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戯言

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戯言
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鞭を打つ、雨にうたれる

JUGEMテーマ:戯言    ただ見つめているだけなら、何も変化させることは出来ない。そうであるのなら、何も望んではいけない。欲する心を抑えられないのなら、悪意に傷つけられることを過剰に恐れてはいけない。全く恐れずに身を捧げることは難しいし、その行為は危険なことだけれど、それでもその恐れを感じながらも、それに寄り添いながら、あるいはそれを寄り添わせながら、自分に鞭を打つしかないように思えたりする。間違った考えかもしれないし、邪な想いかもしれない。でもただ見つめているだけという振る舞いに...

pale asymmetry | 2026.06.07 Sun 18:23

物語に傾く

JUGEMテーマ:戯言    古い物語に偶然再会する。遠い昔に没入していた物語に。でもその長い物語の最後を知らない。最後まで読まなかったのだ。長い物語であったから、いつの間にか物語から離れてしまった。嫌いになったわけではない。飽きてしまったわけでもない。ではどうして私はその物語から離れてしまったのだろう。どうしてその物語を必要としなくなったのだろう。よく解らない。振り返ってみても、その理由に思い当たらない。いつのまにか、自然と離れてしまったような印象。あるいは世界には物語が氾濫している...

pale asymmetry | 2026.06.06 Sat 18:26

濁りの向こう側、濁りのこちら側

JUGEMテーマ:戯言    水際に立ち尽くす私は、境界線上にいることを感じずにはいられない。水面は白濁の向こう側にまで広がっている。ここからは見えないその領域には混沌が蠢いているのか、それとも秩序が連舞しているのか。そのどちらをもイメージして、二つのイメージを両脇に並べる。二つは二つとも漂っていて、それが白濁の向こう側から私を誘っている。でも私はどちらかの誘いにしか応えることは出来ない。そしてどちらかを選ぶことも出来ない。結局私は白濁の向こう側に踏み出すことは出来ない。もっとも一歩でも...

pale asymmetry | 2026.06.03 Wed 20:36

踊る白鈴

JUGEMテーマ:戯言    嵐が世界を揺さぶっている。我儘な獣のように、見境なく翻ることを誘っている。もちろん私がその求めに応じることはできない。私はそこまで器用ではない。だからただ観客としてその翻りを鑑賞することしかできない。誰かが求めに応じるだろう。そう思って庭を眺めていたら、庭の片隅の月桃が嵐の求めに応じて、盛んに翻っていた。はしゃぎ回る幼子のようにその白鈴を激しく震わせている。嵐の舞踏をなぞっているのだろうか。それとももっと積極的に嵐に仕掛けているようにも見える。その白鈴が打...

pale asymmetry | 2026.06.01 Mon 16:16

平坦で細長い時間

JUGEMテーマ:戯言    太陽が早起きするようになってきたから、一日を始めるタイミングも早まっていく。それによってくだらないことを愉しむことだって出来るようになってきた。それは太陽のおかげだけではなく、風の向かう先が変化したせいでもある。南へ向かっていた風は乾いていたけれど、北に向かう風はしっとりと濡れている。それは豊穣をたっぷりと携えているように思えて、その恩恵にあずかりたいと思えるのだ。だから何をするわけでもないのに、早朝から放浪してしまう。海を見下ろす公園を散策し、これから仕...

pale asymmetry | 2026.05.29 Fri 18:18

ざらつきと矛盾

JUGEMテーマ:戯言    どう仕様もないざらつきを感じてしまうのは、その人が恐れを抱いているからだ。その人はそれを隠そうとしている。あるいは上手く隠せていると思っている。けれどそれは滲み出ていて、それが周囲の空気を汚染していて、だから周りは息苦しさを感じてしまう。その息苦しさを圧力だと感じてしまう。たぶん若い人たちはその圧力を受けて、自身の未熟さに過剰に打ちのめされてしまうかもしれない。私はそれを卑怯な振る舞いだと思う。その人が恐れを隠すその行為が。隠している限り、隠そうとする限り...

pale asymmetry | 2026.05.28 Thu 20:17

しめやかなマテリアルワールド

JUGEMテーマ:戯言    心が揺さぶられているような気がする。自分の心のはずなのにはっきりとは解らない。心なんてそういうものなのかもしれないけれど、そうであろうがなかろうが、南から吹く風に雨が踊らされている。私は踊りたかったのかもしれない。いや、そんなことはない。鬩ぎ合うような気持ちが、雨にうたれて濡れそぼる。それは雨を吸い込んで重くなるはずなのに、何だか軽やかな兆しを芽生えさせているような気がしたり。どうも不安定な思考で、安定させたいとも思わないから際限なく偏向していくのをそのま...

pale asymmetry | 2026.05.25 Mon 18:15

裏返ることの準備

JUGEMテーマ:戯言    境界を挟んで向かい合う事象は、いつだってその本質に同じ性質を抱えているように思えてならない。であるにもかかわらず、境界とされる周辺部のこちらと向こう、あちらとこちらでは真逆であるように見えてしまうのはどうしてだろうか。そしてまたその性質が裏返るように境界を行き来するような現象が度々起こってしまうことも奇妙に感じてしまう。それはとても躍動的に翻るように起こってしまうから、まるで当然のことのように受け入れざるを得ないけれど、ふと立ち止まって考えてみれば、そのよ...

pale asymmetry | 2026.05.24 Sun 10:55

重なり合わず絡み合う

JUGEMテーマ:戯言    イメージは止めどなく形成されていく。それは風景のあちらこちらに漂っている感じ。だから形成という言い方は正確ではないかもしれない。正確にはそれは採取だろうか。かと言って実際の採取のように手を伸ばし摘まみ取って駕籠に入れるわけではない。何故ってそれには形がないのだから。色もなく質量もないのだから。だから私は風景に目を凝らし、そのイメージたちに形を与え、色を与え、質量を与えて採取しているのだ。その一連の作業を一言で表現するなら、やっぱり形成という言葉が適当なのか...

pale asymmetry | 2026.05.23 Sat 17:42

濡れた花、葉裏の蝸牛

JUGEMテーマ:戯言    月桃の花を見ていないな。  ふとそのことに気づく。そんなに忙しない暮らしだっただろうか。近しい過去を振り返ってみる。いや決してそんなことはない。私は変わらずのんべんだらりんとした日々を過ごしていたはずだ。でもそれでも庭に下りたって、その風景ときちんと触れ合っていないからこそ、月桃の花の記憶がないのだ。それならやっぱり、何かに不必要に気をとられていたのかもしれない。この時期に月桃の花と向き合う以上に大事なことなどないのだから。そう言えば、いつも散歩する砂浜...

pale asymmetry | 2026.05.22 Fri 16:30

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