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JUGEMテーマ:美術鑑賞 児玉画廊 天王洲(品川区東品川1-33-10)では、伊藤美緒展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ーゆれてどこまでつづくやら ー。 キャンバス上に描かれる油絵具というのは こんなにも饒舌なのかと、 画面上に視線を這わせます。 画面上に視線を這わせることが快楽になってきます。 幾重ものレイヤーによって、 画面が一つの世界になった後、 油絵具は、その生な姿で踊り始めます。 そのストロークは素早く、 マチエールには重い粘性が漂い、 この状態への確信が感じ...
画廊めぐりノート | 2022.12.01 Thu 04:50
JUGEMテーマ:美術鑑賞 ホワイトストーン・ギャラリー(中央区銀座5-1-10)では、 小川剛展。 会場風景。 展覧会タイトルは、〜Surreal Prism―見えない実体〜。 美術は視覚に訴える造形芸術です。 作品は実体として展示されているので、 どのように感じ取るかは、 観る側の主観の問題ですが、 どのように見えているかは、不変で、共通のはずです。 今回の作品は、 有機的複雑さで造形されたアクリルの塊に、 特殊フィルムが装着されたオブジェです。 光を当てる〜影が床や壁に投影される。 視...
画廊めぐりノート | 2022.11.30 Wed 05:05
JUGEMテーマ:美術鑑賞 StepsGallery(中央区銀座4-4)では、菅沼緑展。 会場風景。 展覧会タイトル、作品名は、ーかたちのよせあつめー。 なるほど、形を寄せ集めるためには、 形は実体である必要があります。 形が寄せ集まった絵を描くことは出来ますが、 それは形を寄せ集めた行為ではなく、 行為としては、 形が寄せ集まった状態を描くことです。 さらに、実体としての形は、 純度の高い形でなくてはならず、 素材感や凹凸、 あるいは、 何かに見えてしまう類似性を排除しなければな...
画廊めぐりノート | 2022.11.29 Tue 04:57
JUGEMテーマ:美術鑑賞 Gallery-58(中央区銀座4-4)では、桑野 進展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ー男女の戯画ー。 桑野 進はドガやロートレックレベルのデッサン力がありそうですが、 19世紀後半と違って、 21世紀では、 もちろん、見えたそのまま描いてもいいのですが、 そのまま描くなててもいいという (意外と厄介な)自由が発見されたおかげで、 絵画は、 そのまま描ける画力の持ち主が、 そのまま描かないという、 画面上の重層的で複雑な出来事となり、 それが絵画の新たな...
画廊めぐりノート | 2022.11.28 Mon 04:57
JUGEMテーマ:美術鑑賞 コバヤシ画廊(中央区銀座3-8)では、浅葉雅子展。 会場風景。 赤い塊が、白地に浮かび上がっています。 この赤は、紅というより、 朱色(黄を帯びた鮮やか赤色)で、 神社の妖しい荘厳な場の色で、 あるいは、紅葉色で、 生気を孕んだ、自然現象としての 鮮やかな赤です。 赤い塊は、少女の衣装や座る椅子や、 背景の色で、 少女は赤い色煙の中で、 少女の時間に身を任せています。 浮世絵(春画)が、 衣装の模様と偽りながら、 独自のレイヤーで蠢いています。 ...
画廊めぐりノート | 2022.11.27 Sun 04:59
JUGEMテーマ:美術鑑賞 OギャラリーUP・S(中央区銀座1-4)では、久野隆二展。 会場風景。 太く重いストロークの一筆一筆が体を作ってゆきます。 体は肢体では終わらず、 次の何かへと踏み込んでゆきます。 体は皮膚の下の骨と筋肉でありつつ、 それが正確であるがゆえに、 体であることへの反発、違和感が発散されます。 観る側も、自身の内実に立ち会っているようで、 少し落ち着かない気分になりつつ、 こんな自分も潜んでいるのかと、 考えてみます。 少しの操作で美しく見えるものを...
画廊めぐりノート | 2022.11.26 Sat 04:55
JUGEMテーマ:美術鑑賞 Hikarie8/ CUBE 1,2,3(渋谷区渋谷2-21渋谷ヒカリエ8F)では、 paysage△展。 ※景色・風景(仏語) 会場風景。 波多野 武、青山拓磨、阿部 峻による3人展。 具象を手段とする内面風景。 仕草と同じく、 ちょっとした動作や身のこなしで、 見る側には内面の何かが感じられるものの、 本人にとっては、 無意識か、意図的かは その場のシチュエーションによるようです。 3人の作品で表現されたのは、 文字や記号のような解読可能なメッセージではなく、 仕草レベルの、 ...
画廊めぐりノート | 2022.11.25 Fri 04:27
JUGEMテーマ:美術鑑賞 ギャラリーコンセプト21(港区北青山3-15-16)では、 岩橋眞理展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ーLA PALETTE COUP D’ÉCLATー。 観る側にとって抽象画であっても、 描く側にとっては、 何かを抽象したのではなく、 何かそのものが、描き進めるうちに、 具体的な姿形が溶け始め、 最初の姿形から感じ取った直感的な美しさだけが 絵画として残されたならば、 第三者にとっては抽象に見える、 画家にとっての具体的な記録なのかもしれません。 だから、具体...
画廊めぐりノート | 2022.11.24 Thu 05:15
JUGEMテーマ:美術鑑賞 GALERIE SOL(中央区銀座1-5)では、 「選択の行方」展。 会場風景。 東京藝術大学と金沢美術工芸大学の 彫刻専攻の院生による4人展。 素材は金属、石、紙、人体。 出来上がった作品は、 金属らしからぬ、有機的蠢(うごめ)きがあり、 石らしからぬ、儚さ、軽やかさがあり、 紙らしからぬ、複雑な生気があり、 人体は固定されて彫刻となっています。 素材とテーマの選択と、その組み合わせの妙も、 作品の刺激の要素になっています。 ですから、 ここのす...
画廊めぐりノート | 2022.11.23 Wed 05:05
JUGEMテーマ:美術鑑賞 藍画廊(中央区銀座1-5)では、若宮綾子展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ー居間にてー。 床、壁、天井が真っ白の空間に、 か細い棒状のパーツが、 接合され、繋がり、組み合わされ、 ある状態でかろうじて固定されています。 各パーツは意外と造り込まれていて、 文字より文章といった感覚です。 外壁を覆う蔦のようですが、 成り立ち的には、 自然現象というより、人の意思による工作物で、 ※実際そうですが 一方で、その意思の所在が不明で、 居間でぽ...
画廊めぐりノート | 2022.11.22 Tue 05:05
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