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戯言

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戯言
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術を引き合う、術で引き合う

JUGEMテーマ:戯言    語る人は語ることに戸惑っている。それは語ることが語る術に、その様式にきちんと則っているかの確信がないからだ。あるいは自身の術を信じている人もいる。そういう人が語ると、その術はとても明確になり、色濃く見える。語る人たちのそれぞれの術が、互いの語りを引き合う。その術は引き合うためにあるのだから、それは当然のことだ。目を背けることなんて出来ない。引き合うその様は隠されて火種を孕んでいるようにも思えるし、もちろん真摯な探究しかないようにも思える。たぶんどちらでもな...

pale asymmetry | 2026.09.20 Sun 18:16

花と陽光と羅針

JUGEMテーマ:戯言    早朝からの強い陽光に早乙女花が照らされていて、それがふと目についたから、私は火を連想してしまう。その火は私の皮膚を小さく焼き、けれどその痛みはどこか納得の出来るものだったから、私はその痛みに不快感を抱いたりはしない。でも何となく蠢いている不安が確かにあることを感じているから、長閑な気分で早乙女花を見つめることは出来ない。もちろんその花が剣呑を私に放っているわけではないけれど、それでもその花に指を伸ばそうとは思わない。奇妙な匂いなのだという。でも実際にはそう...

pale asymmetry | 2026.09.19 Sat 16:23

私的なスタンドアロン

JUGEMテーマ:戯言    コミュニケーションにずれを感じる。些細なずれのような気もするけれど、致命的な事態の前触れのようにも思える。そうであるならば直ちにそのずれを修正しなければいけないのだろうか。でも、そのような危機感には纏わり付かれていない。むしろ私はもっとずれなければいけないような気がする。さらにずれることによって、もっと深く潜ることが出来るのではないだろうかと感じる。つまり私はさらに深く潜ることを欲しているのだ。そうに違いないのだろう。それなら私に飛来するインフォメーション...

pale asymmetry | 2026.09.16 Wed 18:13

うつろにしずむ

JUGEMテーマ:戯言    気がついたら、知らない間に時間を噛み砕いていた。少し気恥ずかしい気持ちになる。控えめに教えてくれていたにもかかわらず。どっぷりと虚ろに沈んでいたせいだ。ただ気恥ずかしさとは別に、何故か充足感も抱えている自分に気づく。この感覚はなんだろう。短くはない時間を噛み砕いてラベリングできなくしてしまったにもかかわらず、何故か有意義な流れを纏ったような気がしている。今朝はかなり重苦しさを抱えていたはずなのに、時間と一緒にそれを粉々に噛み砕いたような気分だ。いや、そう思...

pale asymmetry | 2026.09.15 Tue 17:58

神話の馬を追う

JUGEMテーマ:戯言    神話の馬を追いかける。全速力で。もちろん追いつけるはずがない。遙かな先に見失いそうになりながら、自分の呼吸も見失う。とんでもない距離を引き離されているのに、何故か手が届きそうな気がしてしまう。錯覚だ。何度自分に言い聞かせても、やっぱり手が届くのでは、触れることが出来るのでは、と思えてしまう。きっと私は欲張りなのだ。欲したものが彼方にあっても、その彼方を足元に引き寄せる方法を考えてしまう。某かの方法で、それが可能になるはずではと考えてしまう。それがどんなに非...

pale asymmetry | 2026.09.14 Mon 20:09

ポケットを裏返す

JUGEMテーマ:戯言    空っぽのポケットを探る。空っぽだから有益な事象は何も指先に触れない。空はこんなに晴れ渡っているのに、私の指先には何も触れない。それを哀しいことだと思わないのは、たぶんいつだって翻ることが出来る体力を溜め込んでいるからだろう。気づかないうちに消耗しきって倒れてしまったとしても、それはそれでぐーたら出来るから良いのではないかとか思ったりもしているから、なおさら哀しくはならない。とはいえ、有益な事象が何も無い状態から、某かの足がかりを得ようとしているのだから、そ...

pale asymmetry | 2026.09.12 Sat 17:54

漆黒の切片

JUGEMテーマ:戯言    漆黒の切れ端が宙を流れる。何だろうと思ってそちらに目を向けても何もない。たぶん幻なのだ。けれど視線をずらすとまた視界の端にその切れ端が現れて舞う。何の切れ端かは解らない。何処か別の世界から流れ着いたマテリアルの切れ端かも知れない。あるいはこれから別の世界へと旅立とうとしているマテリアルの切れ端かも知れない。それとも単純に私の切れ端なのだろうか。私から千切れて旅立とうとしている切れ端。あるいはかつて私から千切れて、何処か異境を旅して戻ってきた切れ端かも知れな...

pale asymmetry | 2026.09.09 Wed 17:51

境界を探す

JUGEMテーマ:戯言    結局のところ、探しているのは境界なのだと思う。つまりそれはうつつと異界の境界線だ。もちろんそれははっきりとしたラインだとは限らない。ぼんやりとした帯かも知れないし、もっと曖昧な滲みかも知れない。あるいは電子の雲のように確率によってコントロールされているような事象かも知れない。何にしても、私が探しているのはそういうことだ。やんわりと両手を振り回して、とくに明確な勝算もなく、私は探り続けている。そこに理論などない。けれど探り続けることを認めて貰うためには、ある...

pale asymmetry | 2026.09.08 Tue 18:21

振り返り翻る

JUGEMテーマ:戯言    立ち止まり、振り返る。視界は何処までも澄んでいて、それは時間を遡ることも出来るくらい。それならばと私は何処までも遡る。でもそのためには意味が必要だ。思い返す出来事の一つ一つに意味を纏わせることで、時間は鮮明さを取り戻し、再定義されることになる。でも、冷静に丁寧に作業を進めなければ、油断をするとすぐに偽りが紛れ込む。それを完全に防ぐことは出来ないのかもしれないけれど、それが私の主観であったとしても、その主観の本質からずれてしまうような偽りは砕かなければいけな...

pale asymmetry | 2026.09.07 Mon 15:07

扉の向こうと甲虫、そして……

JUGEMテーマ:戯言    固く閉じられた扉の向こうでは、全ての準備が整っている。その気配を感じることが出来る。だから扉は私の手によって開かれることを待っている。でも私はそれを躊躇している。扉のこちら側、つまり私の準備が整っていないような気がしてしまうのだ。けれどじっくりと考えてみると、私が準備することなど何もない。そんなものは端からないのだ。だから私は扉の前で気配を探っていただけ。そしてその気配が扉を開くときが来たのだと教えてくれている。それでも私が扉に手を掛けないのは、中途半端に...

pale asymmetry | 2026.09.06 Sun 18:47

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