[pear_error: message="Success" code=0 mode=return level=notice prefix="" info=""] 連載のブログ記事をまとめ読み! 全1,454件の92ページ目 | JUGEMブログ

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ナツヤスミ**03

JUGEMテーマ:連載03: not川島、そしてユウコとシロ[C]おばあちゃんが持ってきてくれたトマトと麦茶は、相変わらずおいしい。「縁側で麦茶とトマトなんて、マジ田舎じゃん」「ここは田舎だからいーの!!それより、川島くん」「海斗でいーよ。それに、俺、川島じゃなくて早川なんだ」「ふ〜ん、そーなんだ。で、海斗、どこに住んでんの?」「東京だけど・・・」「いーなー東京!!うらやましいな〜」「・・・んないい所でもねーけど」「そー?」「オマエ、どこに住んでんの」「んっとね、もーちょっと向こうの橋渡ったとこ」「ふーん・・...

Holiday* | 2008.12.12 Fri 18:51

ナツヤスミ**02

JUGEMテーマ:連載02:ナツヤスミと漬物と知らなかった孫の存在[C]夏休み。私にとっては天国!!・・・の、はずだったんだけど。『ごめーん千夏!!急にカレシと約束入っちゃって!!悪いけどパスね』『・・・・・・』ブチッ「うそぉ――!?」何で何で何で!?ってかアイツ・・・「彼氏いたのかよ!!」・・・・・・。・・・・・・・・・。寝よ・・・・・・。「千夏―――!!千夏―――――!!」お母さんの声がする。「・・・うるさいなぁ・・・」バンッ勢いよくドアが開き、「何寝てんの!!起きて!!」ほっぺたをバシバシ叩かれた。「・・・痛い・・・」「これ、川島さ...

Holiday* | 2008.12.12 Fri 17:57

ナツヤスミ**01

JUGEMテーマ:連載記憶にあるのは、海辺の町と、一人の女の子。もう二度と出会うこともないけれど、いつかまた会えたら、と心の隅で思っていた。  *   *   *01:ハワイ旅行と不法侵入少女[K]蝉の声がうるさい。「ねーおかあさん、まだつかないの?」妹がぐずりだす。「もうちょっとよ、もうちょっとだから」それを必死になだめる母さん。夏休み。俺と妹は、田舎のばーちゃんの家に行くことになった。父さんと母さんが、商店街の福引で当たったハワイ旅行にいくからだ。ばーちゃんの顔は、見たことが無い。きっと...

Holiday* | 2008.12.12 Fri 14:57

神が知らなかったもの:悪魔を消すもの

第6話【探りあい】 ただ…どこかで聞いたことがあるように思えるのは、僕だけかな? [I agree(同感です)] {どうする?} [探る。] {どうやって。} [俺に任せろ。] いったいどうする気だよ…そう思いながらも任せることにしよう。 現在3時間目…今のところ何もしてないらしい。 隣が気になって、前の英語のテストが悪い。早く何とかしてくれ。 [次は一二点のテストだよな。] {ああ。} [ならいまだな。] おわった。かなり難しい。とくにレ点が付いてるところは大変だ。 自信のある人はもう...

N&W出版社 | 2008.12.07 Sun 10:07

きらきら星 1章 ♯15

JUGEMテーマ:連載   きらきら星 1章 ♯15:プリーズ ヘルプ ミー 目に痛いくらい赤くて、紅くて、朱い夕焼けの中、私は小さな公園に立っていた。 目の前には、大きな目を緩めて唇に弧を描く女の子がいる。髪の毛は黒くてさらさらで、肩辺りで切り揃えられていた。真っ赤なワンピースの裾が風に揺れてふわりと舞う。『お姉ちゃんも大変だね。勉強できないからお母さんにいっぱいいやなこと言われるの』「・・・・・・そうだね」『死んだ方が、楽だね?』「・・・・・・そうかもね」 頭の中でがんがんと警鐘が鳴る。駄目だ...

きらきら星 | 2008.12.02 Tue 20:56

第21話 43号乙―借金

 借金  食べ終えると、石蕗がペットボトルのお茶を1本くれた。  無二は受けとるのをためらった。 「遠慮すんな、オレもしょっちゅう売店におごらしてるけど気にしてねーし」  そういう問題ではない。 「さっき大将がスープみてぇなの仕込んでたぞ。ありゃあチビ太のじゃねーか、ちっせー鍋だったしよ。元気が出たら行ってみな」  石蕗は空いた皿を手にとると、汚れたスニーカーの踵を素足で踏みながらぶらぶらと部屋を出て行った。  またおごられてしまった。  おごられること自体にも抵抗を感じるが、どうやら自分...

き み は ぼ く の ひ か り | 2008.11.30 Sun 23:57

EGOIST.10

JUGEMテーマ:連載I have a thirst for you.--04

Dear Children | 2008.11.27 Thu 22:08

よわむしなピンキーリング chapt.22

 どこに行くって話もなく、ぼくたちは何となく川沿いのサイクリングロードを歩いていた。この時間は僕たちのように下校している中高生、ボールなんかで遊んでいる小学生くらいの子たち、散歩してるおじいちゃん、おばあちゃん、色んな人でにぎわっている。  何かを話そうとしていた若宮さんだったけど、なぜかここに来るまでの短い時間の話はぼくと飯沼さんがどこで知り合ったのかとか、そういう事だった。  若宮さんと飯沼さんは小学校の頃からの付き合いだけど、高校生になってからは若宮さんが部活、飯沼さんがバイトで忙しく...

Sweetish trip! | 2008.11.26 Wed 23:47

bonam noctem

「ん……。」外に出ると白い雪に反射した日の光が、とても眩しくて、一瞬息を呑んだ。ザック― ザック―「ふぅ…。寒っ。」マフラーをきつく絞め直した。ザッ―誰かの足音が、自分の目の前で止まった。ゆっくり顔を上げると。そこには長靴を履いた少年が立っていた。どうやら見た事ない少年だった。するとその少年は。「…寒いね…。」その少年は雪の様に静かに話した。「あ…あぁ。雪降ったからね。」「ははっ。……そう…だよね……。」もっと気の利く返事はなかっただろうか?少年は静かに笑った。それが少し切なくて、僕はバツの悪い顔をした。そういえば少年は、寒い...

MUSIC☆JUNKIE | 2008.11.26 Wed 20:24

黒と白−序/白−

JUGEMテーマ:連載 目が覚めると、そこは知らない世界だった。僕も、僕でなくなっていた。僕は大きな白いふかふかのベッドの上に横たわっていた。ここがどこだかわからない。確か、昨日は夜中まで本読んでてそのままソファで寝ちゃったはずなんだけど。よいしょ、と体を起こす。このベッド、寝心地最高だ。よく見ると、僕は上半身裸で下はトランクスしか穿いていなかった。「なんだよ・・・これ・・・」ベッドの横には、綺麗に畳んである洋服が置いてあった。それらは僕が昨日着ていたものではなく、もっと質がよく、なんとも言え...

世界が終わるその日まで | 2008.11.25 Tue 22:04

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