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むかし山のお宮に大きないちょうの木がありました。あるときこの大いちょうが切られることになって、五、六人の木こりが力を合わせて切りにかかりました。けれども太い幹は一日では切り倒すことができません。続きはあしたにしました。 ところが次の朝、木こりが来てみると、いちょうの木の切り口は元通りにふさがっていました。おかしなことがあるものだと思いながらも、木こりはまた切り始めますが、やはり一日では切り倒すことができません。また明日ということになりました。 しかし、翌日木こりが来てみると、また切り口は...
'ものがたり'散策 | 2018.03.28 Wed 22:47
むかし、ある秋の日のこと、村の子どもたちがお堂で遊んでいました。するとそこに、見たこともないよその人が、ぶらりとやってきました。 そして、その人は、お堂で遊んでいてもなにも食べるものがないだろう、栗や柿や梨のなっているところに遊びに行きたくはないか、いくらでも食べさせてやる、と言いました。 子どもたちはそれを聞くと口々に、それが本当なら行きたいと騒ぎ立てました。男は本当だとも連れて行ってやると言って、尻からしっぽのような長いものを引っ張りだし、子どもたちを乗せました。 すると男は、たち...
'ものがたり'散策 | 2018.02.16 Fri 19:08
むかしあるところに、いたちがおりました。あるときいたちは、村のお稲荷さんの裏を耕して、新しい畑を開き、そこに粟をまきました。 いたちが丹精込めて手入れしたかいがあって、粟にはふさふさと実がなりました。いたちは喜んで明日刈り入れようと家に帰りました。 ところが次の日、いたちが畑に行ってみると、粟は誰かにすっかり刈り取られて、なにもありません。いたちは怒ります。 いたちは、誰が盗んだのかと、その辺を歩いていると、小さなねずみが赤ん坊をおんぶして子守をしています。 そして、「かかあ、か...
'ものがたり'散策 | 2018.02.15 Thu 19:01
むかし、猿とかにが、いっしょに山へ遊びに行きました。山を登って行く途中、猿は柿の種をひとつ、かにはにぎりめしをひとつ拾いました。 猿は、かにのにぎりめしを見てうらやましく思い、それぞれの拾ったものを交換しようと提案します。猿は、柿の種を植えれば、やがて毎年うまい柿の実が食べられると、その素晴らしさをかにに伝えます。 かには、なるほどと思い、交換に応じました。猿は、あっという間に、にぎりめしを食べてしまいました。 かには早速柿の種を植え、はさみを振りながら、早く目を出さないと切ってし...
'ものがたり'散策 | 2018.02.14 Wed 18:34
JUGEMテーマ:昔話 桃太郎・浦島太郎・金太郎 ですが 桃太郎・浦島太郎のストーリーは 皆様ご存じのとおりですが 「金太郎ってどんなストーリーだっけ?」 金太郎は「坂田金時」の生いたちの記で ほかの二太郎とは若干物語の性格が違いますわな。 歌は有名ですが この歌からストーリーはわかりませんな。 実際、どんな話だ・・・
くじらいだー@の [わがまま勝手なことばかり](JUGEM版) | 2018.01.04 Thu 22:21
先頭の数字は記事の日時です。これに記事タイトルが続きます。 08-05-1 日本の昔話 3 より 『桃太郎』 きびだんごの力がすごい 08-05-2 日本の昔話 3 より 『つぶ婿』 西洋型の異類婚姻譚 08-06-1 日本の昔話 3 より 『八郎太郎』 八郎潟の地名に関する由来譚 08-06-2 日本の昔話 3 より 『兄弟の弓名人』 芸は身を助く、村社会からの離脱 08-07-1 日本の昔話 3 より 『お日さまを射そこねたもぐら』 日本の古来からの太陽信仰 08-07-2 日本の昔話 3 より 『水恋鳥』 あかしょうびんを水恋鳥と呼ぶことの由来譚 08-08-1 日本...
'ものがたり'散策 | 2017.09.11 Mon 18:20
むかし、宮古島の村長の家に、ひとりの美しい娘がいました。娘はたいそう大切に育てられどこにいくのも母親が同伴していました。しかし娘にいつの間にか赤ん坊が出来たらしくお腹が大きくなりました。 しかし、予定日を過ぎても子どもは生まれません。三年経ったある日、娘はなんと大きな卵を三つ生みました。父親は怪しみましたが卵がかえるかも知れないと思い、畑の柔らかい枯れ草の中にそっと置いてきました。父親は毎日卵の様子を見ていましたが、三日目に卵はかえります。三人の大きな男の子が産まれました。 子どもた...
'ものがたり'散策 | 2017.09.10 Sun 18:44
むかし、あるところに、炭を作って暮らしているおじいさんがいました。おじいさんには七人の息子と、ひとりの娘がいました。 おじいさんはとても働き者でしたが、息子たちは手伝おうとしません。炭焼きをすると、真っ黒になってしまうからです。なのでいつも遊んでばかりいました。それでも近所の子どもたちは、真っ黒になる炭焼の仕事を馬鹿にして、息子たちをさげすみました。 そこである日のこと、七人の息子は集まって、おじいさんを海に捨ててくる計画を立てます。 なにも知らないおじいさんは、息子たちにたまには...
'ものがたり'散策 | 2017.09.10 Sun 18:42
むかし、沖縄には、マズムヌという魔物がいました。この物語は人間とマズムヌが仲良く付き合っていた頃の話です。 ある日人間は、マズヌムの家に招かれました。行ってみると魚や肉や色々なごちそうがいっぱい出され、どれもほかほか温かく柔らかでした。人間は不思議に思います。この秘密を知るためにこっそり覗き見てやろうと思いました。 そこである朝人間は、バッタを誘ってマズヌムの家にいきました。ところがマズヌムは、いつまで経ってもお茶もごちそうも出してくれません。わけを聞いてみると人間の見ているところで...
'ものがたり'散策 | 2017.09.10 Sun 18:39
むかし、けものと鳥が喧嘩してとうとう合戦することになりました。けものの陣では一番賢いきつねが大将となりました。鳥の陣では空飛ぶものの中で一番賢い蜂が大将となりました。 いよいよ合戦というとき、きつねはけものたちを集めて合図を決めます。きつねがしっぽを立てたら前へ進めで、しっぽを下げたらあとへ引けということに決まりました。ところで賢い蜂はその話を盗み聞きしていました。 合戦が始まると蜂はきつねのところに飛んでいき、きつねがしっぽを立てるとその付け根を刺しました。きつねは痛くてしっぽを下...
'ものがたり'散策 | 2017.09.09 Sat 18:15
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