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JUGEMテーマ:小説/詩 「うしろにつけ」マントのアポピス類は落ち着いた声で言った。「どこからとんできてもいいように」 「おう」別のマントのアポピス類がうなずく。「まかせとけ。はじきとばしてやる」 私は消えたキャビッチをそのまま手のひらの中でにぎりこみ、その手をうしろに回し、箒ごと体をしずめながらサイドスローで投げた。 「くるぞ」アポピス類がさけぶ。 そのうしろのアポピス類がうしろ向きに盾をかまえる。 けれどキャビッチは、前からもうしろからもこなかった。 私の投げたキャビッ...
葵むらさき言語凝塊展示室 | 2020.08.11 Tue 18:15
JUGEMテーマ:小説/詩 君の飛ぶ先を 見切って 阻んだら 君は怒り狂うだろう それで 放任主義なのさ どうぞどうぞ ご自由に どうぞどうぞ 人生を ご満喫ください あ 僕も放任主義で お願いします 君を見ていたら 飛びたくなったよ ほかにもまだまだ詩を綴ってるよ。^^ 「あんたって詩人なの?」 http://gorakku.moo.jp/goro/ サイトに遊びに来てね!
娯らっくのサイト速報 | 2020.08.11 Tue 13:27
秋の雨は、存外冷たい。 黒い木々の葉から覗いてくるどんよりとした鈍色の空から降り注ぐ雫を、薄ぼんやりとした思考の中で呆然と見つめていた。どうやら自分は仰向けに倒れ込んでいるのだろうと気がついたのは、意識を取り戻してから数十秒経ってからだった。どうしたんだっけ、私…。“こう”なる前のことを思い出そうと、ずるずると記憶の糸を辿ろうとするものの、それがなかなか上手くいかないと気がついたのは、それからもっと後のことだった。 背中がひどく気色悪い。 ...
雪乃に!サイコロ振らせろ!! | 2020.08.10 Mon 23:21
JUGEMテーマ:小説/詩 ◇◆◇◆多重人格の急須2 〜肉じゃがは時空を越えて〜◆◇◆◇ 第12話 大石、守る 前編(全40話) 木多丘の“物理力稼動”に自宅から着替えを運ばせ、その晩舞子は博士の家の客室を借り眠りに就いた。 彼女は夢を見た。 彼女の目の前に、大きな鍋が置いてある。 湯気がもくもく立ち昇り、その中には一個の急須が入っている。 急須くんだ。 急須くんが鍋の中で入浴していて、子どもの声でぺらぺら喋っている。 その体は、灼熱の赤になっ...
葵むらさき言語凝塊展示室 | 2020.08.09 Sun 08:46
必死にはしったがあんのじょうだ 帽子はとんでいってしまった でも傘だけはつかんでいる 雨などふってもいないのに 人生を列車にたとえるひとがいる のりおくれるな 一蓮托生だ そしておりそびれてはいけない では、いまのわたしはどうなのだろう もうとりかえしもつかないところにきているのか それともそれいぜん もう、おなはしにもならないのか おなじことだろ みみもとでだれかがささやく ちがうだろう 未達と未熟は 自問自答をくりかえしていればつぎのがまたくる それにのればいい それにのるしかない あとはただ ...
with a kiss, passing the key | 2020.08.09 Sun 00:00
ああ あなたには世界がどう見えてるの 「私は話さなくていい。ここに書いてあるから」 忘れられたおまじない ああ きっと名前も無いままだ 街路樹は頼りない 色んなものに慣らされているから 誰も教えてくれないのさ 本当に知りたいことも 知りたくないことも ああ 「あなたは話さなくていい。ここに書いてあるから」 そんなもの見たこと無い 名前きっと知らないままだ あなたは僕を ああ あなたには世界がどう見えてるの 「私は話さなくていい。ここに書かれているから」 新しいおまじない ああ 飲み込んで街路樹に
間違い金庫 | 2020.08.08 Sat 21:23
JUGEMテーマ:小説/詩 私はいっきに全身に汗をかいた。 たぶんユエホワもそうだ。 どうする!? ツィックル箒はかならずすばやくよけてくれるだろうけれど、でも万一、よけきれなかったら? なにしろ、まわり中アポピス類だらけだ。 同時にあっちこっちから投げられたら―― あれ? 人間に化けたアポピス類の元子どもたちは、投げてこようとしなかった。 全員、手に持つキャビッチをじっと見ている。 左右の手を、かわりばんこに。 なにをしているんだろう? 「なにをしている」私が思...
葵むらさき言語凝塊展示室 | 2020.08.04 Tue 20:40
JUGEMテーマ:小説/詩 死ぬのは簡単である 首をきゅっとしめるなり 心臓をざくざくえぐるなり 空中ダイブするなり なんなりと しかし 再びこの世に生まれるのは 不可能であるし そもそも 五万もの精子と それなりの卵子とが 結びつき この世に 己が生れ落ちること自体が 困難なのだ この世に生を受け 己という意識を持ち 人間でありかつ この日本という国を はからずともチョイスし 今、この戦争と無縁の刹那 この奇跡 そしてこの特権 どんなに苦痛に 満ち満ちてようとも ...
娯らっくのサイト速報 | 2020.08.04 Tue 12:43
かつてきいたあのうた おさないときにきいたうた 日曜のあさにどこからともなくながれてきたうた おとなになったらこんどはわたしのばんだ そうおもったのはしあわせにきこえたから あるひととであいそのひととくらしそして そしてそのうたをうたう 日曜日のあさがくるたびに でもそうはならなかった わたしはいつでもうたう そのうただってうたうときもある だけどわたしのうたをきいて わたしのようなゆめをみる そんな少女ははたしているのだろうか
with a kiss, passing the key | 2020.08.02 Sun 00:00
JUGEMテーマ:小説/詩 ◇◆◇◆多重人格の急須2 〜肉じゃがは時空を越えて〜◆◇◆◇ 第11話 舞子、忍び込む 後編(全40話) 「病気?」舞子は驚いた。「何の?」 「わかんないんだけど」少年は肩をすくめた。「そのせいで外へは行けないって、おじいさんが云ってた」 「そうなんだ……」舞子は胸にちくりと痛みを覚えた。どうしたらいいんだろう。とっさにそんな想いが湧き起こった。 不思議だ。 初めて会ったばかりのこの少年に、どうして自分が『どうにかする』必要がある─...
葵むらさき言語凝塊展示室 | 2020.08.01 Sat 16:07
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