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JUGEMテーマ:自作小説 こんばんは。荻みすずです。 現在、「カクヨム」、「アルファポリス」、そして「pixiv」にアカウントを持っております。 いわゆる18禁に相当する表現のある作品も書いていますが、こちらでの内容の公開は自主規制します。 (ちなみにpixivは18禁要素のあるものだけをアップしています) +++ リンクを張った場合、「リンク先はR-18です」という断り書きを入れるか、R-15に制限されている「カクヨム」のリンクのみ張り、...
荻みすず小説置き場(転載) | 2022.05.19 Thu 23:40
JUGEMテーマ:自作小説 ←(1)へ戻る 第2話 不機嫌の背景 本当に「間が悪かった」としか表現できない。 まず霧島は、2時間目の英語の時間、先日の小テストの結果が悪くて居残りをさせられたことを、担当教諭からイジリのネタにされ、クラス中の笑い声を誘っていた。 きまり悪くてきょろきょろしていると、密かに思いを寄せている|副島《そえじま》|美里《みさと》も少し笑っている…ような表情をしており、(済んだことをいつまでもネチネチ言うなよ&hel...
荻みすず小説置き場(転載) | 2022.05.19 Thu 06:27
JUGEMテーマ:自作小説 「恋愛対象の性別など、考えたこともなかった」 中学のバスケ部に所属する宇崎は、人懐っこいが直情型の後輩・霧島の扱いには定評があり、何かと面倒を見、かわいがっていた。 一方で、繰り返し見る夢のせいで、霧島への本当の気持ちを自覚せざるを得なくなって…。 第1話 不機嫌な後輩 奥田《おくだ》学園中3年の宇崎《うざき》幸次郎《こうじろう》は、バスケットボール部に所属している。 ブロック大会敗退後、2年生への引...
荻みすず小説置き場(転載) | 2022.05.19 Thu 06:24
JUGEMテーマ:自作小説 ←(4)に戻る 第5話 【終】訃報 さて、いろいろと言語化が難しかった6歳当時の記憶を、マミちゃんはちょっとしたきっかけで時々思い出していましたが、それから10年ほど経ったある日、たまたま地方紙で「旅館いけはた社長 池端幸三《こうぞう》氏死去 享年72 葬儀は〜」といった物故者の記事を見つけたのですが、「喪主は妻弓子氏」と書いてありました。 「これ、ゆみこさんだ!」 「え?どこのゆみこさん?」...
荻みすず小説置き場(転載) | 2022.05.18 Wed 07:04
JUGEMテーマ:自作小説 ←(3)に戻る 第4話 真相 あとで分かったことですが、マミちゃんのおばあちゃんは、「池端さん」の旅館の手伝いをしていたのです。マミちゃんがつい居眠りをしてしまったその日が初回で、あと4回来ると言っていました。 「よんかい…」 あの部屋でまた絵を描いたり、いやなまんがを読んだり、苦手なおやつを食べたり(結局おなかがすいて食べました)を、4回もしなければいけないのかと、少し落...
荻みすず小説置き場(転載) | 2022.05.18 Wed 06:59
JUGEMテーマ:自作小説 ←(2)へ戻る 第3話 工夫 最初は絵を描いて遊びました。 「緑と紫」という、スーパーのほうれん草と結束テープみたいな組み合わせのペンですが、チラシの裏にいろいろと描いていました。 人の顔を描くときは、顔の輪郭を緑にして髪の毛を紫にしたり、その逆にしたり、いろいろと試してみました。 家族、友達、園の先生などなど、思いつくままに描いてみると、不思議な話ですが、顔が緑で髪が紫かその逆か、...
荻みすず小説置き場(転載) | 2022.05.18 Wed 06:49
JUGEMテーマ:自作小説 ←(1)へ戻る 第2話 従順 玄関を上がると、おばあちゃんとマミちゃんは別々な場所に案内されました。 きれいな女の人は、「私のことは「いけはた」でも、「ゆみこ」でも、好きな方で呼んで」と言いながら、マミちゃんに階段を上がってついてくるように言いました。 ゆみこというのは、マミちゃんが園で大好きな先生と同じ名前なので、「ゆみこ…さん」と呼ぶことにしました。 ゆみこさんは、「よしっ。これでマミち...
荻みすず小説置き場(転載) | 2022.05.18 Wed 06:46
JUGEMテーマ:自作小説 ←(表紙)へ 第1話 困惑 昭和40年代のある秋の話です。 マミちゃんは幼稚園の行き帰りに園バスを利用していました。 マミちゃんのママは外で働いているので、いつもの場所にお迎えにくるのはおばあちゃんです。 おばあちゃんの手はとても温かくて、マミちゃんはおばあちゃんと手をつないで家まで帰るのが大好きでした。 *** ある日、園バスに乗るために帰る支度を...
荻みすず小説置き場(転載) | 2022.05.18 Wed 06:35
JUGEMテーマ:自作小説 ※本文は次回からです 『栗林の見える部屋』 マミちゃんにとっての「銀の匙」は、緑と紫のペンでした。 中勘助の『銀の匙』にインスパイアされて、ふらふら〜と6歳当時の記憶を引っ張り出した成れの果て、みたいな小品です。 (1)へ→
荻みすず小説置き場(転載) | 2022.05.18 Wed 06:28
JUGEMテーマ:自作小説 ←(2)に戻る お幸せに【終】 さすがに5年程度では、そう大きな変化はない。 ミツエは相変わらず少し野暮ったく、でも少しだけ大人っぽく、きれいになった気もする。 それはまあ、勤めのために覚えた化粧のせいもあるのだろう。 「あなた、お付き合いしてる人とかは?」 「まあ――いちおう」 「そうだよね、あなたはとてもステキだもん」 はっきり言えば、たまにしゃらくさい映画だ美術だ食へ...
荻みすず小説置き場(転載) | 2022.05.18 Wed 05:54
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