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新田千鶴子『句集 小鳥来る』(本阿弥書店)より

    2012年。 「青嶺」同人。第1句集。 小春日や二階から道教へられ 盆踊上手な人を見て踊る あたたかや片方たたむ驢馬の耳 胸かたき少女の裸像小鳥来る 柿右衛門眺めし柿に夕日かな 冬ぬくしぬくしと鳶の大きな輪 三日はや左右に開く工場門 椿落ちてなにやらものを言ひさうな 赤とんぼなにを思うてまた戻る 満州国歌習ひし記憶桐一葉 榠樝の実笑ひたくなる空の青 白菜を割ればひかりのとぶやうな 落葉降る神も仏もひとつ山 図書館へ本を返しに今朝の秋 &...

《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2020.09.28 Mon 21:39

佐久間慧子『文字盤』(角川書店)より

    平成8。 「かつらぎ」同人。第3句集。 鷹高しさらに上なる点も鷹 クリスタルグラスの虜水中花 灯を洩らす郵便局も雪囲 白々と仔馬のための柵を塗る 日除艇愛生園へ向けて発つ 聖五月一賄婦たらんとす はんざきの棲む夜の湖の匂ひけり 囮鮎いざ鎌倉と放ちけり しののめの星が一番鶴を待つ 刃こぼれと見えつつ雪解雫かな 禅師とも見えずひたすら雪を掻く 梅の丘天与の椅子と坐りけり 鼎談となる椅子を置く芝涼し 手首にもまきつけ昆布引きにけり 野点あり甕...

《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2020.09.25 Fri 21:11

斎藤梅子『句集 太初は海』(文學の森)より

    平成17。 「青海波」主宰。第6句集。   笙の音のこころごころに夜の秋   火祭の火屑いくたび踏むも旅   弁天は極彩色ぞ野分立つ   すすまばや雪片あまた襲ひくる   にんげんを演じきつたる汗の玉   伏流のここに出でたる濃あぢさゐ   JUGEMテーマ:俳句

《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2020.09.22 Tue 11:45

中尾杏子『句集 冬の陽炎』(本阿弥書店)より

    1997年。 「沖長崎」主宰。第4句集。 どの木からともなく蝉の木となれり 鳥わたる麺麭屋ま白のトレー積み 大学は僧院に似て白木槿 衣被剥いてをんなの聞き上手 別館へ曲りくねつて湯ざめせり 些事よぎる胸もと日傘ひらくとき 死ぬならば先といふ夫夕牡丹 蛇苺女は泣かずなりにけり あたためるだけのカレーや夜長来て 汗し見る貞操帯の鉄の孔 壱岐牛の黒ひき緊る野分あと 鮮烈のまづ口火切る蔦もみぢ みづひきの花に眦切られけり 指先に海の日あつめ蜜柑挘...

《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2020.09.20 Sun 11:14

堀川草芳『句集 蒼き闇』(扉俳句会)より

    平成19年。 「扉」主宰。第3句集。 寒天の風の軽さに干し上がる つぎつぎに日射しを掬ひつばくらめ 四方より眺めて終る松手入 凍滝の力こもりし白ならむ 囀に力の満つる桂の木 空蝉の風にもがきし形に落つ 木守柿信濃の空のがらんどう 木のごときフランスパンや冬来たる ものぐさの背を押しやる涅槃西風 みづうみへ伸ばす多彩の春灯 師の詠みし噴水に来て黙祷す 己が身を引き秋天の塔仰ぐ 鳥威し張りて一村かがやける 木の影に鳥の影来る白障子 炉話をし...

《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2020.09.18 Fri 12:17

星野麥丘人『句集 燕雀」(角川書店)より

    「鶴」主宰。第4句集。 元興寺塔阯の冬日だまりかな 帽子脱ぐ二人静にかがむため 筍飯炊くことけふのすべてなり 薔薇赤しそのほかのこと考へず 昼酒もすこし女ら鱧食うて くつさめの夫唱婦随といふべかり 初夢に埴輪の馬を貰ひたる 杉花粉女逃げても逃げられず   JUGEMテーマ:俳句

《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2020.09.17 Thu 22:15

寺田良治『句集 ぷらんくとん』(ふらんす堂)より

    2001年。 「船団」所属。 囀りにきき耳立てるごはん粒 みずうみのかたちに眠る五月の胃 青蛇の土手をすべつてゆく娯楽 数学は冷たくて好き枯山水 てのひらは元あしのうら山笑う しばらくは砂遊びする蕨餅 大いなる鳥籠のなか夏木立 天井の四隅すつきり冷奴 夕立やなにも咲かないトタン屋根 大屋根の端まできれい夏の星 夏の夜のコップは天体望遠鏡 小鳥来る去年のままの椅子の傷 青空はまじめで困る柘榴の実 天高し亀の子束子あおむけに 春ずんずん豚は鼻から...

《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2020.09.14 Mon 22:57

渡部節郎『句集 転舵の渦』(本阿弥書店)より

    2009年。 「沖」同人。第1句集。 若葉風抱へ気功の型うごく 咲くといふ白木蓮の解けやう 拗ね心あるやも端居して在す 鯛焼と判る温みを渡さるる 裸木と違ふ肌して立ち枯るる あの時はあれでよしとす朧かな 省くものなくて涼しきこけしかな 一湾の要となりし大西日 切株の渦みな楕円山眠る 九十九里を転がつてゆく冬の雷 声明に雪解しづくの和してをり 凧糸の撓みに風の機嫌かな 東風に鳶風切羽を全開す 手枕の痺れ卯の花腐しかな 男滝仰ぎて己がせりあがる ...

《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2020.09.11 Fri 22:25

重枝広樹 俳句作品集

JUGEMテーマ:俳句   重枝広樹 俳句作品集   「狩」掲載句の中から   平成二十二年 金閣の上をすいすい水馬 宍道湖に翻りつつ帰燕かな   平成二十三年 三日はや缶蹴りをして鬼となり 漆黒のベンツ落花を散りばめて 黒鯛の鱗きらめく夜釣かな 手花火の落つる雫を慈しむ   平成二十四年 山積みの榾を残して祖父逝けり まばたきもせずに母見る子馬かな 馬の目に映る我あり茅花流し 噴水や喚声しぶきとなり降れり アイスコーヒー苦くて午後...

エピクロスの園 | 2020.09.09 Wed 07:45

名村早智子『句集 参観日』(本阿弥書店)より

    1998年。 「築港」同人。現「玉梓」主宰。第1句集。 こういうふうに句集になると、詠まれた子どもは決してグレることはないだろう。   大学と城のある街夕焼けて 日本を詠んだとは思うものの、ドイツのハイデルベルクを思い出す。 ハイデルベルク大学とハイデルベルク城がある街。街を見下ろしながらバナナを食べていたのが思い出される。 俳句は、詠み手と読み手が、それぞれの体験からまったく違う風景を思い浮かべることがあるというのが面白いところでもある。  ...

《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2020.09.06 Sun 21:47

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