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JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「英語で日本語を考える」 片岡義男 著 ちくま文庫 9月5日に読み始め、9月8日に読了 現在の片岡義男の知名度は、どの程度なんだろうか。 30代の語学オタクのけのある会社の後輩に、知っているか訪ねたら知らないと返ってきた。 その上の世代の本好きに訊いたら知っていると。 さらにその上の、小説をあまり読まないと思われる後輩に訊いたら、また知らないという返答だった。 私の感覚では、映画化もされた「スローなブギにしてくれ」「メイン...
バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2024.11.20 Wed 22:50
JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「パナマの仕立屋(上・下)」 ジョン・ル・カレ著 田口俊樹 訳 ハヤカワ文庫NV 8月26日に読み始め、9月6日に読了。 原著の刊行は1996年、日本で集英社から単行本が出たのは1999年。 25年経った今年、ハヤカワ文庫から文庫本が刊行された。 この間に著者は亡くなり、パナマ運河の所有権はアメリカからパナマに移った。 今まで何作かル・カレの作品を読んでいるが、いずれも難解だった印象が強く残っている。 スパイ小説だから敵か味方かよく...
バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2024.11.09 Sat 22:29
JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「夜行列車盛衰史 ブルートレインから歴史を彩った名列車まで」 松本典久 著 平凡社新書 8月25日に読み始め、9月1日に読了 鉄道ファンになったばかりの小さかった頃、寝台列車=ブルートレインだと思っていた。 客車の意味がよくわからなかった頃だ。 少し下って中学時代、冬の体育の授業で安倍川沿いの道を南北に走ることがあった。 授業が1時間目のとき、上りのブルートレインが国鉄の安倍川橋梁の上を走るのを見た覚えがある。 なんかもっと走れそう...
バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2024.11.08 Fri 22:56
JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「世界でいちばん透きとおった物語」 杉井光 著 新潮文庫 8月24日に読み始め、8月25日に読了 サボっていたわけではないつもりなのだが、いつの間にか読書記録が2ヶ月以上遅れてしまっている。 直ぐに元に戻れる段階ではないことは言うまでもなく、地道に詰めていくしかないだろう。 今回は8月に読み終えた小説。 鹿児島遠征の行き帰りで読んだ記憶がある。 決して厚い本ではないが、それでも2日で読み終えている。 一人で新幹線に乗ってい...
バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2024.11.06 Wed 22:38
JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「実歴阿房列車先生」 平山三郎 著 中公文庫 8月19日に読み始め、8月24日に読了 内田百?の著作は、だいたい読んだと思う。 編集方針が違うものの、文庫全集といってもいい形で福武文庫とちくま文庫から刊行されていて、それらで読んだ。 すでに亡くなって50年以上経っていて、今さら新しい作品が生まれるはずもないが、ふと思い出されて百?の文章を読んでみたくなるときがある。 ちょうどそんなときだっただろうか、今年の7月に「百鬼園先生と私」という文庫...
バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2024.10.25 Fri 22:52
JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「久米宏です。 ニュースステーションはザ・ベストテンだった」 久米宏 著 朝日文庫 11月14日に読み始め、11月20日に読了。 やっと読み終えてからひと月以内に記事をアップするところまできた。 モチベーションが高まってきているので、このペースでブログを更新していきたい。 2017年に単行本として刊行された本の文庫化。 単行本刊行時に店頭で見かけ、そのときに思ったことがある。 いや、『ザ・ベストテン』じゃなく、『TVスクランブル』が『...
バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2024.10.21 Mon 21:41
JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「モルグ館の客人」 マーティン・エドワーズ著 加賀山卓朗 訳 ハヤカワ・ミステリ文庫 8月17日に読み始め、8月23日に読了 名探偵レイチェル・サヴァナクをシリーズキャラクターとするシリーズの二作目。 一作目の「処刑台広場の女」では、シリーズキャラクターの生まれる過程と活躍が見事に描かれ、読み終えてすぐ、次作も読もうと思った。 だからこの二作目は評判等は気にしないで、刊行されたらすぐ読もうと初めから思っていた。 それに加え、新刊の題名を...
バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2024.10.19 Sat 22:28
JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 『カレー移民の謎 日本を制覇する「インネパ」』 室橋裕和 著 集英社新書 8月13日に読み始め、8月18日に読了 久しぶりの読書の記事となってしまった。 読み始めてからすでに2ヶ月以上が経ってしまっている。 記憶がおぼろげになっているところもあるが、大変面白い本だったので、なんとかこの本の魅力を伝えたいと思っている。 副題の「インパネ」とは、もちろん車の部品のことではない。 『ネパール人経営のインドカレーの店」のことである。 ...
バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2024.10.17 Thu 22:56
JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「あなたが誰かを殺した」 東野圭吾 著 講談社 8月12日に読み始め、8月15日に読了 加賀恭一郎シリーズの最新刊。 評判がいいので、文庫化を待たず単行本で読んでしまった。 シリーズ前作と前々作は、加賀と彼のいとこの松宮脩平の過去を明らかにする意図を感じた作品だった。 それで一旦ケリを付けたかのように、この作品では一転、黄金時代の本格ミステリかと思ってしまうような構成・展開となっている。 私が持っているのは第7刷で...
バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2024.09.27 Fri 22:52
JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 『幸福な退職 「その日」に向けた気持ちいい仕事術』 スージー鈴木 著 新潮新書 6月26日に読み始め、7月1日に読了。 音楽評論家スージー鈴木の本職は、博報堂勤務それも役職が局長のサラリーマンだった。 そして55歳で退職していた。 書店の平台にこの本が並んでいるのを見たとき、「スージー鈴木」と「仕事術」のミスマッチぶりに興味を惹かれすぐに購入してしまった。 今までスージー鈴木の音楽本は何冊か読んでいて、このブログでも「EPICソニー...
バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2024.09.25 Wed 21:37
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