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宙組の本公演、−本朝妖綺譚−『白鷺の城』、『異人たちのルネサンス』—ダ・ヴィンチが描いた記憶—の3回目の観劇でした。 『白鷺の城』は陰陽師という私には馴染みのない主人公ながら、登場人物の物語を理解して観ると、登場人物の関係や美しい衣装と楽しむところはたくさんありました。この公演で退団する風馬翔がラストの狐の嫁入りで楽しそうなはねっこ踊りを見て、ほっこりした気分で和物のショーは終演となりました。 『異人たちのルネサンス』は、レオナルド・ダ・ビンチ(真風涼帆)とカ...
宝塚的幻想雑記 | 2018.10.28 Sun 18:43
仙名彩世の退団のニュースを目にしての印象です。しかし、ほかの娘トップの学年を考えれば、94期はもうそろそろなのかもしれません。 娘トップのデビューは昨年、2017年の「邪馬台国の風」でしたが、あまり娘トップの就任感のない静かなスタートでした。 魅力に気づいたのは「ポーの一族」からです。シーラの優しさに愁いを帯びた演技で、この世から消されてしまうシーンに胸が痛みました。 「Messiah」の流雨の洞窟の中の光が差す道を歩きながら歌う”流雨の祈り”では、天使の歌声...
宝塚的幻想雑記 | 2018.10.15 Mon 22:29
宙組大劇場公演の2回目の観劇でした。これまでのところネット上では賛否それぞれ感想が見られますが、今回、初回に感じなかったことがたくさん伝わってきました。 『異人たちのルネサンス』—ダ・ヴィンチが描いた記憶—は、初回の印象として強すぎると思ったロレンツォ(芹香斗亜)の存在感が少し抑えられた代わりにレオナルド・ダ・ヴィンチ(真風涼帆)とジュリアーノ(桜木みなと)の存在感が高まりました。特に物語に重要なジュリアーノ(桜木みなと)とロレンツォ(芹香斗亜)との関係だけでなく、...
宝塚的幻想雑記 | 2018.10.13 Sat 21:03
和物のショー『白鷺(しらさぎ)の城』から始まった今回の公演、きらびやかでストーリーのあるショーは、陰陽師が主役で理解できず終わってしまうのかと心配したのですが、そこは宝塚のショー、ツボは押さえられています。衣装の美しさや、ストーリーのユニークさ、ダンスや舞踊、映像も織り込むなど楽しむポイントはたくさんありました。 ミュージカル『異人たちのルネサンス』は、主人公のレオナルド・ダビンチ、彼に関係する登場人物たちとの関係がわかりやすく、ストーリーにはラストへとつながる伏線がいろいろ...
宝塚的幻想雑記 | 2018.10.06 Sat 18:38
5回目の観劇は美弥るりかの休演をうけての配役でした。この状況でこれまでどおりの世界観で”エリザベート”は上演され、宝塚歌劇団の底力、層の厚さを感じざるを得ませんでした。 また、私もその一人ですが、お客様の温かさも感じました。パレードので風間柚乃と月城かなとに対して、決して贔屓ではなく、良いものには良い、そういう気持ちの場内割れんばかりの拍手には感激してしまいました。 新人公演で演じたルキーニをやり遂げた風間柚乃は、堂々とした演技でスター然とした雰囲気はただ者ではありませ...
宝塚的幻想雑記 | 2018.09.24 Mon 19:05
やっと風間柚乃のルドルフを観ることができました。実は前回見た時が役替わりBだと思い込んでいたのでやっとという思いがしたのでした。 風間ルドルフは、ハプスブルグ家のために立ち上がらないといけない気持ちが内面からジワジワと湧き上がり、ストレートに行動につながっていました。この湧き上がった気持ちが叶わなかった時、気持ちを覆う皇位継承者としての器にヒビが入り、助けを求めたシシィ(愛希れいか)大人だから一人で解決するようにと突き放されて、気持ちがガラガラと崩れていくようでした。決して絶望感に打ち...
宝塚的幻想雑記 | 2018.09.21 Fri 22:54
3回目の月組エリザベートの観劇の感想です。 新人公演を経てその上に役替わりもありました。組全体の熟度がさらに高まったようです。 ルドルフ(暁 千星)のハプスブルグ家の存続のためにハンガリーの独立を望む思いの強さはそのままに、ヨーゼフ(美弥るりか)のことも思ってのものと感じられる柔らかさが混じっているようでした。 風間柚乃のシュテファンは存在が目立つようになっていました。革命家ではリーダー、エルマー(蓮つかさ)の存在にかき消されることなく、声を発せず舞台上を歩くだけでもきっちりと存在...
宝塚的幻想雑記 | 2018.09.16 Sun 21:55
今回で2回目となる月組「エリザベート」の観劇でした。 初回は「エリザベート」という作品の世界観と珠城りょうをはじめとする月組の個性とがコツコツと当たる部分があるように感じましたが、これらが混じり合ってきてまろやかな雰囲気になってきた印象です。 珠城りょうのトートはシシィー(愛希れいか)に対してストレートに愛を抱きながら辛抱強く待っています。最初に会った時に”私を返して”とシシィー(愛希れいか)に言われた時の表情、あの時の感情は、いつかまた会える、いつかは...
宝塚的幻想雑記 | 2018.09.09 Sun 23:21
次の公演があれば絶対に見たいと思っていた「エリザベート」が、宙組から2年、今度は月組の公演を見ることができました。待ちに待った公演のチケットを無事に確保でき観ることができました。超大作の作品の力に負けず期待に十分に応えてくれました。 全体的には、惚れ込むきっかけになった不気味感満載の宙組公演と比べて、全体にくせがなくストレートで切れのある芝居で、エリザベート(愛希れいか)がとても強い人物として表現されている印象を受けました。エリザベートがエリザベートとして存在し、”私だけ...
宝塚的幻想雑記 | 2018.08.26 Sun 19:58
松倉勝之(鳳月 杏)の悪さはどれほど滲み出してくるのだろうと思うほどでした。舞台上での首の角度、視線の方向に悪さがにじみ出ています。鳳月 杏がいろいろなインタビューで答えているとおり、島原の乱の史実として松倉は鎮圧後に切腹させらています。10万石の石高の報告も史実のとおりです。広く知られている史実をもとに皆が悪いと認める役柄を悪く見せることが、芝居に厚みを加えています。 一方で、松平信綱(水美舞斗)は、幕府を守るために将軍に一心に使える幕臣として演じられています。史実では智恵者の伊豆の守と...
宝塚的幻想雑記 | 2018.08.18 Sat 20:03
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