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JUGEMテーマ:戯言 まずはシンプルに。 爽やかな色合いの花で装飾された麦わら帽子を被る彼女は、稜線の向こうに沈んでいこうとしている太陽を見つめている。湖面に伸びる金色の帯から滲む輝きが、彼女の長い金髪にさらに金色を塗り重ねている。ゆったりとした白いワンピースが、ゆっくりと冷えていく空気を孕んでゆるやかにしなやかにスカートの裾を揺らめかせている。その白は、太陽の金色には染まらず、それか浮き上がるように清涼な色彩を際立たせていた。 少し幻想的に。 麦わら帽子を装飾する...
pale asymmetry | 2025.10.14 Tue 20:48
JUGEMテーマ:戯言 まずはシンプルに。 湖を取り囲む低い稜線の向こう側に、太陽が沈もうとしている。熟し切った果実を思わせるような橙色に輝き、その色彩を長く影のように湖に伸ばしている。真っ直ぐに引かれた橙の帯は導標のようだ。あるいは凪を纏った水面にかけられた橋梁のようにも見える。何処へ誘う導なのか、何と何を繋ぐ橋なのか、それは分からない。 少し幻想的に。 湖を取り囲む、暗く陰った稜線。這うように低いその稜線は、一日の疲れを癒やすために横たわる龍のようにも見えた。例え...
pale asymmetry | 2025.10.13 Mon 20:22
JUGEMテーマ:戯言 言の葉に溺れなさいとメンターが言う。だから私は堆積する葉に飛び込む。息苦しくはないが、何処までも墜落していくしかない。それらは全て朽葉で、だから私を支えてはくれない。世界を漂う言の葉を適当に採取することが、私の振る舞いを洗練させるのだという。でもそれは本当に採取するべきものなのか。言の葉に溺れることは苦痛ではない。それが朽葉であろうとも。でも言の葉は私の内側から常に溢れかえっている。それを抑えることなど出来はしない。それでもそれを抑制し、朽葉を噛んでそのコ...
pale asymmetry | 2025.10.12 Sun 18:03
JUGEMテーマ:戯言 取り敢えず荷物を降ろしてみる。その場で二三度跳ねてみる。そうやって自分の軽さを確認してみる。そして取り囲む風景の質量を感じ取ってみる。私はそれよりも軽くなければいけない。そう強く思える。その方が、風景の細部まで観察することが出来るから。あるいはそれは観測と言っても良いと思う。そうすることで私自身を観察し、観測することが出来るのだ。結局のところ、私がしたいことはそんなことなんだと思える。全てが自分自身に還元されることを願っているんだ。利己的な行動原理で、私は...
pale asymmetry | 2025.10.11 Sat 11:24
JUGEMテーマ:戯言 早朝に激しい雨。でも嵐は歩みをくねらせたようだ。立ち上がっては蹲り、また立ち上がっては蹲る。そんなことを繰り返しているうちに時間が過ぎていく。考えなければいけないことはたくさんあるように思えるのに、それが何かはよく解らない。全く解らないのならばしなやかにやり過ごすことが出来るのに、僅かなささくれを感じるから、見過ごすことなんて出来ない。でもそのささくれはひどく曖昧で、だからそれに思考を集中させることも出来ない。私は浮き足立っているのかもしれない。そんな理由...
pale asymmetry | 2025.10.10 Fri 11:21
JUGEMテーマ:戯言 青白い空に白青い月が浮かんでいる。青白い空の真ん中に。あの月は孤独だろうか、とふと思う。そう思ってしまうのは、私が孤独だからだろうか。でも孤独だから、この朝を独り占めしている。この空もあの月も、全て私のもの。もちろん同じ空と同じ月を見知らぬ誰かが眺めているだろう。その誰かも孤独を抱えているかもしれない。けれどその孤独は私のそれとは違うから、この朝は私だけのもので、私一人のための朝なのだ。丸い月はけれど満月ではない。どのくらい過ぎていたっけ。そんなには過ぎて...
pale asymmetry | 2025.10.09 Thu 18:06
JUGEMテーマ:戯言 満ちきった潮が岸壁を洗う。風が払い落とした木の葉を、波が沖へと掠っていく。寄せる波と返す波が重なり、浮かび上がった紋様はきっと宇宙の紋様だと思う。これは満ち足りた時間なのではないだろうかと、自分自身に問い掛ける。わたしのずっと奥底にその答えがあるように思えたのだけれど、容易には答えに辿り着けない。とても単純に見える宇宙の紋様が、とても深い理を内包しているせいだろう。掠われた朽葉は来世へと旅立ったのだろうか。あるいは前世に再編入されたのだろうか。払われたので...
pale asymmetry | 2025.10.07 Tue 18:09
JUGEMテーマ:戯言 自分で自分を許すしかない朝がたまにある。許されたいと思う自分が跳ね上がろうとしているような朝。でも跳ね上がってはいけないよ、って言い聞かせて私はベランダから遠くの海を眺める。私を許せるのは私だけで、だからこそ簡単に許してしまってはいけない。意固地になって自分を責め続けることはないけれど、細かな隅々まで吟味して、私は私を澄み渡らさなければいけないんだ。許すってそういうことだと思う。丁寧に濁りを取り除くことだと思える。全ては間違っていて、私が私を許すなんておこ...
pale asymmetry | 2025.10.03 Fri 16:54
JUGEMテーマ:戯言 あどけない陽光が、風景を縁取るかなとこ雲を輝かせている。暦はすっかり秋なのに、あの雲はまだ夏を放浪している。夏の真ん中を。空気は冷えているけれど、どこか浮き足立っているようにも思える。そう感じてしまうのは、私もまだ夏を放浪しているのかもしれない。まだ満足できていないのだ。夏を掴み切れてもいないし、まみれてもいない。並んで歩いて、指先同士が触れただけのような感じ。でもよく考えてみれば、夏ってそういう事象のような気もする。私もまたそういう事象でありたいような気...
pale asymmetry | 2025.10.02 Thu 17:47
JUGEMテーマ:戯言 濁りを拭うことができないのだから、そのまま受け入れるしかないのだ。よく解っているけれど、それでも滅入ってしまう。微細な文字群に溺れそうになる。いや、溺れなければいけないのに溺れきれない自分を嘆く。大きな波を絡め取って捌ききれなくなっていることは理解しているけれど、その波をどのように分解すれば良いのかがよく解らないのだ。やっぱりすべてをそのまま受け入れなければいけないのだろうか。そのほうがしっかりと溺れてしまえるのかもしれない。でも正直なところ、溺れることに...
pale asymmetry | 2025.09.30 Tue 17:55
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