JUGEMテーマ:美術鑑賞 GALLERY枝香庵(中央区銀座3-3)では、武沢昌子展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ー奏でる木、月今宵ー。 いつもは気にならなったことに ふと気付く。 なんで気付いたのかというと、 見え方が変わって、 自分にとって、 普通ではなく特別なことに変わったから。 その発見が嬉しくても、 多くの人はちょっとした驚きで終わってしまい、 注意は次に移ってゆき、 忘れられるのでしょう。 それが、 俳句を作る人なら、 刺激が強いうちに、 17文字に置き換えるだろうし、 ...
画廊めぐりノート | 2022.10.27 Thu 04:29
JUGEMテーマ:美術鑑賞 GALLERY枝香庵Flat(中央区銀座3-3)では、 大塚麻由ガラス作品展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ーうたかたのひかりー。 ガラスによる立体作品。 モチーフは動物や植物。 ガラス素材の特徴は、 透明な状態なら光を透過し、 不透明な状態なら、光を内部に宿すことです。 光は温かみの見え方ですから、 光をたたえたオブジェには温かさが漂います。 作家はモチーフを具象的に優しく柔らかに造形し、 作品はそれぞれの時間を静かに過ごしています。 観る側も同じ空間にい...
画廊めぐりノート | 2022.10.26 Wed 04:44
JUGEMテーマ:美術鑑賞 Gallery-58(中央区銀座4-4)では、 唐貫虹(TONG Kankou)展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ーEMBERSー。 ※残り火 青地にヒト型が浮かび出る イヴ・クラインの「人体測定(ANT66)」が思い浮かびます。 あの作品では、 女性という実体が、 かつてギャンバス上に存在したことを、 インターナショナル・クライン・ブルーが留めています。 一方でこれらの作品は、 女性が叢の上で昼寝をしていた痕跡、 といった趣で、 ひとの生々しさが薄れた分、...
画廊めぐりノート | 2022.10.25 Tue 04:54
JUGEMテーマ:美術鑑賞 コバヤシ画廊(中央区銀座3-8)では、 村上 早(むらかみさき)展。 会場風景。 銅版画の大作。 描かれたのは、 少女や動物たちの姿形ではとどまらない、 実際に何か行為の様子です。 行為は場所、状況が前提となり、 それらも描かれているようで、 画面には妙な具体性があります。 絵画の具体性に対して、 その経緯(いきさつ)は説明されず、 肝心なこと(事情)が分からないまま、 只ならぬ状況に出くわしたような、 居心地の悪さがあります。 その只...
画廊めぐりノート | 2022.10.24 Mon 04:41
JUGEMテーマ:美術鑑賞 Oギャラリー(中央区銀座1-4)では、山崎櫻子展。 会場風景。 絵具が気持ちよさげに散って、 重なって混じり合います。 水の流れや落下、 そこから起こる冷気、水飛沫(マイナスイオン)、 轟音、水煙。 実際の風景を描写するのではなく、 そのような、 目で見えるものではなく、 五感が感じ取ることを、 描き出すための抽象表現。 説明や記録を通してではなく、 体感が直接共有されます。 人が見えているのは表面に過ぎないが、 何かを確かめるように描い...
画廊めぐりノート | 2022.10.23 Sun 04:37
JUGEMテーマ:アート&クラフト JUGEMテーマ:美術鑑賞 先日、山種美術館の竹内栖鳳展に行ってきました。 日本画専門の山種美術館は、近代日本画の作品を沢山コレクションしています。 竹内栖鳳といえば、「班猫」 今回の展示では、太っ腹なことに写真が許可されていました。 素敵ですね~。猫の素晴らしさを、こんなに要素少なく描けるなんて何度見てもうきゃああと声が出そうになります。 今回の目玉はこちらでした。 軸物の作品が多く、全...
くまきち@kyonyamamoto | 2022.10.22 Sat 18:35
JUGEMテーマ:美術鑑賞 藍画廊(中央区銀座1-5)では、 上野茂都(UENO Shigeto)展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ー赤竜(ミミズの別名)ー。 古典模様柄の布で綿を筒状にくるみ、 あるピッチごとに縛って、 長さ2.5mほどのソーセージ状になった、 15点の作品が、 床に均等に並んでいます。 素材や制作方法は見ての通りなのですが、 鑑賞方法というか、鑑賞ポイントがわからず、 さりとて、簡単に立ち去り難く、 なんとなくぼんやりと眺めています。 展覧会タイトルが、赤竜(ミミズの別...
画廊めぐりノート | 2022.10.22 Sat 04:30
JUGEMテーマ:美術鑑賞 ギャラリー小柳(中央区銀座1-7)では、杉本博司展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ーOPERA HOUSEー。 ヨーロッパにある数百年を経たオペラ劇場の、 客席から舞台を撮った写真作品。 舞台の背面にスクリーンが架かり、 一面に白く発光し、 その反射光で劇場の内部が、 様式建築の豪華で緻密な装飾とともに、 薄暗く浮かび上がっています。 杉本博司にとっての写真は、 刺激を受けた場面を単に写し撮る道具ではなく、 特定の場面をろ過し、 そこに潜む、 悠...
画廊めぐりノート | 2022.10.21 Fri 04:43
JUGEMテーマ:美術鑑賞 StepsGallery(中央区銀座4-4)では、小林誠展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ーthe way the fish goー。 画面を縦横に走る赤い帯は、確かに金魚の群れのようです。 画面のレイヤーでは、 金魚の帯は下層にあるようで、 その上に水草や光の反射が重なり合っています。 ですから、視点は、 御馴染みの水槽の側面ではなく、 上から見下ろしています。 ※水底から見上げているのかもしれません。 金魚の姿形はリアルですが、 それ以外の要素は 図案的に配置的に抽象化さ...
画廊めぐりノート | 2022.10.20 Thu 04:31
JUGEMテーマ:美術鑑賞 巷房・階段下(中央区銀座1-9)では、 菅野美榮(Kanno Yoshie)展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ー旅する種子2022ー。 親元に落ちたのでは種の継続、繁栄が期待薄なので、 生活の場を拡大するため、 自然の力を巧みに利用して、 親元から出来るだけ遠くに離れるスキルを獲得した 多くの種子散布系の植物があります。 風に飛ばされ、水に流され、人にくっつき、 アリに運ばれ、動物の餌となり・・・。 よく考えてみると、 驚くべき神秘的な仕組み、営みです。 その驚きは...
画廊めぐりノート | 2022.10.19 Wed 05:18
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