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先日、農研機構野菜花き研究部門主催のシンポジウム「人工知能未来農業創造プロジェクト公開シンポジウム ― AIを利用した施設園芸・植物工場の未来へ向けて―」に参加しました。すでにAIと施設園芸・植物工場に関するプロジェクトが多く走っており、あいさつに立たれた農研機構の研究担当理事(大谷さん)は、研究が終了してからではなく研究の途中にどんどん情報発信をしていく、と宣言をされていました。これは注目をあびているプロジェクトでは非常に大切なことと思いました。業界紙各社の記者の方も多く参加されていたので、シン...
農業・施設園芸・植物工場の未来 | 2019.02.13 Wed 06:52
園芸新聞という歴史のある業界紙があります。生産者のグループの記事など現場密着の記事が多く、また韓国などの海外施設園芸情報も時々掲載されています。2月7日号(第1329号)には、「友成ハイテク温室に参入」という記事が掲載されました。友成ハイテクとは、「WOOSUNG HITEC」(ウサンハイテク)という韓国慶尚南道にある農業資材メーカーです。DCモーターの巻き上げ換気装置では、日本国内にもかなりの数の製品が使われています。私も以前、ずいぶんお世話になったメーカーです。また、制御機器を多く開発しており、温室の環境制...
農業・施設園芸・植物工場の未来 | 2019.02.12 Tue 14:07
先日、施設園芸分野での著名な技術士である板木利隆先生の著書「九十歳 野菜技術士の軌跡と残照」出版祝賀会が開催され、私も出席してまいりました。長年、板木先生を支えられてきた奥様や、娘さんたち、お孫さんのお嬢様まで同席され、なごやかな会となりました。出席者は130名と、当初予定の100名からだいぶ膨れ上がり、立食の会となりましたが、業界の重鎮の皆様に加え、我々のような現役の連中にもお声がかかり、ここにいるだけで多くのことが分かってしまうような雰囲気がありました。さすが板木先生という気がしました。 &n...
農業・施設園芸・植物工場の未来 | 2019.02.10 Sun 21:17
2月6日付け農業新聞一面に、スマート農業の普及目標を年度ごとに定める、という記事がトップで掲載されました。 政府の未来投資会議の会合で農水省が示したもので、4年後の2022年度までに主要10品目の全国500産地でスマート農業技術体系を構築し、農家がモデル圃場を見学できるようにする、とあります。そして2025年度までに主業農家がスマート農業(=データを活用した農業)を実践できるようにする、とあります。 記事には、その他に農業大学校でのカリキュラム化や、農研機構研究者のAI人材...
農業・施設園芸・植物工場の未来 | 2019.02.07 Thu 20:40
先日、ある大規模農場を訪問し、経営者の方と環境制御についての意見交換をしました。温度、湿度ともにセンシティブな管理が必要な作物で、特に乾燥によるストレスが加わらないよう、湿度の維持には注意を払われているようでした。そのために環境制御装置の設定を状況に応じて細かく調整している様子でした。 ○温室の温度管理と湿度管理のテクニック ここでの湿度は一般に用いられている相対湿度のことです。気温が上昇すれば相対湿度は下がるため、温室の温度管理と湿度管理は常にリンクしていると言え...
農業・施設園芸・植物工場の未来 | 2019.02.06 Wed 18:36
施設園芸業界で飯を喰う人間であれば、業界紙、業界誌の2、3は常時通読しなければなりません。日本農業新聞は国内外の取材網の広さと、特に国や自治体情報のキャッチが強く、必ず読んでいます。熟読する時間がなければ見出しだけはチェックしますし、スクラップも続けています。ここ数日のニュースを紹介します。 〇農家収集データ契約に扱い明記、農水省指針策定(2月3日付け1面) 記事概要:農家データをICTの活用で収集し活用するメーカが増えており、農水省は両者が結ぶ契約のポイントをまとめたガ...
農業・施設園芸・植物工場の未来 | 2019.02.03 Sun 23:20
生産者や農業関係者にお集まりいただいたセミナーでの講師をいたしました。テーマ的には、最近のスマート農業の進展で、ハウス環境などのデータが簡単に手に入るようになったものの、それらをどう活かしたら良いか?という悩みが現場に増えている、という課題への解決提案の形でした。 〇植物への直接操作と遠隔操作 道具や機械も何も無い原始の農業であれば、人間が植物に直接触って定植したり、管理したり、収穫するしかなかったと思います。それが農機具や農業機械、園芸ハウス、養液栽培装置、環境制...
農業・施設園芸・植物工場の未来 | 2019.01.31 Thu 21:54
板木技術士事務所所長の板木利隆先生が、卒寿の自伝を出版されました。多筆の先生で、監修を含めた著書は36冊目となるそうです。本著も執筆に3年もかけられた300ページ弱の大著です。2月1日の発行前に板木先生から送られた著書を読むことができました。ありがとうございました。自分が技術士を志したのも板木先生という大きな目標があったからで、受験指導も含めメンターとして折りに付けて指導をいただいてきました。90歳での自著の自伝を出版されるという偉業に、改めて敬意を表したいと思います。 〇施設園芸の歴史...
農業・施設園芸・植物工場の未来 | 2019.01.29 Tue 22:27
あるキュウリ産地に、先日伺う機会がありました。高い収量を上げている産地で、いろいろな取り組みをされていました。環境制御技術の導入も積極的で、機器類を見せていただいたところ、懐かしい製品を産地のあちらこちらで見かけました。あえて製品名を出しますが、三基計装製の「スーパーミニ」シリーズです。 〇「スーパーミニ」とは? 三基計装という会社は、昭和の頃からハウスの環境制御装置の製造販売をしており、この分野の最古参ではないかと思います。現在は計装大手のチノーの子会社ですが、代...
農業・施設園芸・植物工場の未来 | 2019.01.27 Sun 09:10
トマトやキュウリなどの果菜類の栽培期間は半年〜1年弱と長期にわたります。定植から収穫終了まで、植物はその形を生育に応じて変えていきます。生育ステージに応じた植物の形態をどのように作っていくかが、栽培者の技術になると思います。収量や品質を向上する前に、それらを実現する植物をどのように仕立てていくか、どのように作り上げるかが、技術の見せ所になるでしょう。 〇植物の形態変化と農業の特徴 トマトやキュウリなどの果菜類は生育に従って、茎の伸長、節の増加と脇芽や花芽が進み、さらに...
農業・施設園芸・植物工場の未来 | 2019.01.24 Thu 20:40
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