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「寄る辺なき存在」 人間には「不安」が付きまといます。 その不安の根源は、フロイトのいう「寄る辺なき存在」にあります。 生まれたばかりの赤ちゃんは自分一人では何もできず、養育者(母)の世話に頼らなければ、一時も生きられない。 だから、常に誰かの助けと支えが必要で、依存しなければ生きていけません。 そこに適切な世話をしてくれる母がいれば心は成長し、依存から自律に向えるのですが、適切な世話をし、いつも関心を向けまなざしと声をかけ、愛着してくれる...
ライト.a精神科学研究所 | 2025.12.23 Tue 21:38
現実と向き合う 人間は、人、事、物、現実と向き合わず、すぐに逃げてしまいます。 向き合うにはエネルギーと勇気が要ります。 仮に、困難なことに直面すると、この難局をどのようにして乗り越えるかを必死で考えます。 しかし、思考力がないと逃げるしかありません。 困難を困難と見ず否認したり、誰かに頼ることを考えます。 相談というレベルではなく、丸投げしてして頼りたい。 最終的には占いに行きます。 上手くいかなければ、自分で責任を取らず人の...
ライト.a精神科学研究所 | 2025.12.17 Wed 23:13
信念の自我 「信念」とは、広辞苑では「ある教理や思想などを、かたく信じて動かない心」、とあります。 それは、ポリシー、考えの保持であり、揺るぎなく持ち続けているその人の思想です。 精神分析のメタ言語でいうと、「自我」に相当します。 何かをやり遂げようとする信念は、それをやり遂げようとする自我です。。 自我は複数あり、幾つもの自我が集まったものが自己です。 人間は時間的、空間的存在で、時空の中を生きています。 「こういう考えのもと、これこれを成し遂げよう」と、...
ライト.a精神科学研究所 | 2025.12.15 Mon 03:32
無意識 人間は外部から受け取る情報のうち80%が視覚によると言われています。 見た目、視覚よりも意味、中身を重視する人もいますが、少数派です。 心を見る、その人の言った言葉、意味を尊重する人は、言葉を聞き逃しません。言葉を頼りに交流します。 語彙数の少ない人は見た目で判断し、見た目で交流します。 それを知っているので、言葉よりも見た目を重視し外側を飾ります。これを虚飾と言います。 私たちには、目には見えない、自分でも気づけない意識で...
ライト.a精神科学研究所 | 2025.12.05 Fri 07:34
人間は自分に利益のあることしかしないという真理・法則があります。 人は自分の存在価値が薄いと感じた時、何らかの形で自己を証明したいと思います。 それにしくじり行為が使われることがあります。 これは“無意識の故意”とでもいうものです。 あるクライアントは仕事上でミスをしました。そのミス(事故)はどのようにして起きたのかの事故証明を書いて提出する必要がありました。 この事故証明は=自己の証明になりました。ここにその人の無意識があります。 ミスをして、注意...
ライト.a精神科学研究所 | 2025.12.02 Tue 20:52
ある方から聞いた話です。 職場で作業着に着替えて仕事をする時、Aさんは間違えて他人であるBさんの服を着たと言います。 これを分析理論でみると、まず間違ってBさんの服を着たAさんは、Bさんが人気者であったり、自分の憧れ、理想の人ということです。 だから、憧れのBさんのようになりたい。そのBさんの服を着るのはBさんに同一化する行為です。 Bさんには性格や能力などが及ばず、なれないので、せめて着ぐるみである服を着て、Bさんのようになりたいという無意識の行動です。 ...
ライト.a精神科学研究所 | 2025.11.30 Sun 19:55
JUGEMテーマ:カウンセリング 🌙 疲れて帰宅し、家族のために作る夕食─それでも傷つく瞬間 共働きをしながら、買い物をして、献立を考え、調理し、片付けまで行う。 その裏には**「喜んでほしい」「満たしてあげたい」**という純粋な愛があります。 料理はただの作業ではありません。 自分という人間を差し出す行為です。 だからこそ、 「味が薄い」「多すぎる」「無駄遣い」 そんな言葉は心に突き刺さる刃になりるのです。 以下 そんな辛い体験を日々しておられ...
副院長の奮闘記 | 2025.11.29 Sat 15:01
私事ですが、友人数人と話をしていました。 その中のAさんが、職場のYさんに「貴女とは馬が合わないと言われた」と言います。 私は「良かったね」と即座に言いました。 「だって、その人と馬が合ったら、Aさん貴女は馬だよね」と。 一緒にいた友人たちも、「そうやって、人は人間でないもの、馬という動物にされるね」と言いました。 その通りです。 それ聞いたAさんは「何かモヤモヤしていたけど、すっきりした」と言いました。 「人間は意味の病である」とラカンは言いま...
ライト.a精神科学研究所 | 2025.11.26 Wed 03:12
不安の原点は「寄る辺なき存在」 一般に感じる不安は、これからどう判断してよいか分からない、これからどうなるか分からない、自分の決断が合っているのかという、自己決定能力の欠如を不安と捉えています。 これは心配です。 本来の不安とは、自分の意味、自己主義、自己規定、絶対は無いということの一切、すなわち、私たちは自由で、何にも定義できるということ。 言い換えると、不安とは自由の事であり、真の自由は不安の中にある。 職業選択の自由と言うが、この中でし...
ライト.a精神科学研究所 | 2025.11.24 Mon 06:40
女性の性を受け容れいる難しさ 日本は恥の文化、世間体を重んじます。 ヨーロッパのように罪意識の概念は薄く、恥で自分を制御しています。世間体の悪いことはできません。 これは超自我の審級を受けた制御、抑制ではありません。 エディプス期に男らしさ・女らしさを学びます。 女児は、「何故、自分にはついていないのか」、これを問いかけた瞬間、もう象徴界という意味の世界に留まらざるを得ず、自分の生きている意味を模索し回答するまで、この問いは一生続きます。 そうしないと、自分の...
ライト.a精神科学研究所 | 2025.11.14 Fri 08:05
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