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JUGEMテーマ:日本文学 「天声人語」(朝日)が菊池寛の小説「形」について書いていて(2・23)、菊池寛の小説や戯曲をあれこれ思い出した。「形」や「恩讐の彼方に」「父帰る」などは、教科書に載ったこともある。現役の高校教師だった頃の選択授業で、『忠直卿行状記』を文庫で読んだことも思い出す。 今、「文春」砲が政界を直撃、その威力を見せつけているが、その『文藝春秋』を創刊したのが菊池寛だ。
見る 読む 歩く | 2021.02.24 Wed 11:50
JUGEMテーマ:日本文学 去年のなかのゼロホールの多喜二祭では大失敗をした。会場前の廊下で冊子を購入後財布を落としたことに気付いた。休憩時間に客席と廊下、歩いた場所を探したが、ない。会場スタッフに話して、場内放送もしてもらったが、出なかった。お金はともかく、秋田多喜二祭に行くために、新宿駅で購入してきた新幹線の切符がなくなったのには困った。 ところが、思いがけなく、翌月下旬、中野警察署から連絡があって、落し物として届いている、デパートのカードからデパートに照会してわかった、心当たりがあ...
見る 読む 歩く | 2021.02.22 Mon 07:49
JUGEMテーマ:日本文学 2月29日は多喜二忌、小林多喜二の命日だ。昨年は『季刊・文科』連載の「文学忌・今昔」取材もあって、東京の多喜二祭(2・16)、秋田県多喜二祭(2・22)、大館多喜二祭(2・23)に参加した。今年は新型コロナウィルス感染の「緊急事態」宣言もあって、どこにも出かけるつもりはない。秋田県多喜二祭は県内参加者のみで、となったようだし、小樽の多喜二祭も雪の関係で先に延びたらしい。 ところで、その小林多喜二命日を前にして、「大波小波」(東京新聞)が、特高警察に狙われ...
見る 読む 歩く | 2021.02.20 Sat 09:27
JUGEMテーマ:日本文学 今日2月17日は坂口安吾の命日、安吾忌だ。昨年は安吾をしのぶ「新潟安吾忌」が市内各地で行われ、秋葉区大安寺の坂口家墓所では墓前祭が営まれたが、今年はコロナ禍で関係者だけで行うという。 「新潟日報」は、安吾を紹介する企画展について報じている。新潟市中央区の旧市長公舎「安吾 風の館」で開かれた企画展には、初公開となる愛用のスーツをはじめ、執筆に使った万年筆や蔵書などが並ぶ、という。関心はあるが、コロナ禍の今回、訪れるのは無理。 新潟市寄居浜...
見る 読む 歩く | 2021.02.17 Wed 07:19
JUGEMテーマ:日本文学 ※ネタバレあり 図書館本。小学生の姪が持ち帰ってしまった本を返しに叔父と共に徒歩で鹿嶋に向かう。小説家の叔父は文章を書きながら、サッカー少女の姪はボールを蹴りながら。これだけで十分魅力的。そこにジーコネタなんて絡んできたらサッカーファンは堪りません。叔父の旅行記の部分と途中で知り合った女子大生に関する部分とジーコネタの部分のバランスが良い。そして、それらを貫いている姪の明るさの描き方が良い。コロナ禍の今もきっちり描かれている。内定辞退っていうのあったなぁ。 ...
本、読みました。 | 2021.02.15 Mon 18:42
JUGEMテーマ:日本文学の 安吾は好きな作家の一人だ。現役の高校教師時代に出合った「ラムネ氏のこと」は衝撃だった。教科書の最初に載っている評論教材、新学期初めての授業だったから力を入れたこと、思い出す。授業には間に合わなかったが、後々の教材研究に役立つと理屈をつけて、作品の中に出てくる日葡辞書(高価だった)を、学校予算、国語科備品で買ってもらったことなども、思い出す。 教科書以外の安吾作品も、選択の授業で「堕落論」「白痴」など、取り上げた。タテマエよりもホンネが大...
見る 読む 歩く | 2021.02.14 Sun 11:35
訳あって、泉鏡花の「紫陽花」を初めて読んだ。 氷売りの美少年に、お姉さんがちょっと意地悪をするお話。 このお姉さんは、蛇の化身なのか、はたまた神様なのか。 どこまでが夢で、どこからが現実なのか。 世界の輪郭線がぼんやりとして、はっきりとわからない。 泉鏡花らしい、美しい文章だ。 鏡花作品を読んでいてよく思い出すのは、たゆたう水面を両手のひらで掬って、指の隙間から水がこぼれていく感覚。 指先まで清められて、ひんやりとするのが恐ろしく心地良いのだけ...
天使の涙 | 2021.02.11 Thu 22:41
JUGEMテーマ:日本文学 NHKテレビニュースで、「安吾の未発表小説見つかる 」が報じられて驚いたが、さらにその発見者として登場したのが、旧知の浅子逸男さんでさらにびっくり。遠い昔に同僚だった一時期があるのだ。安吾についての著書のあることは知っていたが、それはずっと以前のことで、その後のことはまったく知らなかった。今は花園大学教授という。 新潟日報は「新潟市出身の作家坂口安吾(1906〜55年)が昭和初期に書いたとみられる未発表小説の原稿が...
見る 読む 歩く | 2021.02.11 Thu 10:03
JUGEMテーマ:日本文学 『解釈』誌への寄稿は「教科書紀行」連載企画がボツになり(昭和30年創刊という古い雑誌で、それまで連載ということgなかったというのが、「解釈学会」重鎮の異議だったと、いう。「教科書紀行」続編の原稿も用意した後のボツで、企画を進めてくれた教育出版センター社員の長谷川さんも残念がっておられたことを思い出す。 その企画とは別に、短い「余滴」欄寄稿などもあったように思うが、資料は残っていない。同誌は表紙と連携の「文学館めぐり」という連載があって、そこに寄稿し...
見る 読む 歩く | 2021.02.10 Wed 11:55
JUGEMテーマ:日本文学 作夜からのラジオ深夜便で、「大人の教養講座・初めての万葉集」とがあって、つい聞きほれてしまった。 講師は佐々木幸綱氏、朝日歌壇の選者、俵万智さんの師としての印象も強い。相当なご高齢のはずだが、爽やかなお声で、淡々と話された。 最初に取り上げた東歌は「多摩川に さらす手作り さらさらに 何そこの児の ここだ愛しき」で、狛江の多摩川べりに建てられた松平定信揮毫による歌碑が洪水で流失、その拓本をもとに大正期に復元された碑が建てられた経緯なども語られた...
見る 読む 歩く | 2021.02.09 Tue 14:54
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