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活字中毒〜読書記録〜
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活字中毒〜読書記録〜

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活字中毒〜読書記録〜
このテーマについて
読書感想文ではなく読書記録。
とにかく既読本を記録しておきたい!
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アップグレードの意識を?

JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「新・人間関係のルール」 辛酸なめ子 著 光文社新書 10月10日に読み始め、10月17日に読了。   このところ消化器系の調子がよくない。 ブログの更新がなかなか進まないのも、書こうとするとトイレに行きたくなり、書く気をなくしてしまったというのが何日かあったからだと言い訳めいたことを書いておく。 以前は腸の調子が良くないと思っていたが、最近は胃の調子が悪いという自覚がある。 決して人間関係のストレスが原因ではない、たぶん。   ...

バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2021.10.29 Fri 22:15

あやしさ漂う奥泉ワールド

JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「雪の階(上・下)」 奥泉光 著 中公文庫 10月3日に読み始め、10月13日に読了。   今年の1月に同じ著者の「シューマンの指」を読み、この「雪の階」を『近いうちに読む』と書いた。 実際は半年以上経っていて、全然近いうちではなかった。 それだけ読みたい本が多くあって、なかなか消化できないということなんですが。 参考までに『階』は『きざはし』と読む。 階段とほぼ同義。 やまとことばを使いたいという理由なのだろうか。   と...

バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2021.10.22 Fri 21:47

組織より一人の記者として

JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 『メディアの闇 「安倍官邸 vs. NHK」森友取材全真相』 相澤冬樹 著 文春文庫  9月27日から読み始め、10月9日に読了。   この本を読んでいる間に、近畿財務局の職員だった赤木俊夫さんの妻雅子さんが岸田首相に手紙を送ったという記事を新聞で読んだ。 タイミングがいいというか、なんというか。 岸田首相は赤木雅子さんの希望を受け入れ、公文書改ざん問題の再調査を行うのか。 衆院選挙で忘れ去られるのを待つのかもしれないが、それでも問題が有耶無耶に...

バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2021.10.14 Thu 20:59

三部作の完結篇は群像劇!

JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「われらが痛みの鏡(上・下)」 ピエール・ルメートル著 平岡敦 訳 ハヤカワ文庫 読了。   「天国でまた会おう」「炎の色」に続く両大戦間三部作の完結篇。 訳者あとがきによると、著者はこの三部作を『災厄の子供たち』三部作と呼んでいるとのこと。   初版の腰巻きには、上巻「歴史ミステリ3部作 待望の完結篇!」、下巻「戦火に奔走される人々の息もつかせぬ群像劇」ということが書かれている。 これはミステリなのかという疑問と、群像劇となんぞや...

バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2021.10.11 Mon 21:49

この人だから書ける藤井論

JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「藤井聡太論 将棋の未来」 谷川浩司 著 講談社+α新書 読了。   藤井聡太三冠が勝ちまくっている。 将棋連盟のサイトで今日(10月7日)確認したところだと、今年度成績が31勝6敗で勝率.838。 将棋界のタイトルでいうと、対局数、勝数、連勝の3部門で1位、勝率のみ3位。 勝率は1位じゃないのかと思われるかもしれないが、よくよく見ると上位は1戦1勝の勝率10割で、実質的にはこの部門も藤井三冠が1位だった。 こちらでは4冠だ。   特...

バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2021.10.07 Thu 22:18

文字は何んでも知っている

JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「文字渦」 円城塔 著 新潮文庫 読了。   単行本刊行時に話題になった本を、文庫になってからこっそりと読むということをよくやる。 比較的近いところで思い出せるのは「最後の秘境 東京藝大ー天才たちのカオスな日常」だ。 この本はノンフィクションだったが、今回読んだのは小説の「文字渦」。 どんな話題だっかというと、文庫本の腰巻きに書いてある文句でその一端が垣間見えるかもしれない。 『翻訳不可能!』『今世紀最高の奇書、文庫化。』、さらに『「新...

バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2021.10.03 Sun 20:48

これを走ったら命はないと

JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「昭和十八年 幻の箱根駅伝 ゴールは靖国、そして戦地へ」 澤宮優 著 集英社文庫 読了。   このブログで澤宮優の作品を取り上げるのは二回目になる。 昨年の11月に「世紀の落球」を取り上げた。 その作品がそうだったように、野球を題材としたノンフィクション作品が多い。 だが今回読んだのは箱根駅伝、それも『幻の』と頭につくいわくつきのと言ってもいい大会が題材のものだ。   私は中学時代、持久走は割と速く、スポーツテストでは1500M走で得点を...

バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2021.09.23 Thu 19:57

いつだっておまえの父親だ

JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「帰らざる故郷」 ジョン・ハート著 東野さやか 訳 ハヤカワ・ミステリ 読了。   アメリカのミステリ界で最も権威のあるエドガー賞長編賞を二度受賞したことがあるジョン・ハートの最新作。 受賞作の「川は静かに流れ」と「ラスト・チャイルド」は読んだことがある。 といっても内容はほとんど忘れている。 この本の解説の文章で、著者は自分の作品を『家族をめぐる物語』を描くものと述べているとある。 なるほど、確かにと納得した。   舞台は1972...

バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2021.09.20 Mon 21:32

“墨子を読みなさい”の真意

JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「墨子よみがえる “非戦”への奮闘努力のために」 半藤一利 著 平凡社ライブラリー 読了。   それなりに名の通った作家が亡くなると、すぐに書店で追悼コーナーができる。 逆に追悼コーナーができるということは、著名な作家であったことの証明と言えるのかもしれない。 この本の著者の半藤一利は今年の1月に亡くなった。 すぐに多くの書店でコーナーができた。   私は追悼コーナーができたからといって、そのコーナーの本を手に取ろうとは...

バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2021.09.16 Thu 22:00

“非道く困った”だと思うが

JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「昨日がなければ明日もない」 宮部みゆき 著 文春文庫 読了。   杉村三郎シリーズの第5弾。 私立探偵杉村〜と書きたいところだが、探偵になったのは4作目からなので、杉村三郎シリーズとするしかない。 今回は3篇からなる中篇集。   この本の初版の腰巻きには“私立探偵・杉村vs.ちょっと困った女たち”と書かれている。 だが、この文句は適当ではないのではないか。 “ちょっと”どころではない困ったやつ(ら)が出て...

バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2021.09.13 Mon 22:00

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