[pear_error: message="Success" code=0 mode=return level=notice prefix="" info=""] 戯言のブログ記事をまとめ読み! 全1,423件の15ページ目 | JUGEMブログ

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戯言

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戯言
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円が連なる円

JUGEMテーマ:戯言    そこに賢者の伝言を読み取ることも出来たかもしれない。あるいはそれを些末な記号として処理することだって出来た。陽光は鋭すぎずやわらかすぎず、風は昨日にはなかった淑やかさを纏っている。そのせいで、かえって企みを抱えているように思えた。それを隠すこともなく、見せびらかしているようにさえ思えた。あるいは昨日よりもずっと奔放な風なのかもしれない。それとも、昨日よりもずっといやらしい風なのか。あるいは奔放なのもいやらしいのも私の方で、風はちっとも変化していないという可...

pale asymmetry | 2025.04.16 Wed 17:19

答えは風に吹かれていない

JUGEMテーマ:戯言    風に吹かれたくなってビーチまで歩く。ちょうど潮が引いていたので、波打ち際は遠い。露出した砂と岩盤が、水面を切り取って折り紙のようだ。一見美しくは見えないけれど、その奥に何か重要なヒントを隠しているように思える。けれど水面は意地悪だから、それを容易に浮かび上がらせたりはしない。私が足先を濡らして掬い上げなければ、何も手に入らないのだろう。けれど私は足先を濡らしたくない。足先どころか指先さえ濡らしたくない。だからただ風に吹かれていた。風は海から吹いてくる。でも...

pale asymmetry | 2025.04.15 Tue 17:52

The moon stone

JUGEMテーマ:戯言    私にはその旅の記憶がない。私の心が形成される以前の旅だったから。だからその旅は私の経験として成立していないのだ。けれど私はその旅の事を知っている。私の心が形成された後に植え付けられたから。その旅を経験したあの人に。あの人は大げさに語ったはずだ。何を語るときにも大げさに語る人だったから。実際にはそれはただの石だったはずだ。きっとちっぽけな石だったはずだ。けれどあの人はその石の特殊性を語った。私がその特殊性に魅せられて歓喜したのだと語った。それは嘘だと思う。あ...

pale asymmetry | 2025.04.13 Sun 18:55

箱の隅を指で探る

JUGEMテーマ:戯言    駆け下りる子供たちは、意外と真剣な表情をしていた。たぶん遊戯と世界の結びつきがまだ強固なのだろう。年月を重ねるとその結びつきが恥ずかしくなったりするけれど、本当はそれではいけないのだろうな。あの子たちのように私も一心不乱に駆け下りなければいけないのに、なんのかんのと理由を付けてゆっくりと一段ずつ踏みしめる。ひょっとしたら時間を無駄にしているのかもしれない。そんなこと考えながらも、実際のところは転ぶのが怖いのだ。あの子たちはどうだろう。むしろ転んで転がること...

pale asymmetry | 2025.04.12 Sat 17:52

纏う、浮揚する

JUGEMテーマ:戯言    纏いすぎているのかもしれない。けれど寒さが拭えないのだ。風に吹かれているわけではない。空気が硬く沈んでいるわけでもない。それでも寒さを感じるのは、私の骨が冷えているからだろう。特に脊髄が、鉱石のように冷えているのだ。鉱石のように煌めいても居るのならば、過剰に纏う必要はないだろう。少し誇らしげに振る舞うことだって出来るだろう。けれどちっとも煌めいていないから、私は纏うしかないのだ。そうやって隠すしかないのだ。私が抱えている寒さを。私の脊髄が抱えている異次元の...

pale asymmetry | 2025.04.11 Fri 18:08

固定された楽園はない

JUGEMテーマ:戯言    重機は暴力的に風景を破壊していく。そこにあったのは楽園の風景だったかしら。記憶を手繰ってみてもよく解らない。でもそれが過去の光景ならば、そこには宝石が散らばっていたはずだ。いや違う。それが過去の風景だから、私自身が宝石で飾り立てることが出来るのだ。だから今このときの足下には宝石は転がっていない。明日や明後日の風景の内にも、宝石の気配はない。そこはまだ私の管理下にはないから。でも今この瞬間、と思った瞬間にはその瞬間は過去になっているもの。本当の今を抱えること...

pale asymmetry | 2025.04.10 Thu 16:16

堰き止めなければ流れ去ってしまう

JUGEMテーマ:戯言    レンガを一つ積み上げる。その間にレンガが二つ崩れ落ちる。私は何をしているのだろう、と解らなくなる。このまま私自身が何者なのかも解らなくなるのでは、と空を見つめる。大丈夫、私はただの阿呆だ。そう自分に言い聞かす。ただの阿呆だから、思いのままに振る舞えるのだ。流れる雲が私に告げる。告げているような気がする。告げていなかったとしても、と言うか告げているはずはないのだけれど、告げているだろうと感じることが出来るのなら大丈夫。大丈夫だと自分に言い聞かす。風は極弱く、...

pale asymmetry | 2025.04.09 Wed 17:58

水を通過する儀式の考察

JUGEMテーマ:戯言    水が境界に横たわっていることはよくあること。古今東西の幾つもの場所にそれは横たわっている。ただその水が流れを有している場合とそうでない場合があると思える。そこには明確な差異があると思える。流れている水は渡っていくことになる。けれどそうではない水は通過することになるようだ。渡っていくのならば、濡れることはないのだろう。でも通過するのならば、当然全身をその水に浸すことになり、濡れそぼることになるだろう。それに呼吸を止めることになるのだから、こちらからあちらに息...

pale asymmetry | 2025.04.07 Mon 17:29

川原で鬼と出会うときの味覚

JUGEMテーマ:戯言    色を見ると味が想起され、味を感じたときに色が想起されることがあったりする。共感覚と言うほどの大げさなものではなく、繋がり合うイメージのことです。例えば印象に残った食べ物の色と味はワンセットで記憶されたりするので、次にその色を見ると味が、あるいは味から色がイメージされたりするのです。けれどそういうものの全てを無効化してしまう色と味があって、それは血の色と血の味だったりします。血の味を感じているときはどんな色を目にしても別の味を感じたりしないし、流れ滴る血を見...

pale asymmetry | 2025.04.06 Sun 17:48

水辺のこと、水の向こうのこと

JUGEMテーマ:戯言    長い語りを染み込ませることに夢中になりすぎて、ひどく疲れてしまった。何だか頭がふわふわする。その長い語りの何処かに私の拠り所があるはずなのだけれど、今のところさっぱり解らない。世界の形ははっきりと見えているし、それを見失いそうな危うさも感じないけれど、その見えている世界が私とどのように関わるのかが解らないのだ。あるいは世界が私に関わってくるわけではなく、私の方から接続していかなければいけないのかもしれない。いや、きっとそうだろう。そう考えてみても、拠り所は...

pale asymmetry | 2025.04.05 Sat 17:22

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