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JUGEMテーマ:戯言 さて、すっかり過ぎ去ったその余韻はひんやりとした風だった。それが残された事象なのか、それともぽっかりと空いたニッチにすかさず流れ込んだ事象なのか判断しかねる。どちらにしても、あるいは全く別の理由であったにしても、それは余韻だと確かに感じられて、そしてそのひんやりが過ぎ去った渦の背中を遠くにぼやかせている。けどこういう言い方をすれば、私がその背中を追いたいと思っているかのようだけれど、もちろんそんなことはない。その渦は渦としては完成されているかもしれないけれ...
pale asymmetry | 2026.06.27 Sat 18:29
JUGEMテーマ:戯言 危惧したことは何も起きなかった。だから空白の時間だけが取り残される。もちろんそのブランクを埋めることは簡単で、それをするためのアイテムはいくらでもあった。そこから適当にチョイスして並べていけば、あっという間にブランクはなくなり、時間は足りなくなるだろう。そうすることも出来たけれど、しなかった。少し贅沢な日を過ごしたかったのだ。空白の時間を空白のまま、うつらうつらして過ごすような贅沢をしたかったのだ。私は怠け者で、だからいつだってだらだらと事を進めたりする。...
pale asymmetry | 2026.06.26 Fri 17:29
JUGEMテーマ:戯言 裾を踏む人に出会う。他者の裾を愉しそうに踏む人に。そうやって、その他者の裾を汚し、その他者がつんのめる姿を心底愉しそうに見つめている。その表情はニンマリとした笑顔で、何かを語ることはなくただただその笑顔を浮かべている。何がそんなに愉しいのか解らない。だから試しにその裾を踏む人の裾を踏んでみた。するとその人は烈火のごと怒りだした。裾を踏むことは愉しいのに、裾を踏まれることは嫌いなようだ。当然、では何故自身の嫌いな行為を他者には出来るのかが気になる。だから尋ね...
pale asymmetry | 2026.06.25 Thu 18:29
JUGEMテーマ:戯言 そこではいくつもの嘘がまかり通っていたけれど、それには明瞭な理由があるように感じられた。すなわちそれは、処理の合理性を高めるための措置なのだと思われた。けれども少し深く考えてみると、嘘がまかり通れば、それは非合理を生み出す直接的な原因になってしまう。つまりそこでは合理性を高めようとして、非合理があちらこちらで構築されているという状況に陥っているように感じられた。係わる者たちはおそらく違和感を感じているだろう。そのように見受けられたから。けれど何をどうすれば...
pale asymmetry | 2026.06.24 Wed 18:44
JUGEMテーマ:戯言 提示されたコード、提示されなかったコード、その両方を読み返す。その両方に意味があることは明らかで、だから両方とも読み返す必要があるのだ。もちろん、提示されなかったコードを読み解くことは不可能だ。推測することは出来ても、それにどれほどの意味があるかは曖昧だ。だからそれを直接的に探ろうというわけではない。提示されたコードをもう一度分析し、それを裏返す形で提示されなかったコードにアクセスするということだ。あるいは、提示されかかっていたのに、結局提示されなかったコ...
pale asymmetry | 2026.06.22 Mon 17:13
JUGEMテーマ:戯言 澄んだ声が南の方から流れてくる。それは真夏を告げる声。酷暑に備えなさいと注意を促す声。それが澄んでいるから素直に飲み込むことが出来る。早朝から日差しは尖っていて、皮膚はちくちくと刺激される。たっぷりと水分を補給しなければ、あっという間に乾いてしまいそうだ。だって私は泥だから。際限なく濁った泥だ。濡れそぼっていなければ脆く崩れてしまうだろう。そんなことを思って笑ってしまう。世界はいつだって矛盾を抱えていて、同じように私もそのちぐはぐを抱えている。弾丸のように...
pale asymmetry | 2026.06.21 Sun 10:30
JUGEMテーマ:戯言 裏切られている彼は、もちろん裏切られていることに気づいていない。それは少しばかり複雑な事情によって浮かび上がった事象。つまり彼は裏切る人物で、それも自然に、たわいもなく裏切るタイプの人物で、そして自分が裏切っていることに気づいていない。むしろ自分は他者に対して思いやりを見せているのだと思っているふしがある。そこに悪意があるかといえば、それは微妙なところ。悪意はないかもしれないし、意識的にはないけれど無意識の領域にはあるのかもしれない。そんな風に思える。どち...
pale asymmetry | 2026.06.18 Thu 18:17
JUGEMテーマ:戯言 水たまりに落ちた蝶が、力なく羽を痙攣させている。溺れているのだろう。水にではなく、世界の深さに。私は森を貫く石段を下っていく。雨に濡れたそれにときどき足を取られそうになりながら、慎重に下っていく。頑丈な鉄のフェンスを乗り越え、世界の理不尽さを確認する。でも犯しているのは私の方で、裁かれるのも私の方なのだろう。完全に閉じられた枠は、輪郭の外と内を形成して、その分断は鮮明になっていく一方だ。私自身もどちらに属するかをそろそろ決めなければいけない。本当は両方に属...
pale asymmetry | 2026.06.16 Tue 17:47
JUGEMテーマ:戯言 目の前には小さな絶望が転がっていて、それは本当に小さかったから、それが私を傷つけたとしても自分のせいなのかと思えてしまう。本当のところはもちろん解らないし、だから本当に私のせいかもしれないけれど、それでもそうかもしれないしそうでないかもしれないという曖昧さが、不安定なデジャブを連れてくる。何度も何度も繰り返しているような気がする。その度に惑っている自分は弱いのか。あるは生粋の怠け者だからなのだろうか。小さな絶望だから踏み潰すことも出来るし、蹴散らすことも出...
pale asymmetry | 2026.06.14 Sun 19:55
JUGEMテーマ:戯言 水平に落下する。垂直に滑っていく。そんな夢を見る。きっと雨が降っている。それはひんやりとした雨だ。だから私の皮膚が冷える。それでも臓腑の熱を冷ますことは出来ない。燃えるということは、生命である証だ。それは他の生命を取り込むことで成立している。それを嘆くのは容易い。だからといって生命であることを放棄することは出来ない。それは私の螺旋が命じているのだ。それに逆らう術などない。もちろん逆らいたいと思ってもいない。生命であることを否定するつもりは微塵もないのだから...
pale asymmetry | 2026.06.13 Sat 18:04
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