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水仙の枯れ伏しあらは石仏 奈良の般若寺にて。 八重桜寄れば枝ごと馬喰らふ 馬に乗って山路を行く。 八重桜がきれいだったので馬を寄せてみたらばくっと食べてしまった。 眠るにも起きるにも在り若葉風 新緑の山から山へ一礼す 蝶ならば蝶追うてをる著莪の花 夜は淑女昼こそ躑躅淫らなれ 躑躅は昼の方が淫ら。 花を前面に反り返って開き蝶を待つ。 JUGEMテーマ:俳句
《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2017.05.08 Mon 10:19
伊吹嶺HP俳句会4月投句分の結果(選外)です。渡辺慢房先生、全句への講評いつもどうもありがとうございます! 111 花冷の胸のつかへにマタイ伝 薬か何かのキャッチコピーのように思えてしまいました。 *本当にそうでした(苦笑) ちょうど探して読んだのは「空の鳥を見るがよい」からはじまるマタイによる福音書6章26節から。 「明日のことは思い悩むな。明日のことは明日自らが思い悩む。その日の苦労はその日だけで十分である」 112 春の旅玻璃にひとひら乗せて行く ...
まどん日々是好日 | 2017.05.06 Sat 11:01
先日、2階で階段に積んでいる本が落とされる音を聞いた。 下りるとうしおが『新実作俳句入門』のカバーをかじった形跡が。 そして今日、ちょっと入ってみた滑稽俳句協会の封筒をくわえて、自分のケージに持ち込んでいた。 山羊は何かを加えて自分の居場所に運んでいく習性がある。 たまにあることだが、立て続けに俳句関連だと山羊が俳句好きなのか、それとも飼い主に似てきたのかと考えてしまう。 ことさら本も俳句関係ばかりではないし、封筒も俳句関係はそれだけ。 うーん、山羊に負...
《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2017.05.06 Sat 10:59
春の果秘仏の如来出でませり 一昨日、奈良の般若寺、向かいの植村牧場へ行き、最後に?珹寺へ。 奈良にはよく来るが、この寺は知らなかった。 5月だけ開かれるようになったらしく、裸の阿弥陀如来立像が見られると雑誌で見た。 袴をつけた珍しい白い阿弥陀如来像。 恵心僧都作となっていたが、鎌倉期の仏像ということで時代的に合わない。 おそらく鎌倉期に作られた平安仏の模造であったのではないかと考えられる。 ふとこのお顔、姿は当時の皇后に似せたのではないかと思った。 法華寺の十...
《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2017.05.05 Fri 10:37
考える人の背スルー若葉風 今日はどれも夏の季語。 夏日も増えてきました。 写真は京都国立博物館での考える人の像。 俯いてばかりでは若葉風を感じられないだろうと。 夏立つや二の腕太きピアニスト マルタ・アルゲリッチをイメージした句。 見た目もそうですが、マルタ=丸太だし。 楽聖の胸像弾く薄暑光 JUGEMテーマ:俳句
《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2017.05.04 Thu 10:31
JUGEMテーマ:俳句 明後日5日は立夏。とはいえ、もう初夏の陽射しですね。 ゴールデンウイークは家でゴロゴロです〜 〇思ひ出のまあるくなつて鳥雲に 〇ゆつくりと死を待つ家へ春の鳥 〇風光るキリンの角は五本らし 〇花の旅窓にひとひら乗せて行く 〇イヤリングして母来る春の雲 〇恋猫の押しの一手に引かれけり 〇春嵐飛び出す絵本よりアリス
まどん日々是好日 | 2017.05.03 Wed 14:34
JUGEMテーマ:俳句 ▽「丹」:ボツ ▽エリカ:(金曜日)東京から参加まどんです。 ◇尖塔の眩しき島やエリカ咲く 東京・まどん 「せんとう」は尖った塔てすね。尖った塔のある眩しい島に着く。エリカがあふれるように咲いていると。これも映画のワンシーンのような、どっかの外国ですよね。行ったことないけどね。見たような気がいたしますね。 ▽「蝿生る」:未投句 ▽「凧合戦」:未投句 ※聞き書き隊の皆さま、いつもどうもありがとうございます! エリ...
まどん日々是好日 | 2017.05.03 Wed 13:04
JUGEMテーマ:俳句 現代俳句協会インターネット俳句会の4月投句分です。 *選句したのは以下の5句です〜 111 つちふるや埋もれしままのヒトの骨(藤野屋ひろさん) 春の季語「つちふる」が自分では作れずに気になっていました。「埋もれしままのヒトの骨」に想像が膨らみます。 153 日光を月光を乗せ花筏(洋平さん) 花筏の一日を追うように、「日光を月光を」が綺麗です。 728 セレナーデ牛に聞かせてゐる日永(史彗さん) 牛の乳の出をよくするために音楽...
まどん日々是好日 | 2017.05.03 Wed 12:50
原始なる春曙の静坐かな 朝の静坐。 静坐は身にゼロをもたらすもの。 何者でもない生を受けているこの身をただ感じている。 静坐をほどいて「私」となる。 ふらここや砂場ににぬつと注射針 ドイツの公園で見た光景。 ブランコと砂場、普通の穏やかな光景に、注射針がぬっと突き出ていた。 ドラッグもマリファナなどは禁止されていないためか。 穏やかな日常の目の前に危険が。 今日は憲法記念日でもある。 飛花落花それぞれを向く三姉妹 三姉妹とはいえ、個性はばらばら。 ...
《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2017.05.03 Wed 11:33
第56回埼玉俳句賞 準賞受賞作品 眠るまで 金子和美 ぽつねんと月に征服されてをり 泣き黒子ちひさく印す夜長かな 満月の押し上げられて重さうな 月夜茸指先に息吹きかけて 月しづく見ぬちの海の深くまで 追伸を書けば望月なりしかな 相槌を打つそれだけの十三夜 月の雨直せぬ癖のふたつみつ 空っぽになったら眠る耕畝忌 小豆煮る天体図鑑ひらきつつ
俳句スパイス | 2017.05.01 Mon 13:25
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