[pear_error: message="Success" code=0 mode=return level=notice prefix="" info=""] 日本文学のブログ記事をまとめ読み! 全612件の43ページ目 | JUGEMブログ

>
日本文学
  • JUGEMテーマ

ブログテーマ

ユーザーテーマ

日本文学

このテーマに投稿された記事:612件 | このテーマのURL:https://jugem.jp/theme/c216/12487/
日本文学
このテーマについて
日本に生まれた我々が、
最も身近な文学。
このテーマの作成者
作者のブログへ:「utawo2009」さんのブログ
その他のテーマ:「utawo2009」さんが作成したテーマ一覧(3件)
このテーマで記事を投稿する
このテーマに投稿された記事
rss

< 38  39  40  41  42  43  44  45  46  47  48 >

荷風とスペイン風邪

JUGEMテーマ:日本文学  今日4月30日は荷風忌。南千住・浄閑寺の荷風忌は、昨年に続けて今年もコロナ禍で中止になった。「昨年春『中止のお知らせ』をお送りいたしました時、次回の開催への疑いは少しも抱いておりませんでした。しかし、今回もやむなく……」と、「荷風忌中止のお知らせ」のはがきが届いたが、新型コロナウイルスがこんなに長く日本列島に居座るとは、多くの人が思っていなかった。状況は一年前よりむしろ悪化している。国のリーダーたちの今に続く無策を痛感する。     ...

見る 読む 歩く | 2021.04.30 Fri 18:01

宮沢賢治とスペイン風邪

JUGEMテーマ:日本文学  磯田道史はスペイン風邪と宮沢賢治についても伝えている(『感染症の日本史』)。賢治はかからなかったが、日本女子大在学中の妹トシが大正7年(1918に)暮れに感染し、東京帝大医科付属小石川分院「永楽病院」に入院、賢治は母と一緒に上京し、翌年1月半ばに母が花巻に帰宅後も、2月上旬トシの退院、帰京まで看病した。    その間の父宛ての書簡数十通が、手持ちの『宮澤賢治賢治全集 11』(筑摩書房 昭和34年刊)に、45ページにわたって収録されている。     ...

見る 読む 歩く | 2021.04.29 Thu 12:24

志賀直哉の「流行感冒」に注目

JUGEMテーマ:日本文学  磯田道史の『感染症の日本史』は、志賀直哉「流行感冒」にも触れている。この作品「流行感冒」は、100年前のスペイン風邪を題材にしている。    千葉県我孫子に住む小説家の私は、妻と娘・左枝子、そして「石」と「きみ」という2人の女中と暮らしている。「私」最初の子供を病気で亡くしたから、娘の健康に対してきわめて過敏である。  大正7年(1918年)秋。流行感冒(スペイン風邪)が流行、感染者が増加する。小学校の運動会で感染者が多く出たという話も聞く。10月中旬のある日、毎...

見る 読む 歩く | 2021.04.28 Wed 11:20

内田百?と100年前のスペイン風邪

JUGEMテーマ:日本文学    50年前の4月に亡くなった内田百?が、亡くなる50年前、今から100年前当時のスペイン風邪に感染して大変だったことを、磯田道史『感染症の日本史』で知った。内田百?はメガネ屋で眼鏡を買った時、店の「主人が〈はあはあ〉いっていて、スペイン風邪かなと、と思ったら、果たしてその翌日から猛烈なインフルエンザの熱が出て、到頭四十度を越しただけでなく、家中の者がみな感染して大変なことになった」(『実説艸平記』)と紹介している。  

見る 読む 歩く | 2021.04.27 Tue 18:33

北原白秋『桐の花』を読む? 川喜田晶子

ほのぼのと人をたづねてゆく朝はあかしやの木にふる雨もがな 『桐の花』    とても素直でなめらかな、踊りにたとえるなら筋肉のつかい方に不自然なところやむだな動きのない、白秋らしさが最大限美質として表現された一首とおもう。  人をたずねてゆく行為がおのずからほのぼのとしているのではなく、その行為と世界とのあいだに引かれた境界線をやわらかく消してしまうには、あかしやの木にふる雨が欲しいものだ、とおもう。そうおもうことが、何の根拠もないけれどもほんとうに今にも雨を誘いそうな気がする。人...

