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川喜田八潮 著『平田篤胤』(連載第3回)

運命の出逢い  寅吉を家に留めていた山崎美成は、当時、博学の読書家・随筆家として知られ、滝沢馬琴・屋代弘賢らと共に、世の怪奇的現象や伝承、珍奇な情報を蒐集する好事家の集まりである耽奇会や兎園会を組織しており、「天狗小僧」寅吉の異界・山人情報は、願ってもない好奇の材料であった。  美成は、平田篤胤と交流はあったものの、彼自身の信仰は平田神道そのものにはなく、本音は仏教徒であった。 『仙境異聞』に記された寅吉の言葉によれば、山崎美成は、少年に仏教の教義の尊いことを説き、僧侶になるよう、熱...

星辰 Sei-shin | 2021.03.17 Wed 12:14

川喜田八潮 著『平田篤胤』(連載第2回)

第一章  非知の風貌 ――『仙境異聞』論   1 ふたりの異人   異界の少年  平田篤胤には、文政五年(一八二二)に脱稿された『仙境異聞』という風変わりな聞き書きの著作がある。幼い頃、誘われて山に入り、長年の間、神隠し同様に、山人の世界で暮らしてきた、十五歳の少年・寅吉の体験談を記した書である。  神隠しといっても、行方知れずとなって完全に人里から離れてしまったわけではなく、家族をはじめ、誰にも知られることなく、密かに、山人の棲息する異界=魔界の住人として暮らし、里と山と...

星辰 Sei-shin | 2021.03.16 Tue 14:30

川喜田八潮 著『平田篤胤』(連載第1回)

  目 次   はじめに   第一章  非知の風貌――『仙境異聞』論   1 ふたりの異人 異界の少年/運命の出逢い/資質の親近性/霊能者・寅吉/気配への感受力/異形(いぎょう)の魂/山人(さんじん)修行の日々/家族への疎隔感 2 生き難さを超えて 天命への畏怖と主体性/死後に神になる/慢心への警戒/生気ある身体への渇き/非知の身構え/孤独なアーティストの貌 3 非知と知のせめぎ合い 『仙境異聞』の文体/非知の時代・近代初発期(アーリィ・モダン)/知識...

星辰 Sei-shin | 2021.03.14 Sun 21:05

お知らせ 『J-POPの現在 ? 〈生き難さ〉を超えて』予約注文受付開始。

  先日お知らせいたしました『J-POPの現在 ?〈生き難さ〉を超えて』の予約注文の受付が開始になりました。     目次   第一部 超越   まえがき   #追いつめられている場所 ■ゴールデンボンバー「やさしくしてね」 ■上坂すみれ「POP TEAM EPIC」(アニメ『ポプテピピック』オープニングテーマ曲)   #無神論者の渇き ■HYDE「FAKE DIVINE」   #生命と虚無の振幅 ■YOSHIKI feat. HYDE「Red Swan」 ■YOSHIKI feat.サラ・ブラ...

星辰 Sei-shin | 2019.11.14 Thu 18:27

お知らせ 『J-POPの現在 ? 〈生き難さ〉を超えて』12月下旬発売予定

2019年12月下旬に発売予定となりました。   ********************************************     現在という時代の〈生き難さ〉にとって あのアーティストの意味とは? あの楽曲の意味とは?   気鋭の文芸批評家と歌人の対談による 軽快かつ繊細なJ-POP論。   アーティストたちの表現と時代の無意識が クロスする場所を読み解き、 〈現在〉の直面する課題とその超克への道筋を スリリングに語り尽くす。   1500円+税 Parade Books &nbs...

星辰 Sei-shin | 2019.11.10 Sun 18:15

はなびらと水のあはひの光かな

 はなびらと水のあはひの光かな  眞鍋呉夫    この季節になると、想い出す一句です。  満開の桜の枝が川面や湖面に伸びて、水に触れるか触れないかで揺れている。風次第で水に触れたり触れなかったり。そんな風景を見るたびにこの句が浮かびます。      しかしこの句を、具象的な風景としてだけ味わうのはもったいなくおもいます。  読み手次第でさまざまな象徴性を喚起されるでしょうし、映像が浮かぶにしても具象画のようであったり抽象画のようであったりするでしょうし、実に多...

川喜田晶子KJ法blog | 2018.03.30 Fri 18:57

〈生き難さ〉のアーカイブス〜「詩を描く」若者たち〜(連載第10回) 川喜田晶子

まだ見ぬ空    学生たちの表現は、一見、昨今のゲーム感覚に汚染されているかのようだが、短い詩篇の中で、この現実における己れの意味を賭けて静かに闘っていた。ゲーム感覚によって世界が狭窄されたのではなく、狭窄された世界観の喩としてのゲームである。狭窄された世界観との闘いは、むしろ古典的な相貌を帯びるほどだし、そこで彼らが見たいと望んだ「空」の風景は逆に新しい。        変身   M・M   ある日とつ然 空に亀裂が入る   異空間から怪物がやってき...

星辰 Sei-shin | 2018.03.22 Thu 21:24

東映初期カラーアニメーションのコスモス―『少年猿飛佐助』と『白蛇伝』を中心に―(連載第7回) 川喜田八潮

       12    ここで私が思い浮かべるのは、宮崎駿氏の息子の吾朗氏が監督して制作されたアニメ『ゲド戦記』の「結末」である。  宮崎吾朗の『ゲド戦記』は、ル=グウィンの原作とは違っている。  原作者は、アニメの出来ばえに大変不満で、原作に込められたメッセージと人物造型、表現内容の本質が歪められたと激怒しているようだが、原作はあくまでも原作であり、映画は、たとえ原作をふまえていても、芸術作品としては、全く別箇の独立した表現の産物とみなすべきである。  原作とアニメの違い...

星辰 Sei-shin | 2018.02.24 Sat 13:58

2017年を振り返って

   今年も霧芯館にたくさんの方々をお迎えし、KJ法とその世界観に、じっくり触れていただきました。  受講された方々を対象に開催しております夏・冬のワークショップでは、「〈違い〉がわかる瞬間」というテーマでグループKJ法に取り組んでいただき、〈現在〉の抱えている課題を浮上させてまいりました。  その中で、今年もさまざまな領域の方々と触れ合い、さまざまな現場の匂いを臨場感をもって味わう体験をさせていただくことができました。    いずこの現場でも、「今の学生は」とか「今の新人は...

川喜田晶子KJ法blog | 2017.12.28 Thu 18:26

〈生き難さ〉のアーカイブス〜「詩を描く」若者たち〜(連載第7回) 川喜田晶子

  〈自分〉が痛むとき?    学生たちの作品における〈自分〉の痛みは、「なぜ自分だけがこんなおもいを抱えているのか」といった問いというよりは、誰だって痛みは抱えているだろうけれども、決して共有などできないのだ、伝わることはないのだ、といった関係全般の不毛性の喩のように感じられる。関係とは不毛なものだ、世界は自分と他者とを繋いではいない、という風景を生きている。そこで発せられる個人の〈痛み〉は、掘り下げても掘り下げても類的な貌にはならない、という意味でのみ、〈現在〉という時代の...

星辰 Sei-shin | 2017.12.27 Wed 12:10

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