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夢の話。 不死身のヤンキーを封印した。高尾山口駅を出た所だったと思う。であればキリコは京王線に乗ったのだ。 京王線は新宿と八王子を結ぶ地上最強の私鉄である。途中、調布で橋本方面への支線、相模原線に分岐する。同線は、大雨ですぐ倒壊する稲田堤、よみうりランド、トンネル、ニュータウン、トンネル、キリコの母校などを経て神奈川県橋本に至る。調布までが閑静な住宅街であるのに対し、相模原線は峻険な山岳地帯と呼んで差し支えない。東京都立大学という学府が終点の少し手前に建っているのだが、初めて訪れる人間...
記4 | 2020.07.30 Thu 21:22
ご無沙汰しております。前回の更新から幾星霜。文章を書こうという情念は何とか維持しております。振り返ればこのウェブログも、アップして消しを何度も繰り返し、とうとうそれすら面倒くさくなって放置したのが一年と二ヶ月前でございます。嫌な言葉ではありますが、言い訳としての面倒はとても便利で、自分に能力がない事をぼかしつつ、大いなる存在が邪魔をしているかのように見せかけられます。要するに欺瞞の極みです。わたくし、昨今は自分を誤魔化し生きております。心の平衡を保つための防衛機制です。しかし、そんな人生も...
記4 | 2020.07.30 Thu 20:35
JUGEMテーマ:小説/詩 「キャビッチ」ユエホワが私の方に手をのばしてさけぶ。 私は大急ぎで渡す。 それを受けとると同時に薬をかけつつ「ピトゥイ」とユエホワがさけび、 「エアリイ」私もさけんで投げる。 私のキャビッチは子どものにぎりこぶしぐらいの大きさで何十個かに分散し、また姿をあらわしたアポピス類たちに、つぎつぎにぶつかっていった。 けれどアポピス類の盾に当たって消えるものが大半で、ダメージにはつながらなかった。 そうかと思うとまたアポピス類はついたり消えたりしはじめ...
葵むらさき言語凝塊展示室 | 2020.07.29 Wed 21:14
JUGEMテーマ:小説/詩 ◇◆◇◆多重人格の急須2 〜肉じゃがは時空を越えて〜◆◇◆◇ 第10話 舞子、忍び込む 中編(全40話) 「何かしらね」優美もすぐに気づいたらしくじっとそれを見つめた。「行ってみましょう」 「いいのかな」舞子は少しためらった。 「もしかしたら、タイムワープ計画に何か関係のあるものかも知れないわ」 「えっ、あの光が?」舞子は驚いた。 「もちろん証拠はないけど──でも何につけても一応調べとかないとね。行きましょう」優美はそう云って椅子から立ち上がった...
葵むらさき言語凝塊展示室 | 2020.07.25 Sat 21:51
人魚の涙は、万能薬だと言い伝えられてきた。 僕はすっかり弱ってしまった両親のために、人魚を探した。 言い伝えによる人魚は、人間の話を好むので、何か涙を誘う話をしなくてはならない。 僕に、そんな、人魚が涙するようなお話ができるだろうか。 「ちょっとやそっとの話じゃ、涙なんか出さないわよ?」 なんか言い伝えからはまったく想像つかない現代的な容姿とテンプレで、僕はちょっと困った。 もう、こっちが泣きそうだ。 「身の上話とか飽き飽きしてるのよね。どいつもこいつも不幸自慢かよっ...
未消化排出物 | 2020.07.23 Thu 16:04
JUGEMテーマ:小説/詩 「やっぱり二人がけだ」ユエホワがうなずく。「俺にもマハドゥがきいてる」 「いや、なんで?」私は思わずユエホワを見てさけんだ。「なんでユエホワがピトゥイを使えるの?」 「俺が性格のいい鬼魔だからだ」ユエホワはにこりともせず答えた。「あとついでにシルクイザシの効能と。くるぞ!」さけぶ。 はっと前を見ると同時に箒がぎゅんっと高く飛び上がり、私がいた位置になにかきらきら光る粒のかたまりのようなものが飛びこんできた。 「なにあれ」私は箒の上からそのきらきらしたとこ...
葵むらさき言語凝塊展示室 | 2020.07.23 Thu 07:52
みちをたずねればおしえてくれる 途方にくれればおしえてくれるときもある ゆびをさす あそこだと 地図をひらくときさえある このみちをゆけと だがわたしがほっしているのはそんなものではない それはここだ ここにいればよいのだと ここでくらせばよいと わたしはそんなゆるしがほしいのだ だがだれひとりとしてそういうものはなかった そしてこれからさきもそうだろう ずっと だからいかねばならぬのだろう だからまよわなければならぬのだろう だがしかたない たびびとはけっしてわたしひとりではないのだから
with a kiss, passing the key | 2020.07.19 Sun 00:00
JUGEMテーマ:小説/詩 ◇◆◇◆多重人格の急須2 〜肉じゃがは時空を越えて〜◆◇◆◇ 第9話 舞子、忍び込む 前編(全40話) 「おじいさん、疲れているみたいだね」陽(ひなた)はほんの少し眉をしかめて、ガラス瓶の内壁に手を当てた。 「ははは、いや……」築山は孫に心配させまいと、無理に笑ってみせる。 「──」少年はしばらく祖父を見つめていたが、やがて微笑を取り戻した。「ねえ、オヒルは何を食べたの?」 「え」博士は一瞬、陽の顔に視線をへばりつかせた。「ああ、ええと今日...
葵むらさき言語凝塊展示室 | 2020.07.18 Sat 20:39
JUGEMテーマ:小説/詩 なぜ 女が股を開くと 男はそのまま 突きぬけ 通り過ぎるのか? またなぜ 女が股を開かぬと 男は頑として食い下がるのか? しかしそれは あくまでも 性欲を煽りまくり 期待を煽った上での話 よく女は 自分を大事になさいと 周りから言われ続ける 実のところ あくまでも 世の男たちが崇めるのは 女の姿を通り越した その奥にあり あがめられているのは 実のところ グロッキーな観音様であり 悲しきかな それが事実であり 現実であり 崇められ...
娯らっくのサイト速報 | 2020.07.17 Fri 13:05
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