JUGEMテーマ:美術鑑賞 ギャルリー東京ユマニテ(中央区京橋3-5-3)では、 黒田克正展。 会場風景。 展覧会タイトルは、 ーキャバレー・ヴォルテールは開いているか Part IIー。 キャバレー・ヴォルテールとは、 スイス、チューリヒにあった、チューリヒ・ダダの活動拠点。 第二次世界大戦後は閉鎖されましたが、 黒田克正はやる気満々のようです。 奔放に描き殴ったかのようなスピード感、力感が漂います。 スピード感、力感は、 目的ではなく、 素早く強く描けば勝手に現れるのでもなく、 描...
画廊めぐりノート | 2023.01.30 Mon 04:55
JUGEMテーマ:美術鑑賞 ギャラリーなつか(中央区京橋3-4)では、高浜利也展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ーいえあつめー。 エッチング・アクアチント等による版画作品展ですが、 単に作品を制作し、展示したのではなく、 落石(おちいし)計画と称される、 石膏10cm角の立方体の現地制作で積み上げる、 「対話空間(=銅版の茶室)」用に用意された 銅版画が紙に刷られ、展示されています。 制作上想定された空間、場面を想像しながら鑑賞してもよし、 前提を白紙にして、 目前の作品そのも...
画廊めぐりノート | 2023.01.29 Sun 04:56
JUGEMテーマ:美術鑑賞 SOKYO ATSUMI(品川区東品川1-32-8)では、 シルヴィ・オーヴレ展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ーマーガレット / Margueritesー。 陶による大型のオブジェ、小品とペインティング3点。 大型オブジェはこけしのような、 頭と胴だけのシンプルな成り立ちですが、 信楽焼の釉薬の複雑な窯変が、 深みある表情になっていて、 形がシンプルなだけに、 何やら雄弁に語っています。 立っているというか、たたずむようで、 姿形がどうこうより、 気配というか、何か...
画廊めぐりノート | 2023.01.28 Sat 04:48
JUGEMテーマ:美術鑑賞 THE ANZAI GALLERY(品川区東品川1-32-8)では、 コムロタカヒロ展。 会場風景。 筆者も含め、ほぼすべての人達が、 子供のころにお世話になっている、 ソフビと呼ばれる人形玩具があります。 ソフト塩化ビニールの略称で、 中身が空洞になっているフィギュア。 柔らかく、艶ありの鮮やかな発色、 関節部でパーツに分かれています。 大抵の人にはソフビ的造形という概念と、 ソフビ記憶が沁みついていて、 その造形言語通りの フォルム、素材感、成り立ちで作られた...
画廊めぐりノート | 2023.01.27 Fri 04:57
JUGEMテーマ:美術鑑賞 gallery UG Tennoz(品川区東品川1-32-8)では、 渡辺おさむ展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ーお菓子のユートピアー。 ファインアートの立体作品の見所は、 当然、美的ななにがしで、 それは、フォルム、素材感などの総合体として、 認識されます。 多くの場合、その美的評価のなかに、 「美味しそう」という指標はありませんが、 このように、いかにも美味しそうならば、 観る感覚が、少しずれ始めます。 実際のケーキが、「美味しそう」に見えるのは、 美味...
画廊めぐりノート | 2023.01.26 Thu 04:21
JUGEMテーマ:美術鑑賞 Contemporary tokyo(品川区東品川1-32-8)では、 きゃらあい × MINAMI展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ー遊具ー。 きゃらあいとMINAMIの二人展。 MINAMIはサイコロ形をひたすら繰り返しています。 江戸小紋のような同一パターンの反復ではなく、 向き、大小や、線の太細のバリエーションはあるものの、 全体として奥行き、空間、造形を表現する意図はなく、 意図的というより、 恣意的に変化を付けながら描き広げてゆくようです。 逆に、システムを持...
画廊めぐりノート | 2023.01.25 Wed 05:00
JUGEMテーマ:美術鑑賞 MU GALLERY(品川区東品川1-32-8)では、 MARIA SAKURAI(櫻井万里明)展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ーPLAY DOー。 パキッと塗り分けられているので、 シルクスクリーン等の版画作品に見えますが、 キャンバス上にアクリル絵具による手描きの作品です。 まず、そこに驚いてしまいます。 描かれたのは、生き物たち。 見慣れた動物由来のあれば、 奇想天外なクリーチャーもいますが、 それらを動物図鑑的に図解するのではなく、 それらが居ることが当たり前の前...
画廊めぐりノート | 2023.01.24 Tue 04:43
JUGEMテーマ:美術鑑賞 MAKI Gallery(品川区東品川1-32-8)では、 ヨーガン・アクセルバル & 井田幸昌展。 会場風景。 写真家のヨーガン・アクセルバルと 現代美術家の井田幸昌による二人展。 展覧会タイトルは、ーLUNAR ECLIPSEー。 ※月食 二回に分けて紹介します。 後半は、ヨーガン・アクセルバルの作品。 手段は写真ですが、 作品はそのような前提が無意味になるというか、 問う必要のない、 濃厚なイメージをはらんだ平面作品です。 写真は、固定したレンズでとらえた範囲の...
画廊めぐりノート | 2023.01.23 Mon 05:02
JUGEMテーマ:美術鑑賞 MAKI Gallery(品川区東品川1-32-8)では、 ヨーガン・アクセルバル & 井田幸昌展。 会場風景。 写真家のヨーガン・アクセルバルと 現代美術家の井田幸昌による二人展。 展覧会タイトルは、ーLUNAR ECLIPSEー。 ※月食 二回に分けて紹介します。 最初に井田幸昌の作品。 抽象、具象、平面、立体と、 作風、画法、素材の幅の広さに驚きます。 それらは、 同じテーマに対し、 姿形、手段を変えてアプローチしたというより、 完全にリセットされた状態で、 各制...
画廊めぐりノート | 2023.01.22 Sun 05:04
JUGEMテーマ:美術鑑賞 MAKI Gallery(品川区東品川1-32-8)では、 ブライアン・ハート展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ーReturn of the Hawthornー。 画面は上下に区画され、 それぞれに鮮やかな色が塗り込まれています。 下の区画に、何やら小さく、具体的なものが、 集まり、離れて、置かれています。 ここが室内であること、 描かれたのは、日常的な一コマであることが予感されます。 日常の空間としては、 不自然に拡大され、ビビッドですが、 日常を模した舞台装置として見る...
画廊めぐりノート | 2023.01.21 Sat 05:10
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