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千葉大蔬菜園芸学研究室の土葉会(第324回!)に先月参加しました。加工業務用野菜の安定生産、調達、生育予測についてと、現在のホットな分野のテーマの勉強会でした。 ○生産者の育成支援 (有)白河高原農場という、サイゼリアの自社農場の方のお話があり、震災で出荷ができなくなってから、調達業務を開始し、それが栽培指導や資材供給、安定取引のための工夫と色々な広がりがあったことの紹介でした。 サイゼリアはイタリア料理のチェーンで、食材調達を重視したメニューや調理を考えているそうです。自社農場でもサイ...
農業・施設園芸・植物工場の未来 | 2019.01.14 Mon 10:50
先日、ある勉強会に参加し、講師の方から「ストレングス・ファインダー2.0」という書籍の紹介がありました。ストレングスとは自分の強みのことで、他人には無い強みを活かすため、その源泉となる資質を分析するサービス付き(米国ギャロップ社提供)の本です。 書籍自体はベストセラーであり、タイトルも2.0ということで、分析内容も改良されているようでした。こうした自己分析は色々あり、すでにされている方も多いと思いますが、自分の場合はこの年になるまでまったく経験がなく、興味本位もあり書籍を買い、付録のサービ...
農業・施設園芸・植物工場の未来 | 2019.01.10 Thu 21:34
農畜産業振興機構から毎月出される野菜情報に、「韓国のパプリカの生産、流通および日本への輸出動向」という調査レポートが掲載されています。手広くまとめられた、良いレポートだと思います。 https://vegetable.alic.go.jp/yasaijoho/kaigaijoho/1901/kaigaijoho02.html ○韓国のパプリカ生産と販売の状況 現在の韓国の状況を一言でいえば、施設面積が700ha以上で、年間生産量約8万トンのうち日本向けに約3万トンの輸出があり、日本国内シェアの8割弱を占め、年々成長をしているということです。そ...
農業・施設園芸・植物工場の未来 | 2019.01.08 Tue 13:19
昨年のことですが、大阪府立大学植物工場研究センターの研修に参加しました。このセンターは人工光型植物工場の実物があって日産3000株規模だったと思いますが、日夜生産をしています。大学内施設で研究と実証を兼ねての運営ですが、人材育成のための研修も盛んで、太陽光型植物工場の内容とミックスでの研修メニューとなっています。 〇焼き肉チェーン店店長出身の植物工場工場長 今回の研修のうち人工光型植物工場の講師は、福井県小浜市に立地する木田屋商店小浜植物工場greenlandの島田工場長でした。島...
農業・施設園芸・植物工場の未来 | 2019.01.07 Mon 07:29
画像は山口県山口市にある県の農林総合技術センターの建物で、かなり老朽化が進んでいました。このたび防府市にある同じ県の農業大学校と統合再編されることになり、機能も防府市に移されることになったそうです。他県でも老朽化した農業試験場の建物は多く、現在は千葉県でも農林総合研究センター本館を新築中です。また近く新築計画のある県のお話もあるようです。 〇農業試験場の名称 私たち業界関係者でも「農業試験場」と、都道府県の農業研究機関のことを言ってしまっていますが、実際にある農業試験場は、「秋田県農...
農業・施設園芸・植物工場の未来 | 2019.01.03 Thu 21:23
今年はスペインの施設園芸地帯を訪問する機会がありました。 ムルシア州という、地中海沿岸地域のトマト栽培施設の画像です。 鉄柱にワイヤーを張りフィルムを載せただけのシンプルなハウスです。乾燥してストレスかかっているようでいて、たくさんの果実が成ってる、日本のものともオランダのものとも異なるトマト、そして冬でも温かく暖房無しで栽培をしています。 EU市場ではオランダ産トマトとは競合し、生産コストや販売面で勝っていると言われるスペイン産トマトです。費用対効果の非常に...
農業・施設園芸・植物工場の未来 | 2019.01.02 Wed 10:48
施設園芸などの農業経営研究者の故永江弘康先生の著書を元日に読み返しています。永江先生は熊本県八代市の出身で、千葉県農業試験場や千葉大学で農業経営研究を行う中で、故郷の八代や同じ熊本の植木などに足しげく通われていました。また成田空港の三里塚闘争円卓会議にも参加され土地所有者の農民と空港公団側の話し合いの場に立っていたとお聞きしています。その他、中国の施設園芸の調査なども晩年近くにされ、2001年に東京農業大学に移られた後に逝去されました。 非常に活動範囲の広い先生で、千葉県に在職中にも他県に...
農業・施設園芸・植物工場の未来 | 2019.01.02 Wed 00:22
私は仕事がらみでの知り合いは多い方だと思っていますが、友達は少ないと思います。毎週のように新しい接触があって名刺やメールの交換も頻繁にあり、そうした付き合いは増えては消え、増えては消えです。多くは一過性のもので、友達と言える付き合いは、そうした接触からは育ちません。 仕事関係でも相当に接触を重ね、お互いの信頼が得られた中では、友達関係が得られると考えています。信頼関係と言った方が正しいかもしれませんが、一緒に遊んだり、どこかに行ったりすることも考えると、友達関係になってくると自分では思...
農業・施設園芸・植物工場の未来 | 2018.12.31 Mon 10:16
画像は2年前に視察をした、加工業務用ホウレンソウの圃場です。かなり大きめのホウレンソウを自走式の収穫車で刈り取り、収穫車後部の鉄コンテナにコンベヤで詰め込んでいるところになります。野菜の収穫作業の自動化も露地野菜栽培では多くの場面で機械化や自動化が進んでいます。 ○加工業務用野菜の生産加工現場 この圃場は10a程度の面積で、収穫作業も短時間で終わり、何十、何百とあるホウレンソウ圃場を、この収穫車は巡回しています。またホウレンソウが満載の鉄コンテナは、集荷場に集められ、冷凍ホウレンソウの...
農業・施設園芸・植物工場の未来 | 2018.12.26 Wed 06:32
自分は、6年と9ヶ月も同じ職場、同じ業界で働いているのですが、改めて時間の経つのがとても早い感じがします。6年一区切りという言葉は無いのですが、少し振返ってみたいと思います。 〇6年前の施設園芸・植物工場の業界 6年前の2012年を思い出すと、東日本大震災の翌年で、農業や施設園芸で大きな被害を受けた福島、宮城、岩手などの現地復興の話はまだまだ聞こえてきませんでした。がれきの除去や除染の作業で手一杯の頃だったかもしれません。 6〜7年前から植物工場のブームのようなものが始まっていましたが...
農業・施設園芸・植物工場の未来 | 2018.12.21 Fri 22:26
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