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秋口に学ぶ金融教育

 夏の暑さが少し和らぎ、秋の気配を感じ始めると、街の景色も人の気分も少しずつ変わってきます。  金融市場も同じです。  夏休みの「夏枯れ相場」を抜け、企業の決算や経済指標、海外情勢など、秋口から材料が増えてきます。  こうした季節の変わり目は、金融教育を考えるうえでも面白い時期です。  私は金融教育で大切なのは、「難しいことを教える」ことではなく、まず興味を引っかけること、つまり「キャッチ」だと考えています。  例えば、「日経平均が上がった、下がった」というニュースを見たとき...

殿堂入り株式メルマガ 億の近道 | 2026.09.01 Tue 09:36

取材や記事づくりの進め方について

今回の職場体験による記事制作では、1日目に、教室での下調べのほか、校内および近隣の公園でのロケーション・ハンティング(ロケハン)を行いました。翌日に坂井さんに学校にいらしていただき取材する形だったので、事前に坂井さんのことをインターネットで調べ、それを踏まえて、どの場所でどのような写真を撮るといいかを、中学生3人が周辺を下見して考えたのです。 また、記事を制作するにあたり、どの記事を誰が書いたかわかるように、3人にはペンネームも考えてもらいました。次のとおりです。   *ザ・シール...

「働くこと」と「学ぶこと」 | 2026.08.30 Sun 21:45

職場体験による記事制作(2026) 概要と目次

中学校の職場体験に協力させていただきました。具体的には、中学生3人に、ライターの仕事として「インタビューして、写真撮影をして、記事にまとめる」ことを体験してもらいました。   取材をする方としては、出会ってから15年以上の仲となる坂井裕紀さんにご協力いただきました。現在、東京大学 大学院情報学環 特任研究員を務めておられます。   坂井さんとの出会いは、教育系の対話型イベントでたまたま同じグループになったことでした。お人柄にひかれ、イベント終了後にお茶をご一緒させてもらったのです...

「働くこと」と「学ぶこと」 | 2026.08.30 Sun 18:28

坂井さんの歩み2 −大事にしてきたことと、これからの夢−

取材を終えたあとで、中学生3人は、自分が質問で掘り下げた分野に沿って、坂井裕紀さんの活動についてキャッチコピーも考えてみた。それが次の3つである。   「自分の気持ちは相談できる」 メンタルヘルスについて質問をしたザ・シールド・エターナルドラゴン考案   「ゲームとは、『知』だ」 ゲーミフィケーションについて質問をしたフラットフィールド考案   「−死と生の価値観 その先へ−」 死生観について質問をしたウエストバイ考案   では、こうしたさまざまな顔をもつ坂...

「働くこと」と「学ぶこと」 | 2026.08.30 Sun 18:09

坂井さんと死生観(4) 段々と積み重ねていった価値

死生観の研究をしている坂井さんが、その活動のなかで嬉しかったことや心に残っているとは、どんなことなのか。   そのことを質問すると、少し考えてから、坂井さんは言った。   「今、『死や喪失をテーマにしたゲーム』の続編を開発して、研究しているんですね。そのゲームをプレイした人から『自分の人生の本当に大切な人や、大切なものが分かりました』『辛かったけれど、やっぱりあの母との別れに意味があったんだなと思いました』などといったコメントを貰ったときは、開発・研究をしていてよかったと思い...

「働くこと」と「学ぶこと」 | 2026.08.30 Sun 18:09

坂井さんと死生観(3) 死生観を見つめ直したきっかけ

坂井さんには、死生観を見つめ直すきっかけになる出来事があったという。   「2015年に新幹線で起きた火災に巻き込まれているんですよ。目の前に黒煙が広がり、死にそうな体験をしたんです」   帰宅後、奥さんから「生きていてくれてよかった」と言われたり、自分の体についたすすを落としたりするなかで、「当たり前だと思っていた『生きている』ということが、結構すごいことだと感じるようになった」そうだ。   実はその日、坂井さんは、ほかの電車の切符を持っていたにもかかわらず、たまたまそ...

「働くこと」と「学ぶこと」 | 2026.08.30 Sun 18:08

坂井さんと死生観(2) 人同士で撃ち合うゲームについて

死や喪失をテーマにしたゲームをつくった坂井さんに、次のことも質問してみた。 「これからの時代、ゲームはどのような役割を担っていくと思いますか?」   自分としては、死に無自覚になるのは嫌だけど、ゲームにはやっぱり刺激を求めていて、これからも人同士で撃ち合うようなシューティングゲームなどが増えるように思う。そうすると、ゲームによって死への感覚が薄れていく人がますます増えるのかな、と思ったからだ。   坂井さんは「研究者の立場で言うと」と断ったうえで、次のように答えてくれた。 ...

「働くこと」と「学ぶこと」 | 2026.08.30 Sun 18:08

坂井さんと死生観(1) 「死生観」と「ゲーム」の関係性

死生観とは、「生きること」と「死ぬこと」に対する根本的な考え方や価値観のことだ。   東京大学大学院情報学環特任研究員の坂井さんは、死生観をテーマにした論文をいくつか発表している。   その中の一つ、研究論文「死と喪失をテーマにしたゲームが学生の自己成長感に及ぼす影響の検討 ―死の学習経験に着目して―」では、最初に、現代の若者のあいだでは、ゲームによって死への自覚や認識が薄れているのではないか、という指摘を取り上げている。   そのうえで、その若者が受け入れやすいゲーム...

「働くこと」と「学ぶこと」 | 2026.08.30 Sun 18:08

坂井さんとゲーミフィケーション(3) 学びの可能性を広げるために

ゲーミフィケーションとは、学ぶことや働くことをゲーム感覚で楽しめるようにするもので、一般的な仕組みには「ポイント」「バッジ」「リーダーボード(ランキング)」というのがあるそうだ。   「ポイントというのは『○○さんはいい質問してくれたので、何点あげます!』などと、ポイントをあげるものです。お金をもらえるわけでなくても、なにか嬉しくなりますよね」   「バッジというのは、『5万ポイントになったあなたは“将軍”です!』『さらに10万ポインを達成するとあなたは“王様”...

「働くこと」と「学ぶこと」 | 2026.08.30 Sun 18:08

坂井さんとゲーミフィケーション(2) 最先端の人に会える場に飛び込んで

坂井さんは、2010年頃に雑誌の記事で、ゲーミフィケーションという言葉を知り、興味をもった。   ゲーミフィケーションという考えは、その頃から流行り出したもので、以前からあったのではない、新しい分野だった。   新しい分野を学ぶとき、坂井さんは共通してやることがあるそうで、それは「最先端の活動をしている人に会える場に飛び込むこと」だそうだ。   当時、東京大学の藤本徹先生がゲーミフィケーションの勉強会を開いていたので、坂井さんはその先生の著書の『シリアスゲーム』を読んでか...

「働くこと」と「学ぶこと」 | 2026.08.30 Sun 18:08

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