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なんだかまだまだ色々とバタバタしているというのに、街に出ると気忙しくイルミネーションだなんだと年末ムードを煽って、もうクリスマスソングなど聴こえてくるから、実務で駆けずり回っているものからすれば甚だ迷惑な季節になってきました。笑。まぁ、ほっと優しい気持ちを引き寄せてくれるものだから、悪く言ってもいけないのですが。ここ福岡も一雨ごとに気温も下がり、いよいよ冬の景色となっていきます。皆さんのそういうイメージシーンの中で、例えば、雪景色の中、窓越しに灯った灯りの中、暖炉に赤々と薪がくべてあって、...
建築YA「髭」のCOLUMN | 2021.11.22 Mon 07:25
さて、冷暖房のお話をしてきましたが、ここからは番外編。「体感温度」のお話を前の項でお話ししてきましたが、私たちは空気の温度、湿度、風(気流)、室内の面温度などを総合して暑い寒いを判断しているわけで、ではどんな冷暖房が良いのかというお話になりますが、前の項でもお話ししたように、私たちが快適だと判断する温度帯では気流は感じる温度を下げる効果がありますから、夏は少しでも空気を動かした方が良いわけです。エアコンは回すだけで一定の除湿効果はありますし、1時間に600m3もの空気を機械から送り出しますから...
建築YA「髭」のCOLUMN | 2021.11.21 Sun 07:32
高性能でバランスの良い住まいであれば、結局のところ冬は低い温度帯でも寒くない満足度がある空間となり、夏は逆に高い温度帯でも暑くない満足度の空間となります。これでどういうことかというと、冷暖房に投じるエネルギーそのものも少なくて済むということなのです。お分かりいただけたでしょうか。つまり、快適と省エネは一見相反するもののようですが、以外にも全くそうではなく、快適に暮らすためには性能の向上が必須であり、その性能の向上が同時に省エネもかなえてしまうというのが現実なのです。 贅沢を悪とする...
建築YA「髭」のCOLUMN | 2021.11.20 Sat 07:40
外皮性能が整った場合、室内は私たち居住者の発熱はもとより、家電や照明などの生活排熱も暖房に加勢してくれる形になり、冬はその足りないところを暖房で補っていくということになります。本来の外皮性能が担保できているならば、ほう射の影響は極めて少ないと言えますので、即ち、面から感じるほう射の影響を体感で感じないで済むので、案外低い気温でも「寒くない」という状態になってきます。逆に言えば、まだまだ多い性能の足りない住まいでは、このほう射の影響が大きすぎて、それを補うべく室温を上げざるを得ないジレンマが...
建築YA「髭」のCOLUMN | 2021.11.19 Fri 07:05
暖房のお話をしていてなかなかそこに行きつきません(笑)。ただ、それくらい外皮の性能は大切なのです。まず器をつくることから始めなければ根本的に良くなりません。断熱を少しでもすると、熱が漏れにくくなり少なからず暖房が効きやすくなります。そしてさらにもっと断熱すると、空間の内面の温度、つまり床・壁・天井の温度が室内の温度についてきて、ほう射(輻射)の影響を受けにくくしていきます。こうなると、温度も整え、輻射の影響も受けなくなるので、室内の環境が群を抜いて快適になっていくわけです。この前段の部分、断熱...
建築YA「髭」のCOLUMN | 2021.11.18 Thu 07:39
この季節に合わせて、少しばかり冬目線でお話をしますが、先日までの項で「体感温度」に関してお話をしていました。空気自体の温度、そして風速、そして湿度が大きく関わっていますし、室内について言えば、放射の影響を大きく受けますから、床・壁・天井・窓の表面温度がこれに加わり私たちは暑さ寒さを感じます。ここをどうやって整えていくかということが、冬ならば暖房、夏ならば冷房の考え方の基礎になります。 冬の場合、外気が極端に低くなりますから、室内の熱の収支としては外にどんどん逃げていく熱をいかに室内にと...
建築YA「髭」のCOLUMN | 2021.11.17 Wed 07:06
昨日まで、寒さについて書いてきましたので、それを凌ぐための暖房のことを今回は少し書こうかなと思います。先の項でも、一般的には、コタツ・ホットカーペット・石油ファンヒーターの類を含めて暖房と呼称しますが、私たちはこれを「採暖」と言い、暖房設備とは別のものという認識をしています。いわば、昔の手炙り・火鉢の類から今日まで、この国の「暖」の取り方は「採暖」に留まって「暖房」のレベルに達していないということなのではないかと思います。 では「暖房」とは何かといえば、屋外から自分達が切り分けた室内空...
建築YA「髭」のCOLUMN | 2021.11.16 Tue 06:35
JUGEMテーマ:建築 サグラダファミリアのマリアの塔。 先端のマリアの冠の先端に、小さな12個の星が設置されました。 マリアの塔の頂点に輝く、マリアの星は、12角の設置が完了し、形が出来上がりました。 頂点に設置するのは11月最終週、点灯式は来月です。 設置の日の動画はこちら!
お勧めホテルはドドンデ・コム | 2021.11.15 Mon 21:07
今でこそセブには40階を超す高層のビルやコンドミニアムなどはいくつも建ち、20階程度なら雨後の筍のように当たり前に見られるが、小生がセブに来た1980年代にはセブで10階以上のビルは三つしかなく、その時代のセブの背景を織り込みながら三つのビルを綴っていきたい。 【写真−1 この地域には戦災を免れた旧い建物も残っている】 ワクチン接種を済ましたという訳ではないが、先日セブのダウン・タウン方面へ行く機会があった。せっかくなので、車を置いて近辺を歩いたが、かつてのような活気のあ...
セブ島工房 | 2021.11.15 Mon 20:27
体感温度のお話をしてきました。わかりやすくお話しするために、空気の温度、湿気、風の三要素で体感が変わるというお話をしてきましたが、私たちはこれ以外に温度を感じている大きなセンサーを持っています。ほう射(輻射と同意)という要素で、このセンサーの影響が実に大きい。俗にいう日向ぼっこの暖かさや木陰の涼しさはこのほう射を感じているということになります。先程来の体感温度は私たちの体の周りの空気の温度が要ですが、放射は熱を距離に関係なく直接ウェーブとして感じる感じ方です。太陽熱は大宇宙の向こうで熱を伝え...
建築YA「髭」のCOLUMN | 2021.11.15 Mon 06:45
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