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白息の答へ白息もて問はれ 月明し産んで小さき身を抱かれ 子とふたり午後は忍法昼寝の術 青年の白息太し去るときも 着ぶくれてゐて愛などと真赤な嘘 暗がりを駆けてしなやか恋の猫 空蝉をつぶすこはれぬものが欲し 日を避くる病者花野を行くときも 光背の痩せて月下の露坐仏 自然薯を彫りし奈落を覗きこむ 山羊の目が金色メリー・クリスマス 梅林を出て物忘れせしおもひ 甘き汗甘酸つぱき汗待合せ 蟷螂や夜のやはらかき鎌づかひ てのひらに縦横のすぢ種選み ふつくらと鼻の先...
《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2017.05.11 Thu 21:38
山羊のうしおが藤田湘子『新版実作俳句入門』のカバーをかじってしまった話を先日書きました。 Facebookに載せると、それを見ていた方からコメントが。 藤田湘子が主宰だった俳句結社「鷹」の方だという。 それが折勝家鴨さん。 結社自体は肌に合わないと思っていましたが、藤田氏の本も読んでみておもしろかったこともあり、これもご縁と半年まず入会してみた次第。 山羊→家鴨→鷹 と動物の連鎖がおもしろい。 家鴨さんのほうもこれもご縁とご自身の句集を送ってくださった。 句集はおし...
《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2017.05.10 Wed 11:33
ボールペン使ひきつたり白つつじ さゆらげる白椿血を吐ききつたか 万緑のうちの二緑や赤子の瞳 JUGEMテーマ:俳句
《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2017.05.10 Wed 10:34
決心の白き一筋杜若 杜若とアヤメ、花菖蒲を見分けるのは難しいが、花の模様を見れば識別がつく。 杜若は花びらの真ん中に一筋の白い線が入っている。 城陽の穴場だろう。バッティングセンターとラーメン屋の間に見事な杜若。 ビニールハウスには花菖蒲。 項から白き大山蓮華かな ?珹寺での一句。 矢車草廻る石宝塔めぐる 般若寺での一句。 JUGEMテーマ:俳句
《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2017.05.09 Tue 09:29
水仙の枯れ伏しあらは石仏 奈良の般若寺にて。 八重桜寄れば枝ごと馬喰らふ 馬に乗って山路を行く。 八重桜がきれいだったので馬を寄せてみたらばくっと食べてしまった。 眠るにも起きるにも在り若葉風 新緑の山から山へ一礼す 蝶ならば蝶追うてをる著莪の花 夜は淑女昼こそ躑躅淫らなれ 躑躅は昼の方が淫ら。 花を前面に反り返って開き蝶を待つ。 JUGEMテーマ:俳句
《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2017.05.08 Mon 10:19
伊吹嶺HP俳句会4月投句分の結果(選外)です。渡辺慢房先生、全句への講評いつもどうもありがとうございます! 111 花冷の胸のつかへにマタイ伝 薬か何かのキャッチコピーのように思えてしまいました。 *本当にそうでした(苦笑) ちょうど探して読んだのは「空の鳥を見るがよい」からはじまるマタイによる福音書6章26節から。 「明日のことは思い悩むな。明日のことは明日自らが思い悩む。その日の苦労はその日だけで十分である」 112 春の旅玻璃にひとひら乗せて行く ...
まどん日々是好日 | 2017.05.06 Sat 11:01
先日、2階で階段に積んでいる本が落とされる音を聞いた。 下りるとうしおが『新実作俳句入門』のカバーをかじった形跡が。 そして今日、ちょっと入ってみた滑稽俳句協会の封筒をくわえて、自分のケージに持ち込んでいた。 山羊は何かを加えて自分の居場所に運んでいく習性がある。 たまにあることだが、立て続けに俳句関連だと山羊が俳句好きなのか、それとも飼い主に似てきたのかと考えてしまう。 ことさら本も俳句関係ばかりではないし、封筒も俳句関係はそれだけ。 うーん、山羊に負...
《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2017.05.06 Sat 10:59
春の果秘仏の如来出でませり 一昨日、奈良の般若寺、向かいの植村牧場へ行き、最後に?珹寺へ。 奈良にはよく来るが、この寺は知らなかった。 5月だけ開かれるようになったらしく、裸の阿弥陀如来立像が見られると雑誌で見た。 袴をつけた珍しい白い阿弥陀如来像。 恵心僧都作となっていたが、鎌倉期の仏像ということで時代的に合わない。 おそらく鎌倉期に作られた平安仏の模造であったのではないかと考えられる。 ふとこのお顔、姿は当時の皇后に似せたのではないかと思った。 法華寺の十...
《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2017.05.05 Fri 10:37
考える人の背スルー若葉風 今日はどれも夏の季語。 夏日も増えてきました。 写真は京都国立博物館での考える人の像。 俯いてばかりでは若葉風を感じられないだろうと。 夏立つや二の腕太きピアニスト マルタ・アルゲリッチをイメージした句。 見た目もそうですが、マルタ=丸太だし。 楽聖の胸像弾く薄暑光 JUGEMテーマ:俳句
《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2017.05.04 Thu 10:31
JUGEMテーマ:俳句 明後日5日は立夏。とはいえ、もう初夏の陽射しですね。 ゴールデンウイークは家でゴロゴロです〜 〇思ひ出のまあるくなつて鳥雲に 〇ゆつくりと死を待つ家へ春の鳥 〇風光るキリンの角は五本らし 〇花の旅窓にひとひら乗せて行く 〇イヤリングして母来る春の雲 〇恋猫の押しの一手に引かれけり 〇春嵐飛び出す絵本よりアリス
まどん日々是好日 | 2017.05.03 Wed 14:34
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