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本日発表された次期星組トップコンビの礼 真琴と舞空 瞳の二人には、これまで注目し続けてきた。 礼 真琴の舞台を初めて見たのは、2016年の星組公演『こうもり』『THE ENTERTAINER!』。3番手も歌が上手いなあと思ったのが最初の出会い。以来、レベルの高いダンスに芝居も楽しみに舞台を見てきた。またその最初の作品で102期生がデビュー。その中に舞空 瞳がいたことには偶然以上の何かあったのかもしれないと感じてしまう。 舞空 瞳に初めて気づいたのは、2018年の花組公演『ポーの一族』。キングポーと共...
宝塚的幻想雑記 | 2019.04.25 Thu 22:54
『無限無双』は宮本武蔵の幼少のころから佐々木小次郎との決闘までを高みを目指し修業を重ね成長する姿を舞台上で展開しながら、五輪書を記したことまで表現する、何とも壮大な作品だった。やはり珠城りょうでないと、このスケール感のある作品に嵌らなかったと思っている。 中盤以降、舞台上に現れる地・水・火・風・空の文字は、宮本武蔵の記した兵法書「五輪書」の巻分けにも用いられた仏教思想の「五大」。お芝居の最後、武蔵が巌流島の決闘に勝利し高みへたどり着きながら虚無感しかない場面で、武蔵の背後には...
宝塚的幻想雑記 | 2019.04.14 Sun 17:41
『無限無双』の登場人物で見ようと思わなくても目に飛び込んでくるのは佐々木小次郎、美弥るりかには、どの公演でも大きな瞳に視線を奪われた。過去のVTRでもどこにいるのかすぐにわかる。彼女の退団はフラワーバスケットの中からゴージャスな大輪が欠ける印象だ。 初めて彼女を観たのは『舞音-Manon-』でのもう一人のシャルル・ド・デュラン。軍服を着くずしセリフもなくたたずむ大きな瞳が印象的だった。セリフのあった続く『Nobunaga-下天の夢-』は物足りなさが残った。あのルックスに髷姿は似合わない。そう思う...
宝塚的幻想雑記 | 2019.04.06 Sat 18:18
『クルンテープ』の楽曲が変わっての観劇となった今回、ケングエングは出演者は変わらないが曲が「cha cha SING」から「セマニフィーク」に変わっておとなしくなった印象だ。続くニューハーフショーはタイの雰囲気とショーとしての華やかさに溢れ一気に気分が盛り上がった。輝月ゆうまには大拍手を送りたかったが、「Shall we dance」への繋ぎに隙間がなかった。なので、この場で素晴らしさに賞賛を送りたい。 輝月ゆうまは毎公演、印象的な役どころで突き刺さって記憶に残る。和物の芝居にタイがテーマのショーでど...
宝塚的幻想雑記 | 2019.03.30 Sat 21:12
『夢現無双 -吉川英治原作「宮本武蔵」より-』と『クルンテープ 天使の都』の2回目の観劇は、芝居とショー全体をとおして美園さくらの変化が目についた。チャレンジしているようだった。 『無限無双』では、演技により感情がこもって、ラストでは宮本武蔵(珠城りょう)を想い、涙で頬を濡らしなら歌っていた。『クルンテープ』のラストのデュエットダンスの振り付けは、おいでおいでから両手で受け止める振りに変わっても、より珠城りょうを慕う気持ちが滲み出していた。変わらない『無限無双』の突然の歌場面でもす...
宝塚的幻想雑記 | 2019.03.24 Sun 21:09
月組の大劇場公演、グランステージ『夢現無双 -吉川英治原作「宮本武蔵」より-』とレビュー・エキゾチカ『クルンテープ 天使の都』の初回観劇、新トップ娘役美園さくらのお披露目、2番手美弥るりかの見納めの憶いをもっての大劇場となった。 『無現無双』は、宮本武蔵(珠城りょう)の剣豪をめざす過程と成長が、佐々木小次郎(美弥るりか)との決闘シーンも交えて展開される。次々と場面を変えて成長の過程を描き、慌しい感じはするが、多くの場面は少ない出演者で演じられ、主役が変わり続ける。ラスト...
宝塚的幻想雑記 | 2019.03.17 Sun 20:39
前楽の公演を観て思うところは、舞台全体と同じように個々の演技でも熱量が上がって、より芝居を楽しめるように進化したということだろう。笑いは増えていたことからもそう思う。宝塚での他の公演と同じように、回数を重ね、さらに新人公演を経て、芝居の熟度が高まっていた。 カサノバ(明日海りお)のセリフにアドリブが混ざり、バルビ神父(水美舞斗)もカサノバとの絡み方に粘りが出て存在感が増し笑いが増えていた。全体に進化が感じられるなかで、公演当初と変わらず安定の演技だったのはベアトリーチェ(仙名彩世)だ...
宝塚的幻想雑記 | 2019.03.10 Sun 21:05
今回花組トップして9作目の本公演になる明日海りおは、主役として作品のテーマに合わせてどのような色を発することができる。これまで2作続いたしっかりとした芝居の求められる宝塚オリジナル作品では核としての抜群の存在感を示し、今回の『Casanova』は芝居に歌にビジュアルと、何でもござれと演じきっていた。 祝祭喜劇とサブタイトルにあるとおりコメディータッチな演技に笑いが起こる場面が多い。 コンデュルメルの柚香 光は、シリアスな雰囲気ながら笑いも引き出し、歌もセリフも多くとても目に留まる役を...
宝塚的幻想雑記 | 2019.02.24 Sun 17:28
祝祭喜歌劇『CASANOVA』は主人公の史実を生かしたストーリーをフレンチロックに乗せて展開するポップでライト、前2作の本公演とは変わって明るく楽しめるミュージカルだ。 そして『ポーの一族』以降の印象のままの出演者が一体となって舞台の熱量をあげるスタイルを再び体感して、大劇場に花組が戻ってきた気がした。 シリアスな重苦しさはなく軽くコミカルに浮き立つわけでない、あまたの女性が夢中になる、これまでにない役どころの明日海りお。妖艶な黒魔術使いの夫人のコンデュルメル夫人を演じた鳳月 杏のシル...
宝塚的幻想雑記 | 2019.02.09 Sat 19:30
公演が進みカール(紅ゆずる)のセリフの間やトーンが変わって、さらに泣かせ度合いの上がった『霧深きエルベのほとり』で、悲しいけれど涙なしの場面をあてがわれた七海ひろき。カッコいい男役の最後らしいお別れだった。 七海ひろきには、カッコいいへ振り切った潔さを舞台だけではなく楽屋口へ向かう時にすら感じてしまう。カッコいい男役になり切った本物を演じるタカラジェンヌは、今は七海ひろきの他にはいない。そんな男役のさよならは涙を流しても似合わない。だから、あばよ!荷物を肩にかけ花嫁ベティ(水...
宝塚的幻想雑記 | 2019.02.03 Sun 19:27
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