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JUGEMテーマ:ノンフィクション 搭乗ゲート近くで、例の如くマンウォッチングと読書をしながら、時間を潰す。ふと目を上げてみると、人の顔写真の横にその人のモットーらしきものが書いてあるポスターが、何枚か張ってあった。その中で私が一番気に入ったポスターには、 「私は、どこに行く時も、ペンとノートを持っていく。これらは、故障する事もないし、電池切れになることもない。」 みたいな文句が書いてあった。気に入ったので、中国に帰ったら、それを実行する事にする。何もすることがなく、ただボーっとし...
無意識との対話 Dialogues between the conscious and unconscious | 2014.01.27 Mon 11:00
JUGEMテーマ:ノンフィクション とりあえず、香港ドルを人民元に換金しないといけない。トラベレックスが、どこにあるかわからなかったので、日本語で日本人の客に案内していた日航職員に尋ねる。その人は、丁寧に教えてくれた。初めて訪れた異国の地で、日本人と話したので、少しホッとする。 それから、空港ロビーのソファーに座って、ミネラルウォーターをバックパックから取り出して飲んだ。液体を飛行機内に持ち込めないので、搭乗までには、飲み干してしまわないといけない。 それにしても、香港は、ホントにインターナショナ...
無意識との対話 Dialogues between the conscious and unconscious | 2014.01.26 Sun 15:44
JUGEMテーマ:ノンフィクション ロンと二人で、夕食を摂り、色んな話で盛り上がった後、勘定をするべき時が来た。 この時、ロンは私を見て、言った。 「リュウ、勘定はどうする。君、金がないんじゃないか?」 彼のこの言葉を聞いて、私は奇妙な気持ちになった。半年ほど前に、夢の中で白人と話していて、相手が私にこう言ったのだ。 「まさか、今、127元しかないなんて言わないよな。」 ぴったり同じ事を言ってるわけではないが、白人男性が私の財布の中身を心配してくれると言う点は、夢と現実が見事に一致していた。ロンにこ...
無意識との対話 Dialogues between the conscious and unconscious | 2014.01.25 Sat 17:30
JUGEMテーマ:ノンフィクション 翌日は、キャシーの試験日だったので、話を早めに切り上げて、彼女は帰って行った。 私は、またいつものように、ミネラルウォーターとソーセージ、そしてパンだけの夕食を摂り、シャワーを浴びて、メールを書き、本を少し読んでから床に就いた。 翌朝、試験が終わったキャシーがホテルまで迎えに来てくれた。私が、 「試験は、どうだった?」と聞くと、 「最悪だったわ。」との答えである。もしかしたら、私が来た事で、彼女の受験に悪影響を与えてしまったのではないかと少し申し訳ない気持ちにな...
無意識との対話 Dialogues between the conscious and unconscious | 2014.01.25 Sat 17:18
JUGEMテーマ:ノンフィクション 3時少し過ぎに、キャシーがKFCにやって来た。お茶を飲みながら、取り留めのないお喋りをする。 4時少し前に、ホテルの管理人から電話があり、今入ってもいいと言う。すぐにホテルに戻り、もらったインターネットのコードを打ち込み接続できるかどうかを確かめる。無事接続できるようだ。 キャシーと私は、ホテルの部屋で、いろんな事を話した。梁君と同様に、彼女も元々は、深圳の出身である。お金とコネが、あらゆる面でモノを言う中国の社会に嫌気が差して、チャンスを求めて、香港に...
無意識との対話 Dialogues between the conscious and unconscious | 2014.01.24 Fri 23:02
JUGEMテーマ:ノンフィクション 翌朝も、近くのコンビニまで、一番安いサンドイッチを買いに出る。 今日は、何もすることがない。買い物から、帰ってくるとホテルの管理人のオバちゃんが、「あなたが泊まっている部屋は、予約が入ってるから、午前11時までに、チェックアウトして、上のホテルに移って。上のホテルの人には、連絡してるから。」と私に言う。 因みに、彼女の使っている言葉は、広東語ではなく、スタンダード・チャイニーズ(普通話)である。ホテルで仕事をしている以上、英語か普通話を話せないといけないのだろう...
無意識との対話 Dialogues between the conscious and unconscious | 2014.01.23 Thu 11:46
JUGEMテーマ:ノンフィクション 現代の堕落論 前に紹介した「東電OL症候群」の前編であり、第一作目。佐野眞一が書き起こしたこのルポルタージュは、被疑者の女性に対する凄烈な好奇心と当時の被告ゴビンダ氏に行った警察の捜査に対する疑念を支柱として構成されている。作者独特の自らの内面の心象と照らし合わせるような文章の描き方は事実をありのままに書いているとは言い難いが、自らの眼に映った真実を顕示するという点ではルポルタージュとして非常に面白いところだ。 あらかじめ言っておくと、この事件は1997年に東電に...
芸術とカステラ | 2014.01.23 Thu 01:06
JUGEMテーマ:ノンフィクション 疲れていたのか、私は9時過ぎから翌朝の8時半まで、泥のように眠った。タップリ睡眠を取ったので、翌朝は、かなり爽快な目覚めだった。シャワーを浴び、キャシーに教えてもらったコンビニで、一番安いサンドイッチとミネラルウォーターを買って来て食べる。 昼は、何もすることがないので、ボケーッとテレビを見たり、日本にメールを打ったり、めいこさんのブログ記事に書き込みをしたりして過ごす。昼食は、中国から持って来たパンとソーセージのみである。このソーセージが、恐ろしくマズイ。 昼食...
無意識との対話 Dialogues between the conscious and unconscious | 2014.01.22 Wed 22:25
JUGEMテーマ:ノンフィクション キャシー王さんは、20代後半の美しいビジネスウーマンである。お互いに、名刺を交換して、英語で挨拶を交わす。 ひとまず、王さんが予約してくれたホテルにチェックインする事に。ホテルに着き、チェックイン。無線インターネットのコードナンバーを入力し、ネットに接続できるかどうかを確かめ、荷物を置いて、三人で夕食を摂りに外へ出る。 入ったところは、広東料理のお店である。値段を見ると、中国では考えられないほど高い。どれにしようかと迷っていると、梁君が「今日は、彼女が払いま...
無意識との対話 Dialogues between the conscious and unconscious | 2014.01.21 Tue 07:18
JUGEMテーマ:ノンフィクション Travelexで、人民元を香港ドルに監禁し、梁君と二人でバスターミナルへ向かう。ターミナルに向かう途中で、梁君が、どうしても分からないと言う顔で、私に言った。 「先生は、大学を辞める必要はなかったんです。どうして、辞めたんですか?」 安定した大学での日本語教師の職を捨てて、何故わざわざ不安定な留学生の立場になったのか、梁君は理解できないらしい。 「俺は、自由が好きなんだよ。あんな共産党の管理でがんじがらめにされた大学にいつ までもいたくなかったんだよ。」 「シッ!先生...
無意識との対話 Dialogues between the conscious and unconscious | 2014.01.20 Mon 16:16
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