JUGEMテーマ:美術鑑賞 KENJI TAKI GALLERY(港区六本木6-6-9)では、 Wolfgang Laib(ヴォルフガング・ ライプ)展。 会場風景。 木で造形され、蜜蝋で覆われた立体作品は、 明確で声高でなく、 僅かに何かの形を成しています。 山状の作品はUntitledながら、 ジッグラトというカッコ書が付いています。 ジッグラトは古代メソポタミアの階段状の聖塔で、 確かに筆者の記憶の残像にも このようなシルエットがあります。 下面が細く、上面が平らな丸い作品は舟。 一見、 モチーフの形...
画廊めぐりノート | 2022.11.05 Sat 04:53
JUGEMテーマ:美術鑑賞 オオタファインアーツ東京(港区六本木6-6-9)では、 久門剛史展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ーRiverー。 基材となるものを造形して立体作品にするのではなく、 既製品を加工して、組み合わせ、 パーツどうしの関係性をつくり、 照明効果を組み込み、 特定の状況を生み出しています。 日常生活では出会える類のものではなく、 特殊な状況ですが、 感覚レベルまで掘り下げると、 「思い当たる」何かがあります。 「Verse...
画廊めぐりノート | 2022.11.04 Fri 04:38
JUGEMテーマ:美術鑑賞 TARO NASU(港区六本木6-6-9)では、 Works on Paper展。 会場風景。 「Works on Paper」の意は、 紙を基材とした平面作品とうことですが、 ニュアンスとしては、 ペインティングに対するドローイング、 タブローに対するスケッチの感じです。 思い付いた、気付いた、見付けた、 驚いた、見直した・・・のような、 衝動、刺激は、その衝動、刺激の鮮度が落ちないうちに、 描き留めておけば、 描いた理由が冷凍保存されるのでしょう。 作品は、 捉える感性と、表...
画廊めぐりノート | 2022.11.03 Thu 04:39
JUGEMテーマ:美術鑑賞 大学の同窓生が出品している創画会展に行ってきました。 第49回展10/24-30 東京都美術館 創画会は日本画だけの会で、私の学生の頃日本画の画学生は挙って挑戦していました。 今も京都市立芸術大学の卒業生がたくさん活躍していると思います。 都美館の三室を使っての展示で、見ごたえがありました。 日本画はもともと好きで、なぜか染織の方に進みましたが、京都市芸術大学の工芸科を受からなかったら、 嵯峨美で日本画を学んでいたはずでした。 公募に挑戦...
くまきち@kyonyamamoto | 2022.11.02 Wed 12:43
JUGEMテーマ:美術鑑賞 KOTARO NUKAGA・六本木(港区六本木6-6-9)では、 田村友一郎展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ーNー。 隣接した二つの展示室で構成されます。 手前の部屋は、 陽光が降り注ぎ、明るく、 床は原色の黄色いカーペットが敷き詰められ、 床上には、カーペット素材の丸い塊が 散在しています。 床にはボンベ、壁にはスニーカー。 奥の部屋は、 一転薄暗く、 灰色のカーペット、 床には、トラの脚だけが点在し、 壁にはゴリラマスク、その左右に槍。 二つのエリアの...
画廊めぐりノート | 2022.11.02 Wed 04:53
JUGEMテーマ:美術鑑賞 YKG(港区六本木6-6-9)では、ミヤギフトシ展。 会場風景。 展覧会タイトルは、 ーAmerican Boyfriend: Bannersー。 表現したいことと、 伝えたい事は、 その目的によって手段も異なります。 内容の正確な伝達は、 文字化(図示化)が適していますが、 正確に把握しきれない、ニュアンスレベルの表現ならば、 別の視覚化が試行されます。 この作家は、 テキストを布に綴っています。 布は、単なる布ではなく、 「banner(旗)」であることが前提になっています。 ...
画廊めぐりノート | 2022.11.01 Tue 05:02
JUGEMテーマ:美術鑑賞 ペロタン東京 (港区六本木6-6-9 )では、 ダニエル・アーシャム展。 会場風景。 展覧会タイトルは、 ー31st Century Still Lifes (31世紀の静物)ー。 コンセプチュアルな作風ながら、 美的に造られた美術作品でもあり、 そのバランンスの良さが心地良い鑑賞体験です。 31世紀は、西暦3001年から西暦3100年までの100年間。 今から1000年後です。 その時代に静物画が描かれるなら、 スニーカーや書籍、古代彫刻は、 遺物として等価に捉えられるのでしょうか。 ...
画廊めぐりノート | 2022.10.31 Mon 04:45
JUGEMテーマ:美術鑑賞 国立新美術館(港区六本木7-22)では、第77回 行動展。 第1室 会場風景。 Termini 汐月 顕 密度の濃い沈黙。 流転’22-9 桜井忠彦 基材のキャンバス、 残されたフラットな絵具。 出現した皺のある場面。 絵画は何かのイリュージュンのはずですが、 この作品はこの状態の実体です。 日々の欠片 中田純子 画面もパーツも異なる質の高さを維持した抽象表現。 移ろい? 肥田敬子 描いた途端に固...
画廊めぐりノート | 2022.10.30 Sun 04:27
JUGEMテーマ:美術鑑賞 国立新美術館(港区六本木7-22)では、 第85回 新制作展。 彫刻部会場風景。 vanishing point テラコッタ 西井武徳 ざっくり力のこもった塊と、 金色の彩色で、 野生に備わった威厳が漂います。 前奏曲 XLIX 石膏(一部ポリエステル樹脂) 協友 笠井利彦 具象系の裸婦像群の中で、 自然と目を引いてしまうのは、 自然体としての官能だからでしょうか。 happying#1 縄文土器片 会員 増井岳人 happying#11 縄文土器片 会員...
画廊めぐりノート | 2022.10.29 Sat 04:46
JUGEMテーマ:美術鑑賞 国立新美術館(港区六本木7-22)では、 第85回 新制作展。 第1室会場風景 まつり 走馬灯 会員 佐藤泰生 画面全体で特別で具体的な 空気感が生まれます。 ある程度の具象でなければ、 この感じは出せません。 ライフ 「ビート」 会員 金森宰司 具象として再現され、 抽象としてディフォルメされたから、 単なるノイズではなく、 特定のビートが流れます。 Forest of Creation 会員 菅沼光児 ...
画廊めぐりノート | 2022.10.28 Fri 04:46
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