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JUGEMテーマ:美術鑑賞 NICHE GALLERY(中央区銀座3-3)では、 大川心平作品展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ー吹き溜まりは空に溶けてー。 絵画は平面の限られた区画内に、 見ることのできる何かを描いて、 何かが表現された結果です。 ですから、表現したい何かが、 画家の内面の記憶や感情、思いのような、 見ることのできないことなら、 見ることのできる何かに仮託せざるを得ません。 大作「吹き溜まりは空に溶けて」では、 画面の中央に、 渦巻で舞い上がるような枯...
画廊めぐりノート | 2023.02.06 Mon 04:51
JUGEMテーマ:美術鑑賞 Oギャラリー(中央区銀座1-4)では、住谷重光展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ー循・環・境ー。 見えたもの、感じたこと。 感じたことを 絵画という形式で表現する行為。 作品は、実像の残滓が見え隠れしながら、 画家が過ごしたその空間、時間が、 油絵具に姿を変え、再生されます。 観る側は、その遍歴の結果と向き合い、 それはきっと美しいという予感を抱きながら、 追体験します。 画家は聞こえない何かを聴き取り、 見えない何かを汲み取り、 すぐそ...
画廊めぐりノート | 2023.02.05 Sun 04:48
JUGEMテーマ:美術鑑賞 藍画廊(中央区銀座1-5)では、瀬古徹展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ーその庭を通りぬけてー。 画廊に入れば、 まずは、作品がどこにあるのかを探し、 次に、寄って行って、作品を観て、 後は、この場な何なのかを考えます。 小さな板にわずかな筆の跡が残っています。 この板に描画したというより、 例えば、板上で作業をすれば、 板に絵具が飛び散り、 その養生板を適当なサイズで切り分けた、的な、 制作意図やメッセージとは無関係の、 たまたまの出...
画廊めぐりノート | 2023.02.04 Sat 04:58
JUGEMテーマ:美術鑑賞 ギャラリーゴトウ(中央区銀座1-7)では、 塚本猪一郎展。 会場風景。 毎年暮れになると、ここ、ギャラリーゴトウでは、 塚本猪一郎展が開催され、 静かなクリスマス気分というか、 しっとりした楽しみの時間が味わえます。 日頃は特別でなかったことが、 なんだか素敵に感じてしまう。 塚本猪一郎の作品には、そのような不思議があります。 ジョアン・ミロのようにパラパラっと、 色々なものが等価に散らばっています。 こちらの方が、 タッチが軽く、即興的な感...
画廊めぐりノート | 2023.02.03 Fri 04:49
JUGEMテーマ:美術鑑賞 GalleryK(中央区京橋3-9)では、和野哲也展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ーいつくしみ深きー。 正方形、同一サイズのキャンバスに描かれた 3枚の抽象表現。 会場の3壁面に1点づつ展示されています。 全体感を味わったのち、 一つの壁面=1枚の作品と対峙します。 薄く溶かれた絵具で、 シンメトリーな構成による大きな形が描かれます。 卵のような、花のような、 丸みを帯びた優しい形です。 有機的な妖しさはなく、 寡黙でそこに在ります。 全体は赤っぽい...
画廊めぐりノート | 2023.02.02 Thu 04:51
JUGEMテーマ:美術鑑賞 SILVER SHELL(中央区京橋2-10)では、 Kim Min-song(キム ミンソン)展。 会場風景。 現実世界では出会えない風景、 でもそこに身を置いてみたい風景は、 それを夢み、希求している本人の内面だけにあります。 優れた画家の特権は、 それを絵画というスタイルで視覚化できてしまうことです。 画家の見たかった風景は、 第三者にとっても魅力的な風景で、 それが現実にはどこにもない分、 その風景は画面上だけの奇跡となります。 一歩間違えば、 ファンシーな軽いタ...
画廊めぐりノート | 2023.02.01 Wed 05:11
JUGEMテーマ:美術鑑賞 ギャルリー東京ユマニテbis(中央区京橋3-5-3)では、 東尾文華展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ー燦ー。 版画という画法や、写真のコラージュには、 作家と作品との間に、 ワンクッション、バッファーが生じます。 発想〜手(筆)〜絵具というダイレクトではなく、 機械的操作を介在させることで、 作品には、ニュートラルなふくらみが加わります。 モチーフは若い女性ですが、 モデルの容姿というより、 モデルの仕草、装いを描き出すことで、 若い女性という生き様...
画廊めぐりノート | 2023.01.31 Tue 05:04
JUGEMテーマ:美術鑑賞 ギャルリー東京ユマニテ(中央区京橋3-5-3)では、 黒田克正展。 会場風景。 展覧会タイトルは、 ーキャバレー・ヴォルテールは開いているか Part IIー。 キャバレー・ヴォルテールとは、 スイス、チューリヒにあった、チューリヒ・ダダの活動拠点。 第二次世界大戦後は閉鎖されましたが、 黒田克正はやる気満々のようです。 奔放に描き殴ったかのようなスピード感、力感が漂います。 スピード感、力感は、 目的ではなく、 素早く強く描けば勝手に現れるのでもなく、 描...
画廊めぐりノート | 2023.01.30 Mon 04:55
JUGEMテーマ:美術鑑賞 ギャラリーなつか(中央区京橋3-4)では、高浜利也展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ーいえあつめー。 エッチング・アクアチント等による版画作品展ですが、 単に作品を制作し、展示したのではなく、 落石(おちいし)計画と称される、 石膏10cm角の立方体の現地制作で積み上げる、 「対話空間(=銅版の茶室)」用に用意された 銅版画が紙に刷られ、展示されています。 制作上想定された空間、場面を想像しながら鑑賞してもよし、 前提を白紙にして、 目前の作品そのも...
画廊めぐりノート | 2023.01.29 Sun 04:56
JUGEMテーマ:美術鑑賞 SOKYO ATSUMI(品川区東品川1-32-8)では、 シルヴィ・オーヴレ展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ーマーガレット / Margueritesー。 陶による大型のオブジェ、小品とペインティング3点。 大型オブジェはこけしのような、 頭と胴だけのシンプルな成り立ちですが、 信楽焼の釉薬の複雑な窯変が、 深みある表情になっていて、 形がシンプルなだけに、 何やら雄弁に語っています。 立っているというか、たたずむようで、 姿形がどうこうより、 気配というか、何か...
画廊めぐりノート | 2023.01.28 Sat 04:48
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