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重枝広樹 俳句作品集

JUGEMテーマ:俳句   重枝広樹 俳句作品集   「狩」掲載句の中から   平成二十二年 金閣の上をすいすい水馬 宍道湖に翻りつつ帰燕かな   平成二十三年 三日はや缶蹴りをして鬼となり 漆黒のベンツ落花を散りばめて 黒鯛の鱗きらめく夜釣かな 手花火の落つる雫を慈しむ   平成二十四年 山積みの榾を残して祖父逝けり まばたきもせずに母見る子馬かな 馬の目に映る我あり茅花流し 噴水や喚声しぶきとなり降れり アイスコーヒー苦くて午後...

エピクロスの園 | 2020.09.09 Wed 07:45

名村早智子『句集 参観日』(本阿弥書店)より

    1998年。 「築港」同人。現「玉梓」主宰。第1句集。 こういうふうに句集になると、詠まれた子どもは決してグレることはないだろう。   大学と城のある街夕焼けて 日本を詠んだとは思うものの、ドイツのハイデルベルクを思い出す。 ハイデルベルク大学とハイデルベルク城がある街。街を見下ろしながらバナナを食べていたのが思い出される。 俳句は、詠み手と読み手が、それぞれの体験からまったく違う風景を思い浮かべることがあるというのが面白いところでもある。  ...

《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2020.09.06 Sun 21:47

中野湘舎『句集 五叉路』(本阿弥書店)より

    2014年。 「春風」同人。第1句集。 人日の戦略会議始まりぬ 雪積むと母の便りの短くて 野辺送りすませて薄き蜆汁 巨人戦の切符出てきし曝書かな 商売の相手も夏に負けてをり これがかのローレライなり船遊び 雨止めば遅ればせなる花火かな 荒されし王家の谷や蝿多し 光秀に焼かれし寺の紅葉かな 妻の座に定年はなし葱刻む 着膨れてハワイの土産話聞く 古暦ドガの少女の絵は残し 獅子舞の獅子より出でて笑ひけり 黒枠のファクシミリ来る寒さかな 麦青むアル...

《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2020.09.04 Fri 23:11

橋本多佳子『句集 命終』(角川書店)より

    昭和40年。 第5句集であり遺句集。 老いの顎うなづきうなづき紙を漉く 紙漉のぬれ胸乳張る刻が来て 露晒し日晒しの石桔梗咲く 「脚下照顧」かなぶんぶんが裏がへり 落日に群衆が透く川施餓鬼 蒟蒻掘る尻がのぞきて吉野谷 柿盗りを全樹の柿がうちかこみ 柘榴の裂けすでに継げざるまで深く 冬瀧の天ぽつかりと青を見す 爐より立ちひとりの刻をさつと捨つ 湖北に寝てなほ北空の鴨のこゑ うつむくは堪へる姿ぞ髪洗ふ 鉄格子天神祭押しよせる しやぼん玉吹いてみ...

《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2020.09.02 Wed 23:55

尾池和夫『句集 瓢鮎図』(角川書店)より

    2017年。 「氷室」副主宰。第2句集。 比良八荒比良の見えざる荒れじまひ 暑つおすな生きとゐやしたん逢ひとおす あと一つ星飛べといひ星飛べり 君そこに花に埋もれるやうに立て 湖を渡り切つたる夕立かな この鰤は氷見とひときは声を張る 玉つくる間を負けてをり雪合戦 出番待つ畳にべたと獅子頭 蒲公英のあたりに停まり消防車 ゲルニカを前に汗拭くこと忘れ 馬術部の馬も新入り樟若葉 カクテルの氷ひとかけ高鳴らす 甜瓜ひとつのための回り道 地震情報ポケッ...

《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2020.08.19 Wed 20:55

有本銀河『句集 秋の虹』(青磁社)より

    2014年。 「白露」「椎の実」所属。第1遺句集。 冬麗の空に入らむと観覧車 青梅雨や画廊のひとの眸すみ たかんなの糶や仁王の脇を借る 寒禽の声はねかへす石舞台 白砂に日の斑の散華鑑真忌 賑はひの巷にピエロ阪神忌 空梅雨の天に憮然と風見鶏 鳥雲に角張る文字の友好碑 弓なりの渚が見えて鳥渡る てらてらと撫で牛ありて梅真白 浮上して亀が首出す秋の風 釣瓶落としに本丸の総崩れ 香久山のいろの濃淡耕せり 絵筆もちたし木蓮の二月堂 さやさやと雨の前触...

《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2020.08.09 Sun 22:30

橋本美代子『句集 プラハの月』(角川書店)より

    2008年。 「七曜」主宰。橋本多佳子4女。第5句集。 永平寺雪解の溝に雪を捨つ 馬の顔ルオーの基督めく朧 そこここに落石そこに岩すみれ 花仰ぎつつ目的は別にあり 山藤をくぐり方位の狂ひたり しやぼんだま避けてはくれぬ松の幹 一日中さくら満開安息日 物言はず落花愛するもの同士 鳥曇読みさし借りつ放しの書 春眠の目覚めにダリの時計鳴る 一切のものを映さず滝落下 人間の罪説く牧師日焼けして 般若面掛けて人待つ夏座敷 兜虫完璧にして骸なる 水切つて水...

《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2020.08.01 Sat 23:47

野田節子『句集 糸車』(霜林発行所)より

    昭和55。 「霜林」同人。第1句集。 舟小屋に舟無き浦曲暮遅し 湖見えて旅のはじまる花菜風 春ふかし初めて貰ふ子の名刺 湖魚売の呼ばれて返す東風の橋 春寒し拭へどくもる銀の匙 ゆく春の椅子ふかく見るミレーの絵 波見つつ春愁わかつ姉妹旅 岐れ径までの語らひ夏つばめ 碁石くづす音やメロンの冷えごろに 山頂や摑みてかたき夏の雪 山葵咲く水冷たくて村の口 夕顔のひとつ開きて母送る 向ひ家に声のとどきて島涼し 夕焼の残る室町稽古笛 詩になら...

《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2020.07.25 Sat 23:04

鷹羽狩行『句集 十六夜』(角川学芸出版)より

    平成22。 「狩」主宰。第16句集。 音なきを山の音とや大旦 初富士の刃の反りを裾野まで 一枚の明るさを置く薄氷 下萌の月明りにもわかるほど 白梅の咲くに弾みのつきはじむ 春めくやわだちのなかの深轍 刃をたつるごとき声あり百千鳥 一と一出会ひて一に螢の火 虹立ちてたちまち色の束となる 豊満な蕾かかげて蓮田かな 老鶯の声の摑める近さとも 光堂色なき風の中に訪ふ 風の出て花野いちめん浮き上がる 爽やかや馬首を叩けば尾が応へ 風神を真つ先...

《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2020.07.14 Tue 23:08

明石志都江『句集 白日傘』(玉梓発行所)より

    令和2年。 「玉梓」同人。第1句集。 眠さうな太陽の塔うららけし 目借時膝の書物のすべり落つ 若作りして覗き込む初鏡 チューリップ私やつぱり赤が好き 夕暮れの風をさがしてゐる風鈴 夫の顔時々眺め梨を剥く 小流れの落葉が落葉堰き止めて 花先の風船葛もう風船 初夏の風いきなり帽子さらひけり よく鳴るや夫の遺品の鉄風鈴 万葉の里の柘榴のかくも裂け   JUGEMテーマ:俳句

《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2020.07.11 Sat 21:11

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