜査顧問を辞めてしまい、大学で講義をしたり、民事訴訟の資料作成の手助けなどをするようになっていた。 依頼を受けた民事の事件を調べて...

バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2021.03.06 Sat 22:20

女子校好きと誤解しないで

JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「女子校礼讃」 辛酸なめ子  著 中公新書ラクレ 読了。   誤解を招きそうなのであらかじめ書いておくと、女子校(生)が好きだからこの本を読んだわけではなくて、辛酸なめ子の書く文章が好きだからこの本を読んだのです。 と書くとますます、いや隠さなくてもいいですからと言ってくる輩がいるかも知れないが、本当にそうなんだって。   辛酸なめ子は10年ほど前に「女子校育ち」という本を出していて、そちらも読んでいる。 内容はよく覚えていない...

バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2021.03.03 Wed 22:15

招かれざる客が鴉鳴く島へ

JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「乱鴉の島」 有栖川有栖 著 新潮文庫 読了。 臨床犯罪学者火村英生シリーズの一冊。 半年ぐらい前からこの火村英生シリーズで、なおかつ国名が入らない長篇を読み続けている。 今までは角川文庫が多かったが、今回は初の新潮文庫。   あらすじはといえば、火村がのんびりした休暇を過ごすため有栖川有栖とともに三重県沖に浮かぶ小島に向かった。 だが行き違いがあり、二人は目的地とは違う島へ届けられてしまう。 その島は多くの鴉が生息していてどこか気味...

バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2021.02.21 Sun 22:16

見る、観る、診る、看取る

JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「聖路加病院 生と死の現場」 早瀬圭一 著 岩波現代文庫 読了。   聖路加病院というと日本でも指折りの有名病院と言えるだろう。 長く法人の理事長を務めた日野原重明氏の名前は多くの方がご存知のはず。 またすでにかなり遠い過去のこととなってしまったが、地下鉄サリン事件が発生したときには多くの患者を受け入れた。 私がはっきりと聖路加病院という名前を意識したのはその時が最初かも知れない。 その聖路加病院に働く5人とその周辺の人々を丹念に取材し、...

バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2021.02.18 Thu 21:59

惜しげもなく新機軸を投入

JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「暗殺者の悔恨(上・下)」 マーク・グリーニー著 伏見威蕃 訳 ハヤカワ文庫NV 読了。   グレイマン(人目につかない男)シリーズもこれで9作目。 自分では意外に思ったのだが、いままでこのブログでは取り上げたことがなかったようだ。 第1作めが「暗殺者グレイマン」。 2作目以降は「暗殺者の〇〇」という題名となっている。 このグレイマン、人目につかないだけではなく超のつく凄腕の暗殺者でもある。 現在は一応CIAの資産(アセット)として任務...

バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2021.02.14 Sun 21:18

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