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建築
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作者のブログへ：「monodeco」さんのブログ
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酷暑の予感 2022 4
猛暑が、酷暑という表現に変わり、毎年観測史上初という言葉が連呼される中で、今年も不穏な天候が続きます。今朝から九州は台風4号の上陸で、終日雨の予報だと思います。温度は少し和らぐかもしれませんが、ゆっくりの進路で今回のように梅雨時にあまり降っていない状況では雨台風の到来が懸念されます。土砂崩れや浸水被害など、最近では結構頻繁に起きている状況ですから、十分に注意し、命を守ることを最優先に過ごされることが肝要と考えます。 エアコンのない室内空間や、あっても効かない空間もまだまだ多いと思います。...
建築YA「髭」のCOLUMN | 2022.07.05 Tue 07:31
酷暑の予感 2022 3
「観測史上最高の…」などという文言が再三色々な場面で目立つようになりましたが、その度に予測不能な気候の大変化が常にリアルタイムで起こっているということなのではないでしょうか。前述の経験値から、例年の折れ線グラフから大きくぶれた時は、そのラインが例年に戻るような激しい現象が起こりやすいということが言えると思います。ここ数年のゲリラ豪雨などの激しい雨の振り方は、ある程度想定している治水や土木インフラの想定を大きく超えるものだから、災害となり被害も甚大となるのです。いずれにしても激化が...
建築YA「髭」のCOLUMN | 2022.07.04 Mon 07:12
酷暑の予感 2022 2
私は若い頃、一時的に建築設計の仕事場を離れて山中の土木現場で助監督の仕事をしていたことがあります。自ら身体と精神を鍛え直したいと志願して一年弱の短い期間でしたが、一日中重たい測量機械を担いで山中を歩き回る仕事をしていました。土木現場は建築以上に工程が天候に左右されることが多いので、いかに気象データを読み込んで予測を立てていくかということが大変重要です。新米の私に課せられたのは、過去3年間の現場の雨量の折線グラフにリアルな今の値を書き込んでいくことでした。面白いことに、年間の雨量というものは、...
建築YA「髭」のCOLUMN | 2022.07.03 Sun 06:53
酷暑の予感 2022 1
ここ数日の福岡は、いきなりの梅雨明けから一気に夏本番の様相で、午前中から温度上昇が急激で、午後からはじっとしていてもじんわり汗がにじむほどの暑さを繰り返しています。例年であれば、7月1日から始まる博多の風物詩、博多祇園山笠のフィナーレ、7月15日早朝の追い山までは一日雨の日も多く、飾り山を楽しむ10日から数日は、川端通り商店街のアーケードを雨降りに渡り歩くのが子供の頃の常でした。今年はそれがまるっきり2週間抜け落ちて梅雨明け宣言となってしまいましたから、全く予測が立たない感じなのです。 先...
建築YA「髭」のCOLUMN | 2022.07.02 Sat 08:40
時代が求めている住まい 5
リアルな空間を創造することを生業としている者の一人として、加速度的なデジタルコンテンツの普及で、存在感が徐々に希薄になりつつあるこの「リアル」の質を、再構築しながら向上を図り、ひとたび「我が家」に舞い戻れば、大気汚染や電磁波と同じようにカオスなネット情報の暴露からも少し守られるような仕掛けができないだろうかと良く考えます。家族間のコミュニケーションや、何気ない相互の気配が、安心を生み、しばしカオスから遠ざかれる機会になれば良いなと思ったりします。 誰もきっと本来は「リアル」をおろそかに...
建築YA「髭」のCOLUMN | 2022.07.01 Fri 07:12
時代が求めている住まい 4
近頃の世相で一番恐ろしく感じるのは、一見何もかも自由で溢れかえっているように思えるデジタル情報社会が、果たして本当にそうかという部分でもあります。大前提を覆すようなことを言ってしまいますが、 SNSなどの情報は、その人の検索履歴などの能動的な行動を自分でした瞬間から、興味のある内容のものがより多くその人の目に触れるように露便利な機能が働いているのだそうです。ただ、であれば、本当の自由ではないわけで、良くも悪くもなんらかの意図が働いての制御がすでに起きている。その情報が全てだと認識して外部と繋が...
建築YA「髭」のCOLUMN | 2022.06.30 Thu 07:04
時代が求めている住まい 3
考えてみれば、情報が溢れて自由だという当初の想像は、現実の方が遥かに加速度的に進んでいて、もう私たちはその環境を手中に収めているといえると思います。というかそのかつて見たこともない大海に知らず知らずのうちに押し出されて、これまで家族や、小さなコミュニティーや、地域社会などというフィルターを介して入ってきていた情報が、良くも悪くも手のひらのスマホやタブレットからダイレクトに溢れて出て、溺れそうな人が続出しているといった感じなのかもしれません。 もちろん、情報の質の向上や、どうやってフィル...
建築YA「髭」のCOLUMN | 2022.06.29 Wed 07:27
時代が求めている住まい 2
インターネットというものが、自由を象徴する輝かしい未来だとまだ希望に満ち溢れていた頃、情報メディアはより拡大膨張し、自由度が増すものだと誰にも信じられていました。国民のほとんどが情報端末を握りしめて毎日を過ごし、リアルな視野よりもそのちっぽけな端末に終始する暮らしが当たり前になった今、では果たしてその無限の広がりを見せて拡大膨張している情報が自由かという部分が大変気になります。拡大膨張が必ずしも自由ではないことを私たちはもう動物的に察知していますし、その弊害も出てきているような気がしていま...
建築YA「髭」のCOLUMN | 2022.06.28 Tue 07:10
時代が求めている住まい 1
いよいよこの国は参議院選挙に突入しました。投票日の7月10日まで、一人一人が自分の頭でしっかりと見極めなければなりません。本当はこれから3年間選挙がなく無風状態が続くので、大変重要な選挙なのですが、既成メディアは意図してか、その重要性をそれほど大きく取り上げず、なんとなく体制側が盤石で有利のような雰囲気を醸し出し、野党はバラバラだと言わんばかりの表現も目立つような気がします。資本や大企業優先のメディアは大政翼賛会化が嘆かれていますが、「なんとなく、変えたくない」という一般の方もついつい持ちがち...
建築YA「髭」のCOLUMN | 2022.06.27 Mon 07:03
線をひく...。5
以来30年余り、九州福岡の地での異端児のような孤独な住まいづくりが始まり、今に至っています。北海須に通い詰めてできたお仲間は、手放しで私の仕事に協力をしてくださり、そのご縁は今も薄れることなく私のベースとして続いています。ただ、福岡に帰ってくると当初は本当に風当たりが凄くて、大変な時期がありました。珍しいことをやっているので、いろいろな場所に呼ばれて講演なども頼まれましたが、ひとしきりお話しすると参加者のご同業から「九州なのにやり過ぎだ。気密は住まいに悪い」と矢継ぎ早に否定論を...
建築YA「髭」のCOLUMN | 2022.06.26 Sun 07:10
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