[pear_error: message="Success" code=0 mode=return level=notice prefix="" info=""]
JUGEMテーマ:自作小説 セミの声が何重にも響く。 夏の暑さと相まって余計に耳に刺さる。 病院の外、緑の茂る中庭、ポツンとベンチに座りながら、足元を横切っていくアリの行列に目を落としていた。 瞼を閉じると端が濡れて、グイっと指の腹で拭った。 ハンカチなら持ってるのに、どうして指で拭ったんだろうなんて考えてしまう。 取り出すのが面倒だったから?・・・・違う。 いま治療を受けている彼のことを考えると、わざわざハンカチで拭うことに罪悪感を感じてしまったのだ。 あの時、もっとよく話を聞いてあげてれば...
SANNI YAKAOO | 2019.09.01 Sun 11:42
今度のロボ子さんは、メルヘン調で実は本格ミステリ仕立て! 西織先生とご両親、如月さんの美味しい料理で少し幸せ。 ロボ子さんといっしょ。 135話――『西織先生、少し幸せ。』 https://ncode.syosetu.com/n9675ep/135/ JUGEMテーマ:自作小説
MUNNINの止まり木 | 2019.08.31 Sat 12:31
JUGEMテーマ:自作小説 お目をお開けください。―どうか、どうか。 昔から待っているのです。―ずっと、ずっと。 君を残してこの国は進む。 君を隠してこの国を守る。 君を幻に生者を偲ぶ。 君が眠る、皆は伝説だと嘯く。 今こそ、我らにお力を授けてくだされと 神殿を前に手を掲げ家臣と共に祈る大尉。 神は放った。 その言葉は聴き飽きたつまらない。残念だ、人間よ、何もすることはない。 汝らよ、貴様たちが勝手に招いた結末だ、図に乗るではない。 声が消えた瞬間に兵...
ことば遣い見習いのまがきさん。 | 2019.08.30 Fri 19:47
今度のロボ子さんは、メルヘン調で実は本格ミステリ仕立て! 西織先生、動くお人形如月さんのかわいらしさにメロメロになる。 ロボ子さんといっしょ。 134話――『西織先生、ため息を漏らす。』 https://ncode.syosetu.com/n9675ep/134/ JUGEMテーマ:自作小説
MUNNINの止まり木 | 2019.08.30 Fri 18:46
JUGEMテーマ:自作小説 「こぉんの、ちびすけ----------!」 思わず叫んでしまった理由は、これから着替えようしてたワンピースに粗相されてしまったからだ。 犯人は、数日前に我が家にやってきた柴犬の子供。名前はまだない。 怒ろうと思ったけれど、家を出なくちゃいけない時間は迫っているしどうやら時間も経っているとみた。 だから他のワンピースに着替えて、その時はそのままにして出かけた。 (これってよくないんだよね) 犬のしつけについて、あ...
My 365 Story | 2019.08.30 Fri 17:21
JUGEMテーマ:自作小説 大きなホームセンターの二階、テーブルの並んだテラスにはまばらに人がいた。 広々とした駐車場を見下ろすとほぼ満車の状態で、よく流行っているお店なんだと分かる。 「どうぞ。」 「ありがとう。幾らだった?」 「いいですよそんなの。」 「悩みを聞く人からご馳走ににはなれないよ。ここは私が。」 「いやいや!これくらいは・・・・、」 「いいからいいから。」 遠慮する彼の手にお金を押し付ける。 すると少々困ってから「じゃあ・・・」と立ち上がり、隅にある募金箱に向かっていった。 ...
SANNI YAKAOO | 2019.08.30 Fri 10:37
冷たい雨が降りしきる中、誰もが家路を急いでいる。街を行き交う姿はそれぞれ違っても特別な時間を過ごしているのは確かなことなのだ。 続きはpixivにて 皆にとっての特別な夜 JUGEMテーマ:自作小説
あやかる | 2019.08.30 Fri 00:50
今度のロボ子さんは、メルヘン調で実は本格ミステリ仕立て! 西織先生の家と森山さんの家の如月さん、それぞれ働き始める。 ロボ子さんといっしょ。 133話――『如月さん、働き始める。』 https://ncode.syosetu.com/n9675ep/133/ JUGEMテーマ:自作小説
MUNNINの止まり木 | 2019.08.29 Thu 18:24
JUGEMテーマ:自作小説 解けない謎があるのはモヤモヤするものだ。 陽菜ちゃんの家を後にした私は、猫が埋まっていたあの公園へ来ていた。 ここには二匹の猫がいたはずだ。 一匹は陽菜ちゃんの猫、もう一匹はどこの誰だか分からない猫。 《しくじったあ・・・・。さっき陽菜ちゃんの猫に聞けばよかった。》 陽菜ちゃんは幽霊になってしまったかつての飼い猫に会い、弔いの気持ちを伝えようとしていた。 邪魔しては悪いと思って、声も掛けずに抜け出してきたけど、今思えば後悔している。 《あの子猫なら知ってたかもしれ...
SANNI YAKAOO | 2019.08.29 Thu 10:41
JUGEMテーマ:自作小説 薔薇色の頬、という表現が小説を読んでいると、しばしば登場する。 いかにも健康そうな、愛される女の子にふさわしい表現だと感じた。 そして思い出したのは、同じクラスにいるあの子だ。クラスの中心人物というわけじゃない。でも普通に清潔で、普通に気遣いのできる。普通にいい子。美少女というわけじゃなくて、きっとどこにでもいる女の子だ。 ……でもきっと、わたしよりもずっと、あの人に好かれてるだろう、女の子。 昨日の放課後...
My 365 Story | 2019.08.29 Thu 08:49
全1000件中 761 - 770 件表示 (77/100 ページ)