[pear_error: message="Success" code=0 mode=return level=notice prefix="" info=""] 戯言のブログ記事をまとめ読み! 全1,188件の21ページ目 | JUGEMブログ

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戯言

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戯言
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scratches and stains

JUGEMテーマ:戯言    怒り蟲は怒っているわけではなくて、自分のアイデンティティーを信じているだけなんだ。つまりそれは信じなければいけないほど揺らいでいるということなんだ。でもその揺らいでいる自身を恥ずかしいと思っているんだ。だから、自然と怒ってしまうんだ。そういう感情をエネルギーにして振り返ってしまいそうになる自分を誤魔化しているんだ。振り返ってしまえばそこには不細工な軌跡が刻まれているから、そんなものは決して見たくないし、そんな過去の自分を認めたくもないんだ。もっと肩の力を抜...

pale asymmetry | 2024.02.11 Sun 18:55

quarter century

JUGEMテーマ:戯言    終末から四半世紀過ぎていることに気づく。私は相変わらず石を噛んで生きている。大半は濁った石だけれど、時折は煌めく石を噛み砕けることもある。いやそれは逆か。噛み砕くと煌めく石に出くわすこともあるということ。もう世界は終わるのだと疑わなかった四半世紀前、あの子と二人で引きこもって期待していた。けれど待てども待てども世界は終わらず、終末は幻影に過ぎなかったと知る。もちろんひどくがっかりした。それから暮らしに塗れている。平坦で簡素な暮らし。それを心がけているけれど...

pale asymmetry | 2024.02.10 Sat 18:38

illusion of life

JUGEMテーマ:戯言    ふっと考える。実は私は生きていないのではないかと。すでに死んでいるのではということではなく、そもそも生きていないのではということだ。突然に、そんな気持ちに捕らわれる。取り囲む高い壁を見上げながら、その理由を考えてみる。でも何も思い当たらない。それどころか、自分が呼吸していないことに気づく。そうか、やっぱり私は生きていないのだと考えている内に苦しくなって深呼吸。単に呼吸と呼吸の狭間が長かっただけだった。しっかりと呼吸をしているのだから、私は生きているに違いな...

pale asymmetry | 2024.02.09 Fri 18:47

fluttering characters

JUGEMテーマ:戯言    軋む気持ちを抱えて傘を開く。雨はとても微か。それは曖昧に揺らいでいる。私を飲み込んで、世界の全てを曖昧に攪拌してくれたら良いのに。眠気を背中から垂れ流しながら歩く。まだ薄暗い道端には黒い猫。濡れた路面に腰を下ろして私を見つめている。きっとこの猫は存在しないんだ。そんな風に考える。だから蹴飛ばしてしまっても良いのだ。そう思って近づく。猫は私がどこまで近づいても逃げることなく私を見つめている。右足に思い切り力を込めて、そして猫を抱き上げた。黒い毛は濡れそぼって...

pale asymmetry | 2024.02.08 Thu 19:04

dummy sky

JUGEMテーマ:戯言    荒れ狂っていると断言した彼は何も解っていない。そう思う。表層だけをなぞって、内臓も骨も全てが解ったような顔をしている。得意げな声で、慇懃無礼な振る舞いで、何もかもを制御しようとする。お馬鹿さんだなぁと思う。荒れ狂ってなどいない。奔放に戯れているだけだ。だからその皮膚の下でやわらかく温かい血流が脈打っているのだ。それを制御することなんて出来るわけがない。本当にそれが出来ると考えているのなら、相当な傲慢か、相当な間抜けだろう。ダミーの空を見つめて私はそう思う。...

pale asymmetry | 2024.02.05 Mon 18:19

first blow

JUGEMテーマ:戯言    小さな独楽が高速で回転している。スピードがあるレベルを超えて、独楽は跳ね上がる。そのまま宙で回転を続け、風を巻き起こす。風は身をくねらせて踊り、風景の全体を攪拌する。そして最初の一撃が繰り出される。そんなイメージ。そうやって古の季節はある瞬間に様変わりするのだ。風景を織りなす事象の全てを巻き込んで。もちろん、その中には私も含まれている。私のエネルギーや熱情や戸惑いも含まれている。だから世界は私の身近にある。私が風と共に踊れば、世界も踊り出すだろう。私が風を...

pale asymmetry | 2024.02.04 Sun 21:13

渡り雨と火照る路面

JUGEMテーマ:戯言    突然のにわか雨。濃密な雨。風は裏側に閉じ込められ、私のもとには届かない。いっそのこと私も裏側に閉じ込めて欲しい。そう願ってみたところで叶うはずもない。それ以前に誰に願えば良いのかさえ解らない。雨にだろうか。風にだろうか。それとも私のことが嫌いなあの人にだろうか。見知らぬ軒先で雨を凌ぐ。温い雨。温い空気。そして温い私の眠気。このまま濡れた路面に横たわってしまえば心地良いだろうか。世界に見捨てられたふりをして、同情を集めようか。でもそんなに甘くはないだろう。世...

pale asymmetry | 2024.02.03 Sat 18:17

つま先の汚れ

JUGEMテーマ:戯言    靴のつま先の汚れが気になって、靴全体に水をかける。勢いよくかける。冷たい水を、たっぷりとかける。つま先の汚れは落ちたけれど、靴はびしょ濡れ。足もびしょ濡れ。私の気持ちも濡れそぼる。心地良いのか悪いのか解らなくなる。綺麗になったのかよけいに穢れたのかも解らなくなる。汚れていることが気になったのは確かだけれど、それがどのくらいの居心地の悪さだったのかを思い返してみてもよく解らない。本当は洗い流すほどではなかったかもしれない。あるいは、洗い流すのが普通の対応だろ...

pale asymmetry | 2024.02.02 Fri 21:06

渦と渦

JUGEMテーマ:戯言    渦をじっと見つめていると、渦に巻き込まれたくなる。その渦が不細工で、その渦に嫌悪を抱いているのに。それでも渦がそこにあって、私はその外側にいるということに不安を感じてしまうのだ。それで渦の中に入ってしまえば、それで安心を得られるような、そんな気持ちになってしまうのだ。もちろん間違っている。不細工だと思っているのなら、決してその渦に関わってはいけない。もしそれが勢いを持って近づいてくるのならば、全力で逃げるか、自身も渦をおこして対抗するしかないだろう。渦を立...

pale asymmetry | 2024.02.01 Thu 18:18

バス停には誰もいない

JUGEMテーマ:戯言    バス停には誰もいないから、遠い遠い向こう側を想像してみる。私はたぶん今扉の前に立っている。でもそのノブを見つめて、ここで自分は何をしたいのだろうと考えたりしているのだ。扉を開きたいから扉の目に立っているはずなのに、どうして私はそんなことを考えてしまうのだろう。どうしてそんなことを考えて、扉に触れることを躊躇してしまうのだろう。扉の向こう側を見たいと思っているはずなのに、それを見ることを怖れてもいるのだ。扉の向こうで大惨事が起こっている可能性を考えて、そうで...

pale asymmetry | 2024.01.29 Mon 17:16

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