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活字中毒〜読書記録〜
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活字中毒〜読書記録〜

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活字中毒〜読書記録〜
このテーマについて
読書感想文ではなく読書記録。
とにかく既読本を記録しておきたい!
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著者の×が意味するところ

JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「屍者の帝国」 伊藤計劃×円城塔 著 河出文庫 7月14日に読み始め、7月20日に読了   今年上期に行われた河出文庫のフェアの中の1冊。 単行本刊行時に話題になった覚えがあり、文庫化されたら読もうと思った気がする。 だが文庫化されたのに気づかずにいて、いつの間にやら単行本から13年、文庫化されてからも10年以上が経っていた。 6月だと思うが、よく行っていた書店でフェアが行われていて、やっと購入したのでした。   上で話題と書いたが...

バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2025.10.26 Sun 22:06

犯人に同情できないものの

JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「誘拐」 本田靖春 著 ちくま文庫 7月5日に読み始め、7月15日に読了   『講談社 本田靖春ノンフィクション賞』という文学賞がある。 第44回の受賞作「嫌われた監督」を今年の2月に読んでいる。 もともとは『講談社ノンフィクション賞』という名称だったが、2019年に現在の名称に変更された。 本田靖春というノンフィクション作家は、賞にその名を残すに足る人物だと講談社が判断したのだろう。 大げさに言えば、吉川英治か江戸川乱歩と肩を並べる存在と言え...

バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2025.10.22 Wed 15:45

高度な独創性orアンフェア

JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「アクロイド殺し」 アガサ・クリスティー著 羽田詩津子 訳 ハヤカワ・クリスティー文庫 7月4日に読み始め、7月11日に読了   ミステリ好きであれば、だれもが一度は聞いたことのある書名だろう。 私ももちろん知っていた。 だが読んだことはなかった。 6月に「8つの完璧な殺人」を読み終えたが、その時に、近いうちにこちらの本を読もうと思い、ほぼひと月後に読み終えた。   なぜこの本が有名なのか。 それは、簡単に書くと意外過ぎる犯人、...

バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2025.10.19 Sun 22:17

「調べる技術」の著者とは

JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「立ち読みの歴史」 小林昌樹 著 ハヤカワ新書 6月24日に読み始め、7月4日に読了   書店で見かけたとき、面白いテーマだと思った。 腰を据えて立ち読みしようかという気持ちにちょっとなった。 また腰巻に”読書猿(『独学大全』著者)推薦“とある。 読書猿が薦める本に外れはないと思っているので、合わせ技一本で、知らない著者だけど読んでみようと思った。   ところが著者紹介の欄を見たら、この著者の本を二冊も持っているじゃない...

バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2025.10.17 Fri 22:22

横浜 妾腹の子 邸宅小部屋

JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「檜垣澤家の炎上」 永嶋恵美 著 新潮文庫 6月22日に読み始め。7月1日に読了   いきなり腰巻の文句を並べる。   『このミステリーがすごい! 2025年版』宝島社 第3位 恩田陸さん絶賛! 『小公女』×『細雪』×『レベッカ』!不思議と後を引く懐かしい面白さ。   全然知らない作家の文庫書下ろし小説が、「このミス」で3位に入った。 まずは読んでみようと思った。 本を手に取って、腰巻の文句をしばらく眺める。 「小...

バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2025.10.12 Sun 23:03

裏切り者の汚名は今も残り

JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「裏切り者の中国史」 井波律子 著 講談社学術文庫 6月16日に読み始め、6月23日に読了   『講談社学術文庫2025春フェア』の中の一冊。 当時行きつけの書店でフェアが行われていて、何か一冊この中から読もうと思い、選んだのがこの本。 フェア共通の腰巻きのため本の内容紹介のような文句はなく、『読んでみよう!学術文庫Lightセレクション』とあるのみ。   選んだ理由だが、やはり著者の名前によるところが大きい。 このブログでも著者の本を二度紹...

バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2025.10.08 Wed 23:21

華文ハードボイルドだど!

JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「台北プライベートアイ」 紀 蔚然 著 舩山むつみ 訳 文春文庫 6月15日に読み始め、6月22日に読了   台湾の作家の小説デビュー作。 いつものように腰巻きの文句を並べてみる。   『素人探偵vs.連続殺人鬼  台湾発 華文ハードボイルドの決定版!  翻訳ミステリー大賞&ファルコン賞 ダブル受賞』   翻訳ミステリー大賞がどういったものかは想像がつきやすいだろうが、ファルコン賞は説明が必要かもしれない。 日本のハードボイル...

バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2025.10.06 Mon 22:09

時間旅行ツアーの当事者達

JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 『歴史のダイヤグラム〈3号車〉 「あのとき」へのタイムトラベル』 原武史 著 朝日新書 6月11日に読み始め、6月15日に読了   朝日新聞土曜版別刷り連載をまとめたものの書籍化も、この本で3冊目。 〈3号車〉と書くのがこの著者らしいところ。 「のぞみ」でいえば、ここから指定席車両だ。   まず章題を並べる。    第一章 時刻表から読み直す、あの事件  第二章 皇族も政治家も、みんな鉄道を使っていた  第三章 作家が愛し...

バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2025.10.05 Sun 22:52

なぜその正答が出てくる?

JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「君のクイズ」 小川哲 著 朝日文庫 6月8日に読み始め、6月13日に読了   また腰巻の文句を並べるが、今回は表紙面ではなく裏表紙面から。 『第76回日本推理作家協会賞受賞』 『2023年本屋大賞ノミネート』 『話題沸騰の大ヒット作がついに文庫化!!』 『描かれるのは、クイズの美しさとクイズに囚われた人の熱、そして私たちが出会う世界のすべてー。 ロジカルなのにエモーショナルでどこか可笑しい。 ジャンルを飛び越えて巷を騒がせ続けた唯一無二の...

バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2025.09.25 Thu 23:59

出版人として最後の奉公を

JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「完全版 最後の角川春樹」 伊藤彰彦 著 河出文庫 6月3日に読み始め、6月10日に読了   硬い出版社だった角川書店(現在はKADOKAWA)を、エンタテインメント路線に舵を切り大出版社まで育て上げた二代目社長・角川春樹の評伝。 例によって腰巻の文句を書いてみる。   『風雲児 魂の光跡 そして彼はいま、活字と書店を守る最後の戦いに挑むー。 永遠の不良が戦後最大の出版人になるまで。傑作評伝に大幅加筆した決定版。』   著者は映画史家...

バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2025.09.13 Sat 18:43

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