星辰 Sei-shin | 2021.04.26 Mon 12:51

北原白秋『桐の花』を読む? 川喜田晶子

さしむかひ二人暮れゆく夏の日のかはたれの空に桐の匂へる 『桐の花』    ここでの「匂へる」は、桐の花の香が匂うのであり、古語の「匂ふ」より嗅覚に限定された使い方であろう。  だが、一首全体から顕ちあがるものはむしろ古語の「匂ふ」に近いかもしれない。桐の花の香を通して、世界と、さしむかいの二人とが、それぞれの輪郭を保ちながら、それを一気に踏み越えて溶け合うことへの渇きをそそられている。桐の花のむらさきも、かわたれ時の空の色と滲み合って、どこまでが花でどこからが空なのか、さしむかい...

星辰 Sei-shin | 2021.04.24 Sat 13:31

『大往生事典』に見る作家の臨終

JUGEMテーマ:日本文学  佐川章『作家の死んだ日と死生観 大往生事典』4月の項には、明治から平成までの49名が列記されている。死因では肺疾患の11名が最高で、癌が7名、脳疾患が6名、内田百?のような老衰も、6名が記録されている。   自殺の3名の中の一人は川端康成(昭和47年4月17日 72歳)。ノーベル文学賞作家の自殺は大きな反響を呼び、臼井吉見の『事故のてんまつ』が問題になったことなど、いろいろと思い出す。もう一人、『足摺岬』の田宮虎彦の高層マンションからの投身自殺(昭和63年4月9日 76歳)...

見る 読む 歩く | 2021.04.24 Sat 08:21

北原白秋『桐の花』を読む? 川喜田晶子

茴香の花の中ゆき君の泣くかはたれどきのここちこそすれ 『桐の花』    背丈ほどある茴香(ういきょう)の花の中をゆけば、薄黄色の小花に囲まれて、みるみる次元の違う身体感覚がせり上がってくる。現(うつつ)と彼岸の境界線が曖昧になる。  恋にまつわる抒情を風景に託すのではなく、風景と作者とのあいだに生じたドラマを「君の泣くかはたれどき」にたとえることで、〈恋〉は晒されて粘度が薄れ、風景には逆に妖しい官能性が添えられる。  人と風景とにそれぞれ付随する匂いを逆転させることで、両者の〈...

星辰 Sei-shin | 2021.04.23 Fri 12:09

北原白秋『桐の花』を読む? 川喜田晶子

わが世さびし身丈おなじき茴香も薄黄に花の咲きそめにけり 『桐の花』    人の身丈ほどもある茴香(ういきょう)は薄黄色の小花をたくさんつける。  花色の薄さ、花の一つひとつの小ささ、花数の多さには、個々の〈いのちの薄さ〉を感じさせるものがあり、作者の抱える生存感覚を象徴して、読む者も思わず呼吸がさびしく薄くなる。  花の咲きそめたことを歌いながら、〈いのちの薄さ〉の方へイメージを反転させてしまうところに、この世で呼吸していることが他界で呼吸していることでもあるような、透明な冷気...

星辰 Sei-shin | 2021.04.21 Wed 12:59

没後50年 内田百?の墓――中野・金剛寺

JUGEMテーマ:日本文学    4月20日は作家内田百?の命日。昭和46年(1971)に東京・麹町の自宅で亡くなった。死因は老衰。享年81。    本名:內田 榮造。別号は百鬼園(ひゃっきえん)。 夏目漱石の門下生の一人で、夢の光景のように不可解な恐怖を幻想的に描いた小説や、独自の論理でユーモアや諧謔に富んだ随筆を多数執筆し、名文家[1]としても知られている。筆名の「百?」は、故郷岡山にある旭川の緊急放水路である百間川から取ったもので、当初は「百間」と表記していたが、後に「百?」に改...

見る 読む 歩く | 2021.04.20 Tue 18:13

このテーマに記事を投稿する"

< 38  39  40  41  42  43  44  45  46  47  48 >

全612件中 421 - 430 件表示 (43/62 ページ)

[PR] レンタルサーバー heteml [ヘテムル]
あなたのクリエイティブを刺激する、
200.71GBの大容量と便利な高機能!