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日々の暮らしを豊かにするレシピ 1

 戦争とコロナで世の中が疲弊しているのは誰の目にも明らかで、本当はそれに躍起になって対策をしていかなければならない国も、長年のごまかしの清算もままならないままにこんな事態に陥ったものだから、とにかく誤魔化すしか術がない模様で、私たちの日々は今まさに大変な鳥羽口に至っていると思わざるを得ません。  とかく日々の生活に追われてくれば、いろいろなことを端折って簡素化し、少しでも持続可能にと生き延びていくしかないのですが、そうでなくても今「私たちの暮らしは果たして豊かか」というところに立ち返ってみ...

建築YA「髭」のCOLUMN | 2022.08.21 Sun 07:28

安らぎの場所をさがす旅 住まいづくり 5

 住まい手家族の有り様に寄り添えば、従来のありきたりなLDKプランばかりが正解ともぎりませんし、本来の住まいにはなかった共有の空間が織り込まれてきて良いと思うし、自由をもう半歩でも一歩でも進めて考えていきたいです。いつも私が語る住まいの性能に関しても、確かに地球温暖化や環境破壊問題から考察することは必要ですが、発想の根源がそこからではなんとなく全体主義的になってしまうので、むしろ一個人、一家族が快適に安らげるは場所として住まいを考えることから、自ずと必須条件になってくるものとして捉えるべきだと考...

建築YA「髭」のCOLUMN | 2022.08.20 Sat 07:05

家創り教室  〜設計編〜

創り教室 〜資金編〜 のご案内       「家創り」を失敗無くすすめる為の要となる 資金   数多くあるローンの形式の中で最適なものは何か?   それは人それぞれ違ってきます。              選び方を間違うと、その後の生活に影響を及ぼすことになります。 家創りの基本となる「資金」のポイントを学んでみませんか? 疑問や不安をたくさん持ってお越しください。 無料で開催しておりますので、お気軽にお申込ください。 日 時   令和 4年...

サンキ建設のこだわり注文住宅 | 2022.08.19 Fri 17:39

安らぎの場所をさがす旅 住まいづくり 4

 戦前の大家族主義のから今日に至るまで、「家族」というものが次第にバラけて、個人単位に遊離してきた流れにも意味があると思います。土地の因習や、人間関係の膠着化した縛りを息苦しく感じた若者たちが、都市部に流れて核家族を形成し、やがてその核家族すらも、今は段々ばらけて個人単位になりました。スマホの普及はそれに拍車をかけて、一個人が直接カオスのような世界と繋がっている異様さをつくり出してしまいました。基本的に、自由なことは大変良いことなのですが、そこには受動側が意図した安全装置としてのフィルターが...

建築YA「髭」のCOLUMN | 2022.08.19 Fri 07:10

安らぎの場所をさがす旅 住まいづくり 3

 血縁による家族だけを、「家族」という定義づけしていたのでは多様性に欠けるのではないかと最近つくづく思います。近頃、ようやく頻繁に取り上げられるようになってきた同性婚の話やLGBTの方達のことも、先進国の中では非常に対応が遅れているこの国の中にあって、もっと普通のことであって良いと思うし、逆に家族を血縁で定義付けするよりも、一つ屋根の下に暮らす「家(いえ)」の「族(やから)」だという定義をすれば、なんでも普通にありだとさえ思えてきます。その人にとって、一番安住の場所の形は、どんなものでも自由で良いと...

建築YA「髭」のCOLUMN | 2022.08.18 Thu 07:18

安らぎの場所をさがす旅 住まいづくり 2

 一口に「家族」と言っても、戦後間もない頃と比べれば、極めてその要素が希薄になってしまったこの国だと思わないではいられません。高度成長期に都市部に人口が流れるパターンが定着してしまい、やがてそれが核家族化を生みました。大家族で何代も1箇所に住み継ぐということが主流ではなくなってからもう随分時間が経ちました。核家族はいよいよ最小単位となり、人口減少、少子高齢化も相まって、独居世帯がかなりの割合になってきている現状は、むしろ家族などという定義が成り立たなくなってしまってきているのかもしれません。一...

建築YA「髭」のCOLUMN | 2022.08.17 Wed 07:07

安らぎの場所をさがす旅 住まいづくり 1

 お盆休みも終わりました。8月は原爆の日や敗戦の日がありますし、ご先祖様を迎えるお盆もありますから、改めて「家族」というものを考えさせられることも多い時期ではないかと思います。家族は「家(いえ)」の「族(やから)」ですから、まさに字の如く家単位に一緒に暮らすものを指すところから始まっている言葉なのだと思いますが、まさに私たちは、この家族のための居場所を創っているということになります。  私は仕事柄、その家に住み暮らす人を「住まい手」という言葉で呼称して、私たちのように考案企画する「創り手」と実際...

建築YA「髭」のCOLUMN | 2022.08.16 Tue 07:11

住まいのフィット感について 5

 先ほど「すけべ根性」と書きましたが、確かに条件の良い時代であれば、新築の家を建ててそこに住み続け、都市開発が進み地価が高騰し、やがて売却するときにイニシャルコストを取り返すなどという言わば「うまい話」が成立した時代もあったかもしれません。ただ、今の社会動向や経済の現状を見ても、ただでさえ企画そのものをすんなり成立させることが厳しくなっている状況を見れば、確率の少ない「 if 」に執着するよりも、リアルな日々の暮らしの一つ一つの質の向上を図っていったほうが実りを大きく感じ続けることができるのでは...

建築YA「髭」のCOLUMN | 2022.08.15 Mon 07:11

住まいのフィット感について 4

 ここまで書くと汎用性のないものは、次の住まい手が見つからないままに朽ち果てるから、結局一代限りで長く住み継がれずにスクラップアンドビルドを助長しないかと問われることがありますが、私は決してそうではないのではないかということを言いたいのです。汎用性ばかりを重視すれば、万人向けといえば聞こえは良いですが、ありきたりでで一定レベル以上の魅力に欠けるという言い方もできる わけです。実は、次の代を担う住まい手は、たった一組あれば良いだけで、その一組の住まい手に強烈にアピールする魅力がある方が良いの...

建築YA「髭」のCOLUMN | 2022.08.14 Sun 07:08

住まいのフィット感について 3

 「個性」とは「他と違う」というところから発生しているものではなくて、自分が湧き出て他から自由であるという部分から始まらなければ本物ではないように思います。他から始まれば、他の存在が前提ですから、純粋な個性ではない。住まい手の内面に肉薄して、そこから自由に出てくるものを形にしていくのが住まいづくりのような気がしています。そのためにはできるだけ住まい手に寄り添うことが必要ですから、ヒアリングや詳細検討を繰り返していくのが常です。そうやって住まいを構築していくことこそが、フィット感につながるとい...

建築YA「髭」のCOLUMN | 2022.08.13 Sat 07:14

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